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桜の下で待っている の商品レビュー

3.6

87件のお客様レビュー

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2016/03/24

「ふるさと」にまつわる5編の短編集。結婚式や法事、様々な用事で色々な感情を抱えつつ新幹線に乗り故郷へ帰省する人たちの物語。 故郷や家族は面倒なこともたくさんあるけど、愛おしさもいっぱい。春の陽気のようにほっと心温まる物語たちでした。

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2016/03/19

面倒だけれど愛おしい。「ふるさと」をめぐる5つの物語。 桜前線が日本列島を北上する4月、新幹線で北へ向かう男女5人それぞれの行先で待つものは。 実家との確執、地元への愛着、生をつなぐこと、喪うこと…… 複雑にからまり揺れる想いと、ふるさとでの出会いを あざやかな筆致で描く、「はじ...

面倒だけれど愛おしい。「ふるさと」をめぐる5つの物語。 桜前線が日本列島を北上する4月、新幹線で北へ向かう男女5人それぞれの行先で待つものは。 実家との確執、地元への愛着、生をつなぐこと、喪うこと…… 複雑にからまり揺れる想いと、ふるさとでの出会いを あざやかな筆致で描く、「はじまり」の物語。 (アマゾンより) ~~~~~~~~~~~ 東北新幹線・故郷にまつわる短編連作。 彩瀬まる氏の本は2冊目。好みです。女性らしい文章と・・・ R-18文学出身だからかな?いきなりセックス云々という言葉がでてきたり(苦笑。でも、もゥオバハンなので、そういうのスルーできるんで、気になりません。) 彩瀬氏=1986年生まれということですが、イメージとしてはもっと、だいぶ年配の女性が描きそうなイメージです。読者層も、40代以降の女性がターゲット、かな。 アマゾン紹介で「実家との確執」とありますが、確執さえも、彩瀬まる氏が描くとやさしく癒されます。 著者の「暗い夜、星を数えて」が読みたいです。 (図書館で予約待ち中)。

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2016/03/13

そろそろ桜のほころびが気になる頃、ジャケットも素敵。収録されている短編はどれも日常の中にあるほんのり非日常というか。どれも印象に残る素敵なお話でした。東北とお花にゆかりのあるお花だったので、311にまつわる話があったりとなんともタイムリー。表題作が一番好き。東京タワーが見える部屋...

そろそろ桜のほころびが気になる頃、ジャケットも素敵。収録されている短編はどれも日常の中にあるほんのり非日常というか。どれも印象に残る素敵なお話でした。東北とお花にゆかりのあるお花だったので、311にまつわる話があったりとなんともタイムリー。表題作が一番好き。東京タワーが見える部屋にすみたいなぁ。自分の核というか、今ある中で大事なものを大切にしたいと思います。

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2016/02/25

変化は、怖い。 けれど、なくした時点で私たちの関係や人格は、定着する。ということは、変わって然りなのか。 変わっていいのかもしれない。 次に着くまでの間、新幹線で一息ついたら世界が大丈夫に見える気がする。

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2016/02/15

最終章の桜の下で待っているがなければ、東北新幹線沿線の全く退屈な物語でした。 でも最終章でやっと作者の伝えたい事が分かった感じです。

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2016/01/31

表紙の雰囲気から、暖かくほっこりした話と思って読んだけれど、読んでいてしんみりする場面が多かった(--、)どの話も普通に起こりそうで身近に感じた(^^)

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2016/01/24

人々の思いを乗せて、新感線は北へ走る。綾瀬まるさんの作品は母子関係を扱ったものが多いと思う。この作品もそう。良かった。つい泣きそうになった。 2015.1

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2016/01/19

最後、じんわりと暖かい気持ちと共にちょこっとだけ涙が。それぞれに大切な人がいて、家族だったり友達だったり恋人だったり。不器用だけど、大切だという思いを深めていくそれぞれの物語でした。新幹線と少しずつのリンク。やっぱりタイトルにもなった最後の章が一番好きです。会いに行きたくなるし、...

最後、じんわりと暖かい気持ちと共にちょこっとだけ涙が。それぞれに大切な人がいて、家族だったり友達だったり恋人だったり。不器用だけど、大切だという思いを深めていくそれぞれの物語でした。新幹線と少しずつのリンク。やっぱりタイトルにもなった最後の章が一番好きです。会いに行きたくなるし、会いに来てほしくなる。できれば遠くからがいいかな笑 そんなわがままを言いたくなる読後でした。

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2015/11/29

彩瀬さんの本やっぱり好きやなあと思う。今回は新幹線で、それぞれのふるさとへ帰っていく5つの短編集。 それぞれの家族があって、ストーリーがあって。最後はどこかほっとさせてくれる。終わりが明るいとやっぱりなんだか清々しくていいな。 月一くらいで新幹線に乗ってるけど、時間帯によって乗...

彩瀬さんの本やっぱり好きやなあと思う。今回は新幹線で、それぞれのふるさとへ帰っていく5つの短編集。 それぞれの家族があって、ストーリーがあって。最後はどこかほっとさせてくれる。終わりが明るいとやっぱりなんだか清々しくていいな。 月一くらいで新幹線に乗ってるけど、時間帯によって乗ってるお客さんの顔つきが違うっていうのもよくわかる気がするな。

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2015/11/29

15/11/28 “ホームにすべり込んできた新幹線は洗ったばかりのように輝いていた。”から始まる一文がすごく良いし、“もうすぐこの部屋に、新しい季節がやってくる。”の終わりの一文もこれまたすごく良い。彩瀬まるさんの筆致はだいすきだ私。 お気に入りは、はじめの『モッコウバラのワンピ...

15/11/28 “ホームにすべり込んできた新幹線は洗ったばかりのように輝いていた。”から始まる一文がすごく良いし、“もうすぐこの部屋に、新しい季節がやってくる。”の終わりの一文もこれまたすごく良い。彩瀬まるさんの筆致はだいすきだ私。 お気に入りは、はじめの『モッコウバラのワンピース』。ばあちゃんと智也の会話がどれもほっこりとしてかわいくてくすぐったい。それと4つ目の『ハクモクレンが砕けるとき』も幻想的な白昼夢っぽいかんじが良い。宮沢賢治が読みたくなった。 ・東京では誰よりも近い二人でいられるけれど、この土地には私の存在よりもさらに深く、由樹人に染みついているものがある。噛みしめるように思い、律子はぼんやりと車窓を眺めた。好きな人の起源がいとしく、同じくらいにうとましくもあるような、妙な気分だ。(P67 からたち香る)

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