アルジャーノンに花束を 新版 の商品レビュー
感動した。誰からどんな形で語らせるか、という物語の描き方が素晴らしい。最初の方は読むのが大変だったが、きちんと読んでいて良かった。その分作者の意図していた強弱を感じることができたと思う。
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うーん。 何て書いていいのか分からない。 ただ、すごいものを読んだことは分かる。 上手く言えないが、 読んでいる間中、不思議な恍惚感と底知れぬ恐怖と拭えない絶望があった。 何かを得ても何かを失う。 変わらない本質は何なのか? アルジャーノンとチャーリーに、誰か花束を。
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名作をやっと読みました 本人が書く日記という形だからこそ、日々の知能や人格の変化が分かりやすくなっているのが悲しくも素晴らしい
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チャーリイがこの世に存在しないでほしい。 本を読み進める間、私の中の彼の顔や声や体格は みるみる変わり続けた。 たった半年、たった半年なんだ。 耐えられなかった。 彼は強く、繊細で、 この本を愛し何度も読んでいる方々もまた とても強く、美しい。 畏れた。 怖かった。 そして...
チャーリイがこの世に存在しないでほしい。 本を読み進める間、私の中の彼の顔や声や体格は みるみる変わり続けた。 たった半年、たった半年なんだ。 耐えられなかった。 彼は強く、繊細で、 この本を愛し何度も読んでいる方々もまた とても強く、美しい。 畏れた。 怖かった。 そして、これらは不可避な事態であるが 私はまだ逃げ回りたい。 アルジャーノンには野花ではなく、花束が添えられる。私は白い鼠と同じ大きさになってぴったり寄り添い、彼の体温がまだこの世にあるうちに眠りたい。
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なんて言い表せばいいんだろう、この感動。 昔、山Pのドラマを見て、とても感激して、今も私の好きなドラマの上位に入ってる。 最近読書にハマって、どうしても原作を読みたくなった。 すごい。それしか言えない。終始本人目線での経過報告の形でここまでの物語ができるのか…。 ひらがなが多...
なんて言い表せばいいんだろう、この感動。 昔、山Pのドラマを見て、とても感激して、今も私の好きなドラマの上位に入ってる。 最近読書にハマって、どうしても原作を読みたくなった。 すごい。それしか言えない。終始本人目線での経過報告の形でここまでの物語ができるのか…。 ひらがなが多く理解しにくいところもあったけど、何度も読んで理解して、丁寧に読了した。 最後はもう涙で滲んで読むのが大変だった。 間違いなく生涯私の上位本に入るだろう本でした。
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チャーリイの日記を追っているので、知能が低いとき、高いときでそれぞれ読みにくさがある 知能が高くなるにつれて、人間の残念な部分が多くみえてしまったり、自分自身もより複雑な感情がわいたり、なんのために天才になったのか 実験を応援していたアリスが、天才になったチャーリイに「前のチャ...
チャーリイの日記を追っているので、知能が低いとき、高いときでそれぞれ読みにくさがある 知能が高くなるにつれて、人間の残念な部分が多くみえてしまったり、自分自身もより複雑な感情がわいたり、なんのために天才になったのか 実験を応援していたアリスが、天才になったチャーリイに「前のチャーリイの笑顔の方がよかった」的なことを言われたチャーリイの気持ちはどれほどのものだったか 人間の無情さ、我儘で自分本位なところ、偽善など汚い部分が丸見え 定期的に再読するべき本 「他人に対して思いやりをもつ能力がなければ、そんな知能など空しいものだ」
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昔、ユースケ・サンタマリアがやっていた頃にドラマで見ていたので、あらすじは知っていました。原作を読むのは初めてです。 はじめのわかりづらい文章から、どんどんする知能が上がって読みやすくなり、そしてまた戻る。 知能が上がれば友達はいなくなるし、孤独になる。また戻れば、友達はできる。ただ自分がどうなっていくかわかるから、自ら養護学校に行く。その中の葛藤がリアルで心揺さぶられる。 はじめは「先生、僕は利口になりたい。勉強して頭が良くなったら、普通のクラスにいけますか?」から始まり、知能が低下していく過程は特に心揺さぶられました。 「私の精神の砂時計から知識の砂がこぼれていくことを止める手立てはない。」 「お願いてす神様、何もかもお取り上げにならないで下さい。」 「ついしん、どーかついでがあったらうらにわのアルジャーノンのおはかに花束をそなえてやってくだい」 たまには古典的な名作もいいですね。
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活字で主人公の心の変化を表現されていた事が素晴らしかったです。天才になる事が自分だけでなく周りにどれ程の影響を与えるのか、また今までになかった感情や気持ちを体感した時の主人公の葛藤が個人的に刺さりました。
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2025年1冊目。 すごい作品を読んでしまった… 今、放心状態です。 幸せとは、他人の定規では決して測れないものですよね。
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数ヶ月前から、また平積みされていたので気になってました。先日『猿の惑星 創世記』の映画を観た際に、本作を思い出したので再読。おそらく5回目くらいになると思います。それほどに繰り返し呼んだ書籍は、ぱっと思い浮かぶのは竹山道雄の『ビルマの竪琴』、吉川英治の『宮本武蔵』くらい。読む度に...
数ヶ月前から、また平積みされていたので気になってました。先日『猿の惑星 創世記』の映画を観た際に、本作を思い出したので再読。おそらく5回目くらいになると思います。それほどに繰り返し呼んだ書籍は、ぱっと思い浮かぶのは竹山道雄の『ビルマの竪琴』、吉川英治の『宮本武蔵』くらい。読む度に、原点回帰したり、新しい気付きを得たり。/アルジャーノンも繰り返し自分に問いかけてきます。今回は、”下りのエレベーターを駆け上がる”例えがあるように、人生折り返しにある私は、この焦りに似た感情に痛く共感しました。また読みます。
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