1,800円以上の注文で送料無料

桜の下で待っている の商品レビュー

3.6

87件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2017/04/23

図書館で借りたもの。 初読みの作家さん。 面倒だけれど愛おしい「ふるさと」。新幹線で北へ向かう5人。その先に待つものは――。 この季節に読めて良かった。 読み進めるのに時間がかかった。 表題作が好きかな。

Posted byブクログ

2017/04/04

宇都宮、郡山、仙台、花巻、と東北新幹線に慣れ親しんだ身としては親近感のある風景が、著者の色鮮やかな表現力で温かく描かれていた。 読み終わったあとに、春の中を旅した様なすっきりとした気分になりました。 装丁のイラストと、物語の雰囲気がよくマッチしていた。 最後の物語が、どの話にも出...

宇都宮、郡山、仙台、花巻、と東北新幹線に慣れ親しんだ身としては親近感のある風景が、著者の色鮮やかな表現力で温かく描かれていた。 読み終わったあとに、春の中を旅した様なすっきりとした気分になりました。 装丁のイラストと、物語の雰囲気がよくマッチしていた。 最後の物語が、どの話にも出てきた客室販売のお姉さんが主人公になっていて、働く人の日常も描かれていたのがよかった。

Posted byブクログ

2017/04/03

それぞれの事情で東北新幹線で北へと向かう4人と車内販売のお姉さんの短編集。もう、単純に旅情がかきたてられた。夏井の千本桜いつか見に行きたい、ままどおるが久しぶりに食べたくなった。郡山にある婚約者の実家へ向かう『からたち香る』と小学生の女の子が主人公の『ハクモクレンが砕けるとき』が...

それぞれの事情で東北新幹線で北へと向かう4人と車内販売のお姉さんの短編集。もう、単純に旅情がかきたてられた。夏井の千本桜いつか見に行きたい、ままどおるが久しぶりに食べたくなった。郡山にある婚約者の実家へ向かう『からたち香る』と小学生の女の子が主人公の『ハクモクレンが砕けるとき』が特に印象に残りました。どの話も劇的なものが待っている訳じゃないけど、じんわり心に沁みる。彩瀬さんの表現は何故だか私の心の琴線に触れ、きゅっと胸を掴まれる感じになり、読後は気持ちが柔らかく解きほぐされました。

Posted byブクログ

2017/02/22

実家との確執、地元への愛着、生をつなぐこと、喪うこと。面倒だけれど愛おしい「ふるさと」をめぐる連作短編集。 全体的にふんわりしたお話。 「モッコウバラのワンピース」「ハクモクレンが砕けるとき」が良かった。

Posted byブクログ

2017/02/12

悪い意味じゃなく ふわーっとしたお話だったな。 わたしも新幹線に乗って どこかへ行きたいなって思った。

Posted byブクログ

2016/10/07

なんとも言えない読後感。あったかいとか切ないとか一言で表せない。でもすごく良い本だった。泣かせたくはないかもしれないけど思わず泣いちゃう本だった。郷愁が心に残る。

Posted byブクログ

2016/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東北新幹線に乗った人の織りなす物語5編を収録。本作では「神様のケーキをほおばるまで」や「骨を彩る」なんかに比べて、灰汁を薄くして舌触りのよいほっこりした物語に仕立てている。 「読書は癒しの時間」という人は、本作から綾瀬ワールドに触れていくことをお勧めする。 生まれてからずっと関西に住んでいる俺にとって、日本の中でも東北というのは縁の薄いところで、今まで仙台に1回行ったことあるのみ。あとは文献やテレビでかじったことしか知らない。 そんな東北素人の俺にとって、この短編集で味わう東北風味は実にとっつきやすかった。福島のこと、宮澤賢治のこと、宇都宮餃子のこと(これは北関東だが)…、どれもこれもとっつきやすい異文化で、「普通に俺らとおんなじ日本人やん」とすんなり感じ入った次第…って当たり前やけど。 特にスゲーことは起こらない、でもスゲーことだけが人間を物語るわけではない。日常の中にあって心を動かしてくれること。そこをトリミングするテクニックを小説と呼んでもエエのかなぁと、この本はそんなことも思わせてくれる。

Posted byブクログ

2016/06/23

表題作が好きだなぁ。 新幹線に乗って故郷に帰るとき、 よりも、 ふるさとから戻るときのそれぞれの表情が好き、 というさくらさん。 そういうシーンにはあまり出会わないし、 私のふるさとはとても近い距離。 だけど、なんだかわかるなぁ と想像できる気がした。 列車の車内販売は廃...

表題作が好きだなぁ。 新幹線に乗って故郷に帰るとき、 よりも、 ふるさとから戻るときのそれぞれの表情が好き、 というさくらさん。 そういうシーンにはあまり出会わないし、 私のふるさとはとても近い距離。 だけど、なんだかわかるなぁ と想像できる気がした。 列車の車内販売は廃止されていくところが多いけど、 残してほしいな、と思った次第。 モッコウバラのワンピースのおばあちゃんみたくなりたいな。 歳とって恋する感覚が感じられるなんて なんて!!!幸せ!

Posted byブクログ

2016/06/15

http://tacbook.hatenablog.com/entry/2016/05/20/232306

Posted byブクログ

2016/04/04

登場する人物によって異なる様々な形の故郷を著した温かい小説です。故郷とは、自分の帰る場所。それは、さまざまな人との関係によって築かれたもののように思えました。

Posted byブクログ