神様のカルテ(0巻) の商品レビュー
神様のカルテシリーズの主人公、栗原一止医師の医学生時代、栗原医師が研修医として勤める前後の本庄病院が舞台だ。栗原医師の指導医となる大狸先生こと板垣内科部長、その双璧の乾外科部長、病院の金庫番金山事務長、それぞれの言葉を通じて、現代の地域医療を担っている人たちの思いがしみじみ伝わっ...
神様のカルテシリーズの主人公、栗原一止医師の医学生時代、栗原医師が研修医として勤める前後の本庄病院が舞台だ。栗原医師の指導医となる大狸先生こと板垣内科部長、その双璧の乾外科部長、病院の金庫番金山事務長、それぞれの言葉を通じて、現代の地域医療を担っている人たちの思いがしみじみ伝わってくる。そして栗原医師の妻となる榛名の過去と行動から、彼女の本当の強さと優しさを知ることができる。まさに「0」にふさわしい物語だ。
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4つの短編 医者にとって“引きがいい”のは良いのか悪いのか… そして相変わらず酒がうまそう 使い古された言葉のなかに“天命”というのがあって、それ故に使うのを嫌がられたりするのだけれど、経てきた時間や境遇なりの意味があるのだと、思う 苦しみの先に強く優しくなれるのか、それもま...
4つの短編 医者にとって“引きがいい”のは良いのか悪いのか… そして相変わらず酒がうまそう 使い古された言葉のなかに“天命”というのがあって、それ故に使うのを嫌がられたりするのだけれど、経てきた時間や境遇なりの意味があるのだと、思う 苦しみの先に強く優しくなれるのか、それもまた人それぞれの天命也
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「神様のカルテ」へ続く、医学生から本庄病院へ勤務し始めの一年目が描かれている。 相変わらずとても読みやすく気持ちが落ち着く文章は、さすがです。
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『神様のカルテ』の短編集! 一止と進藤などの仲間との大学生時代のお話や、一止の研修医時代のお話、本庄病院の板垣先生と事務長の交流話、最後は一止の妻ハルのお話。久々に神様のカルテワールドで、癒された。もう一度神様のカルテを読みたくなってしまった。 いつも一止の言葉で、大狸先生、古狐...
『神様のカルテ』の短編集! 一止と進藤などの仲間との大学生時代のお話や、一止の研修医時代のお話、本庄病院の板垣先生と事務長の交流話、最後は一止の妻ハルのお話。久々に神様のカルテワールドで、癒された。もう一度神様のカルテを読みたくなってしまった。 いつも一止の言葉で、大狸先生、古狐先生などと呼び名がついていて、板垣先生って誰だ!?と思わず思ってしまった。一止の学生時代はとても微笑ましく、楽しめた。 個人的に、ハルと一止のシーンをもっと使って欲しかったなと思うけど、あえてなかったのも良かったのかもしれないという不思議な心境。 こんな先生が近くにいてほしい。そう思える温かいお話。
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本編では語られてない、見たことのない登場人物たちのエピソードがあり、見方が変わった人物もいました。学生時代の話がもっとあったらいいのにな、と思う。みんなで勉強するとか、人の恋愛に少し首を突っ込んでしまう辺りとか学生あるあるみたいで懐かしかった。この本を読むと必ず松本に行きたくなる...
本編では語られてない、見たことのない登場人物たちのエピソードがあり、見方が変わった人物もいました。学生時代の話がもっとあったらいいのにな、と思う。みんなで勉強するとか、人の恋愛に少し首を突っ込んでしまう辺りとか学生あるあるみたいで懐かしかった。この本を読むと必ず松本に行きたくなる。
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シリーズ1を超えることは無いだろうと勝手に思っていたのですが・・・☆5更新(変更)です! 末期がんの國枝さんの言葉に感涙、最後にハルの原点まで、反則です(泣) 本当に優しい人は強い人なのですね。
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このシリーズを読むと心が浄化される気がする。 みんないい人なんだもの。 エピソードゼロはドクトルイチのゼロで、 なおかつ、スピンオフ。 学生時代のイチ、 研修医時代のイチ、読めて嬉しい。 初めて見立てた患者の 國枝さんと一止の読書についての問答が胸を打った。 「優しさは...
このシリーズを読むと心が浄化される気がする。 みんないい人なんだもの。 エピソードゼロはドクトルイチのゼロで、 なおかつ、スピンオフ。 学生時代のイチ、 研修医時代のイチ、読めて嬉しい。 初めて見立てた患者の 國枝さんと一止の読書についての問答が胸を打った。 「優しさは想像力」 そうだよなぁ、ほんとそうだ。 ハルの雪山での男前エピソードもめっちゃよかった。
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これまた、ほのぼのとしたいい作品。一気にこの世界に引きずり込む力。優しくしかも無駄な言葉がない。何気ない日常をこんなにも魅了的に書ける作者は、凄い。難解な言葉を避け、ひたすら易しい言葉で綴ってある。
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医学生の頃の一止と辰也たちの話と研修医として一止が本庄病院に来る前の話、それから研修医として来た後の話、結婚する前のはるさんの話の四話。 国試までのあの長いような短いような時間の辛さ、国の方針のため三か月で追い出すようにして転院させる患者たち、一晩中救急車が来る当直日、癌だと告げ...
医学生の頃の一止と辰也たちの話と研修医として一止が本庄病院に来る前の話、それから研修医として来た後の話、結婚する前のはるさんの話の四話。 国試までのあの長いような短いような時間の辛さ、国の方針のため三か月で追い出すようにして転院させる患者たち、一晩中救急車が来る当直日、癌だと告げた後の患者の様子など、職業上どれも身に覚えのある出来事ですが、そういうのを経験させてもらって、私はちゃんと成長できたのだろうかと思うこともあります。 このシリーズは、いつも医療を志した原点に立ち返るような気持ちになります。
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よかった。 「有明」 辰也と千夏の幸せな季節に触れる 「彼岸過ぎまで」 一止が本庄病院の研修医となる過程を通じて、本庄病院にかける多くの意志に触れる 「神様のカルテ」 一止が迷いながら医に立ち向かい急激に成長していく姿に触れる 「冬山記」 榛名の生い立ちからまだ結婚する前...
よかった。 「有明」 辰也と千夏の幸せな季節に触れる 「彼岸過ぎまで」 一止が本庄病院の研修医となる過程を通じて、本庄病院にかける多くの意志に触れる 「神様のカルテ」 一止が迷いながら医に立ち向かい急激に成長していく姿に触れる 「冬山記」 榛名の生い立ちからまだ結婚する前の一止への想いに触れる それぞれの話は、温かく厳しい、そして優しい。 本はステキです。
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