舟を編む の商品レビュー
辞書も本と同じように人が考えぬいた言葉で出来ているんだなぁってあらためて思った。今はなんでもスマホで調べちゃうので普段辞書のことなど考えてもいなかったし。 久々に家にある辞書でも手に取ってみようかなという気持ちになった。
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辞書なんて今まで意識した事がなかった。 読み終わった後から、目に見える一つ一つの物が本作の辞書のように誰かの願い. 情熱. 無念. 繋がりが詰まっていると思うと目に見えぬ温もりを感じる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
辞書を作る大変さ、色々な人の想いが詰まっていてとても面白かった。 辞書完成させるのに何年もかかるし、完成しても改定作業がある。辞書作りに終わりはない。 大渡海という辞書を本当に買おうと思って探したら存在しないことを知って少し残念。 辞書によって個性があるから自分に合った辞書を見つけるのも面白そう。 辞書編集部の人の解説もよかった。
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辞書作り楽しそうだなぁ。 言葉にどう枠組みを与え、どの分類に置くかを考える、こういうのたまらない。 冒頭、馬締さんが「右」の説明を求められたとき、方向か思想かの確認、さらには左心臓まで考慮して答えるシーンは、これが辞書作りの醍醐味なのだろうというのが一発で伝わる名場面ですよね。 ...
辞書作り楽しそうだなぁ。 言葉にどう枠組みを与え、どの分類に置くかを考える、こういうのたまらない。 冒頭、馬締さんが「右」の説明を求められたとき、方向か思想かの確認、さらには左心臓まで考慮して答えるシーンは、これが辞書作りの醍醐味なのだろうというのが一発で伝わる名場面ですよね。 また、辞書は完成しない、どこかで折り合いをつけて世に問わなければならないという、仕事の現実も垣間見え、共感と納得の連続です。
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試験も終わったから久々の読書解禁 星5つけちゃう 展開が淡々とし過ぎてるって感じるところもあったけどそれが良かったんかもしれん 「言葉」に向き合うその姿 辞書作りなんてだれも知らない世界どうやってあんな作品作れるんやと感服 難しい言葉使ってみたくなる笑
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さすが本屋大賞、とても良かった! 1つの辞書の編纂に臨む、15年の月日の物語。 辞書編集に携わる4人の目線でストーリーが語られる。 それぞれに不安定で不完全なキャラクターが、 情熱や誇りを持って辞書編纂に向き合っていく。 それぞれが不器用ながら等身大で優しく、愛おしい。 読...
さすが本屋大賞、とても良かった! 1つの辞書の編纂に臨む、15年の月日の物語。 辞書編集に携わる4人の目線でストーリーが語られる。 それぞれに不安定で不完全なキャラクターが、 情熱や誇りを持って辞書編纂に向き合っていく。 それぞれが不器用ながら等身大で優しく、愛おしい。 読者は、自然とその誰かに自分を投影するだろう。 そして、読了する頃には、 あたかも辞書編纂の一員になったように、 達成感や虚脱感を覚えている。 それが、この本の魅力であり不思議なのだと感じた。 心温まる一冊であるとともに、 仕事への熱量を受け取ることができる。 仕事へのプライド、没頭感、「まじめ」に打ち込むことっていいなと感じた一冊。
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辞書編纂を通じて成長していく編集部員の姿や、辞書にかける熱い想いに感動した。 登場人物のキャラクターがみんな魅力的。 こんな人たちと仕事をしたら楽しいだろうと思った。 子どもの頃は知らない言葉に出会うと、ワクワクしながら辞書で調べていたのに、最近では「だいたいこんな意味だろう」...
辞書編纂を通じて成長していく編集部員の姿や、辞書にかける熱い想いに感動した。 登場人物のキャラクターがみんな魅力的。 こんな人たちと仕事をしたら楽しいだろうと思った。 子どもの頃は知らない言葉に出会うと、ワクワクしながら辞書で調べていたのに、最近では「だいたいこんな意味だろう」と推測するだけで調べることが少なくなっていることに気付いた。 似たような言葉でも、言葉の持つ意味はそれぞれニュアンスが異なる。 自分の気持ちを正しく伝えたり、相手と分かり合うために、言葉をもっと理解し大切にしたいと思った。
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久しぶりの本屋大賞受賞作品。これこれ!とワクワク感が止まらぬまま読了。 続きが気になって、ぐんぐん読み進められる 三浦しをんさんは、6年前、愛なき世界で心打たれた記憶がずっと残っていました。 また新しい作品を読めて嬉しい。 個性あふれる登場人物に完全に惹かれてしまっている私。...
久しぶりの本屋大賞受賞作品。これこれ!とワクワク感が止まらぬまま読了。 続きが気になって、ぐんぐん読み進められる 三浦しをんさんは、6年前、愛なき世界で心打たれた記憶がずっと残っていました。 また新しい作品を読めて嬉しい。 個性あふれる登場人物に完全に惹かれてしまっている私。 辞書づくりという世界を初めて知った。
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学生のときに映画を観て、良い作品だなという印象は持っていたのだが、具体的な内容を忘れてしまっており、最近のドラマの影響もあってか書店で並べられていたので、読んでみることにした。 目の前の仕事が好きで熱中できる人、 仕事自体に興味はないけれど何かの役には立ちたいと思う人、 全く興...
学生のときに映画を観て、良い作品だなという印象は持っていたのだが、具体的な内容を忘れてしまっており、最近のドラマの影響もあってか書店で並べられていたので、読んでみることにした。 目の前の仕事が好きで熱中できる人、 仕事自体に興味はないけれど何かの役には立ちたいと思う人、 全く興味のなかった仕事につくことになってしまった人。 映画を観た学生時代と比べて、社会に出てエンジニアとなり、世に出るまでに十数年に及ぶような期間を要する商品の製作に携わっていた身として、馬締、西岡、岸辺のどのエピソードにも共感できるところがあった。そして、みんな人間くさく憎めないユーモアと愛嬌があり、読んでいてとても素敵な心地よさを覚える作品だなと思った。 辞書製作にまつわる物語として、文庫本の巻末にある解説を読むことで、その説得力や深みを感じることができ、題材、あらすじ、登場人物、などの全てが良い作品だなと思った。
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仕事に向き合う登場人物の姿に引き込まれました。こんなチームで仕事できたらやり甲斐を感じながら仕事できたら楽しいだろうと感じました。ことばを大事にし、人を思いやる気持ちに心動かされました。
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