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舟を編む の商品レビュー

4.3

1547件のお客様レビュー

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  2. 4つ

    540

  3. 3つ

    179

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2025/11/18

ひとつの辞書に関わった、いろんなものに熱中する人々の物語。 辞書に、紙作りに、料理に熱中する人。 自分のすべきこと、居場所を見つける人。 まじめさんの不器用な恋。 この本の中にも難しい言葉は何度も出てきて自分で辞書を調べたくなる本だった。 なにかに没頭することはすごく素敵なことで...

ひとつの辞書に関わった、いろんなものに熱中する人々の物語。 辞書に、紙作りに、料理に熱中する人。 自分のすべきこと、居場所を見つける人。 まじめさんの不器用な恋。 この本の中にも難しい言葉は何度も出てきて自分で辞書を調べたくなる本だった。 なにかに没頭することはすごく素敵なことで、自分もなにかに没頭してみたいと思った。

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2025/11/14

読んだ後は、さっぱりした気分になれます。純粋な恋愛をしたいと思いました!辞典を作成するという出版社の苦労や辞書作りに力を入れる馬締さんに、惹かれました! 不器用だけど、一つのことに一生懸命になる人は、カッコいいと思います。 刺激的でありますが、どこか優しい気持ちにもなれ、読みやす...

読んだ後は、さっぱりした気分になれます。純粋な恋愛をしたいと思いました!辞典を作成するという出版社の苦労や辞書作りに力を入れる馬締さんに、惹かれました! 不器用だけど、一つのことに一生懸命になる人は、カッコいいと思います。 刺激的でありますが、どこか優しい気持ちにもなれ、読みやすかったです。 日本語のことばにも、興味がでました! この本に出会えて良かったです(^^)

Posted byブクログ

2025/11/13

岸辺さん腐らないのすごい!登場人物みんな綺麗!が邪な私の感想でした。物語は案外さくさく進み読みやすく、最後は予想できるが故の悲しみがありました。 現実もこんな努力があったのだとしたら、なくとも辞書作りが簡単なわけがないよなと、プロフェッショナルの世界は面白い。

Posted byブクログ

2025/11/12

ほっこりする 辞書は言葉は国家に支配されない自由って話が好き もうちょっとテンポ早い、言い回しがくどくないほうが個人的には好きかも

Posted byブクログ

2025/11/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

”大渡海”を柱に紡がれていく物語で、登場人物ひとりひとりが魅力的に感じた。 登場人物のひとりである宮本の言葉の一つに、 「おっしゃること、なんとなくわかる気がします。俺は製紙会社に勤めているんですが、紙の色味や触感を言語化して開発担当者に伝えるのは、とても難しい。だけど話しあいを重ね、お互いの認識がぴたりと一致して、思い描いたとおりの紙が漉きあがったときの喜びは、なににも替えがたいです。」 とある。 この感想さえ言語化して書くことが難しいこともあるのだが、ぴたりとはまる言葉で表現できた時の心地よさが近いのかもしれない(個人の主観だが) 上の言葉に続く、”なにかを生み出すには、言葉がいる。”という一節も非常に好きだ。 人類が今在るのも、これが源泉なのかもしれない。

Posted byブクログ

2025/11/08

辞典を出版させる人たちは、皆言葉を巧みに扱うプロの集団たちかと思っていたが、そうではなかった。 言葉に迷い、惑わされながらも、 「もっと言葉を知りたい」「正しく伝えたい」 という想いを抱える個人たちだった。 言葉は自分一人で発するだけじゃ、自分の主観を強く持ってしまい、客観性が...

辞典を出版させる人たちは、皆言葉を巧みに扱うプロの集団たちかと思っていたが、そうではなかった。 言葉に迷い、惑わされながらも、 「もっと言葉を知りたい」「正しく伝えたい」 という想いを抱える個人たちだった。 言葉は自分一人で発するだけじゃ、自分の主観を強く持ってしまい、客観性が損なわれる。 だけど言葉に情熱を捧げる者同士が、価値観の違う多くの人を通じて、それぞれが感じるその言葉の意味を整合させてたとき、それは強く正しい言葉になるのかもしれないと思った。 未だ言葉を知らない人々の元へも、“言葉が持つ熱”を感じてもらうために、一つの舟・「大渡海」という辞書を、大きな海へ渡らせようとしていたんだと思う。 言葉の海を渡るため、穴一つない舟を慎重に編み上げていく編集者たち。それはまるで、目的地のない舟が遠くの水平線を目指しているかのような風景画に似た絵のように感じた。 三浦しをんさんは、職業や研究に全身全霊かけて生きる人を描いている作品が多い気がする。 単なる人間ドラマにとどまらず、専門的な用語や現場の臨場感が丁寧に描かれていて、職へのリスペクトを強く感じる。 今回もまるで辞書編集の現場を覗いているかのようなリアリティがあり、とても勉強になった。 情報があふれて混沌とする今の時代だからこそ、「辞書」という存在がどれほど尊いものかを改めて感じさせられる作品だった。 (読書中に分からない言葉が出てきた際には、スマホではなく、辞典を手に取って調べている自分がいました笑。)

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2025/11/06

誰もがタイトルは聞いたことがある有名な本ながら、内容を全く知らなかった。 最初は荒木がメインかと思いきや、時が進んで馬締が辞書編集部に加わり、さらに気付いたら馬締も主任でおじさんになっている。 しかし主軸はずっと大渡海で、最後完成した時は少し泣きそうになってしまった。 「言葉」の...

誰もがタイトルは聞いたことがある有名な本ながら、内容を全く知らなかった。 最初は荒木がメインかと思いきや、時が進んで馬締が辞書編集部に加わり、さらに気付いたら馬締も主任でおじさんになっている。 しかし主軸はずっと大渡海で、最後完成した時は少し泣きそうになってしまった。 「言葉」の話だけあって、一文一文に意識を向けられた良い読書体験だった。

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2025/11/01

登場人物全員、本当にいるような気が読んでてした。思ってること上手く伝えられないもどかしさとか、相手のこと好きだけど羨ましく、嫉妬しちゃう部分があったりするとことか、全員人だった。本を読んでるけど映像化できるような、、。辞書の言葉はたくさんの人が考え、選択し、作られてるんだな思った...

登場人物全員、本当にいるような気が読んでてした。思ってること上手く伝えられないもどかしさとか、相手のこと好きだけど羨ましく、嫉妬しちゃう部分があったりするとことか、全員人だった。本を読んでるけど映像化できるような、、。辞書の言葉はたくさんの人が考え、選択し、作られてるんだな思ったし日本語の難しさと美しさを再認識した。

Posted byブクログ

2025/11/01

辞書を作る話のなかでの人間模様 登場人物が特徴的ですが、実在してるのでは思ってしまって、感情移入してしまいました。 辞書を手に取って眺めようと思いました。 馬締の恋文は、笑ってしまった。 楽しめる本です。

Posted byブクログ

2025/11/05

言葉があるから他人に想いを伝えたり、何かを分かち合ったりできるんだなあと、当たり前のことをしみじみ感じました。であれば意味を正しく理解したり、より的確でセンスのあるものを使えるようにならた方がステキなので、日々自分の言葉を見つめたり、新しい言葉を学ぶ機会を得たいと思いました。

Posted byブクログ