何が困るかって の商品レビュー
死とか命とか、あくまで私個人がブラックジョークでも取り扱わないとこまで、踏み込んでる作品が何個かあった。 ハートフルな作品もある分、気の高低差で酔う、疲れる、そんな一冊だった。 とんでもないブラックなどんでん返しの影響で、ハートフルな作品も、何か来るぞ、と構えて読むため、非常に疲...
死とか命とか、あくまで私個人がブラックジョークでも取り扱わないとこまで、踏み込んでる作品が何個かあった。 ハートフルな作品もある分、気の高低差で酔う、疲れる、そんな一冊だった。 とんでもないブラックなどんでん返しの影響で、ハートフルな作品も、何か来るぞ、と構えて読むため、非常に疲れた。。 星の評価も低く、感想もネガティブなことを書いたが、あくまで個人の感想であり 書き方の技法や、日常に対しての視点の持ち方には、脱帽である。
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なんとも気味の悪いお話ばかり。 唯一いいなと感じたのはリーフ。それでも、他の作品と比べてだから、このお話だけ読んだら嫌な気持ちが残るだろうな。 和菓子のアンシリーズから入り、女子的生活で大好きになったと思ったけど、坂木司さんてこういうお話も書くんだ。ふうん。 やっぱり好きなのは作...
なんとも気味の悪いお話ばかり。 唯一いいなと感じたのはリーフ。それでも、他の作品と比べてだから、このお話だけ読んだら嫌な気持ちが残るだろうな。 和菓子のアンシリーズから入り、女子的生活で大好きになったと思ったけど、坂木司さんてこういうお話も書くんだ。ふうん。 やっぱり好きなのは作品であって、作家さんではないな、と強く感じた一冊だった。 歌手もそうだけど、その人だから無条件に好き、ってわけではない。自分の好きなものがはっきりと分かって良かった。
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正直、この本を好まない人は沢山いると思う。 もともと坂木司さんのハートフルな作品が大好きだ。小学生の頃にデビュー作を読んだときには「こんなにもハマった作者は東野圭吾ぶりだ」などと非常に感動、感心したものだ。(偉そうだが、あの頃は子供だったので許して欲しい) 対して本書はそうい...
正直、この本を好まない人は沢山いると思う。 もともと坂木司さんのハートフルな作品が大好きだ。小学生の頃にデビュー作を読んだときには「こんなにもハマった作者は東野圭吾ぶりだ」などと非常に感動、感心したものだ。(偉そうだが、あの頃は子供だったので許して欲しい) 対して本書はそういうハートフルな作品たちと比べてまずタイトルから違和感と不安があった。それでずっと敬遠していたのだが、予想は当たり。読み始めてすぐ大人になってから手に取って正解だったと感じた。世界観が、暗い。やり過ぎではないかというくらい、黒い。ことばの端々からはある種の性格の悪さ、気持ちの悪さが感じられる。 こういうストーリーが底に沈んでいるような小説は一歩引いて読める所為だろうか、逆に作者のテクニックや社会に対する目線がありありと浮かび上がって見えるものだ。坂木司さんならではの題材選びやコトバ選び、トリック、構成力……等々に注目すれば、意外にもあっさりと読み切ることができた。 いや。作者が坂木さんだから、読めたと言うべきかもしれない。 決して「和菓子」のように甘くはないが——。これはこれでオイシイ一冊だった。
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なんだか少し不思議だったり、ぞっとしたり、びっくりしたりする作品を集めた短編集(ショートショート?) なんとなく坂木さんはあたたかくて優しい作品が多いイメージだったので、新しい顔を見せてもらった気分。 一本目の「いじわるゲーム」は大好き。 その他はそれなりだったり、あまり好きでは...
なんだか少し不思議だったり、ぞっとしたり、びっくりしたりする作品を集めた短編集(ショートショート?) なんとなく坂木さんはあたたかくて優しい作品が多いイメージだったので、新しい顔を見せてもらった気分。 一本目の「いじわるゲーム」は大好き。 その他はそれなりだったり、あまり好きではなかったり… ただ、他の作品では「書きすぎじゃない?」と感じることも多いくらい丁寧に説明がある作家さんと思っていましたが、ちょっと謎を残すくらいで筆を置かれた作品たちは好印象でした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
坂木司さんは本当に振り幅が広いなあといつも驚いてしまうのだけど、でもやっぱり読んでいくとほっこりもひんやりもぞわっとも全部両立されていたりして、「私の知っている坂木司さんだ…!」と安心するなどしました。 日々の生活に潜んだ謎とか闇とか悪意とか、それをほっこりにもひんやりにも味付けできるところが本当にすきだなあ ちなみに、『ぜんぶ困ります』の何に引っかかるのか私は気づけなかったのですが、何かに引っかかった方がいたらぜひ私に教えてほしいです。切実に。 …もしかして、「何に引っかかっているのか分からない」ということに困っていることこそが、作者の手のひらで転がっているということなのでしょうか。 とりあえず、お話を忘れないようにタイトルだけのせておこう いじわるゲーム 怖い話 キグルミ星人 勝負 カフェの風景 入眠 ぶつり ライブ感 ふうん 都市伝説 洗面台 ちょん もうすぐ五時 鍵のかからない部屋 何が困るかって リーフ 仏様の作り方 神様の作り方 ぜんぶ困ります
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「和菓子のアン」シリーズのほんわかほのぼの系とは真逆の、ブラックユーモアたっぷりの短編集。 まさに坂木司版「世にも奇妙な物語」。 ひとつひとつの話が短いので、読みやすかった。 少しゾクッとしたい方はぜひ。
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18の短編集。 意地悪、鬱憤、鬱屈、孤独、、、人間の影の部分が詰め込まれていて、どの話にも不気味さや不穏な空気が漂う。読後は何とも言えず、落ち込んだ気分になってしまった。 極端な話もあるけれど、実際には誰しもが似たような感情を経験していたり、結構近くに転がっている現実なのだと思う...
18の短編集。 意地悪、鬱憤、鬱屈、孤独、、、人間の影の部分が詰め込まれていて、どの話にも不気味さや不穏な空気が漂う。読後は何とも言えず、落ち込んだ気分になってしまった。 極端な話もあるけれど、実際には誰しもが似たような感情を経験していたり、結構近くに転がっている現実なのだと思う。 著者の作品を読むようになったきっかけは、アンシリーズが最初で、その後ホリデーシリーズ、先生と僕シリーズと続いた。どれも登場人物の愛らしさや謎解きの高揚感が魅力的で、この短編集にも同じような要素を期待していたのだけど、毛色が全く違って驚いた。 ただ、上記に挙げたシリーズの中には、この短編集のような人間の影の部分がしっかりちりばめられている。むしろそれがなければ、その面白さは半減してしまうのだろう。 今後も著者の作品を読む予定の自分にとっては、読む価値があったと思う。 再読するかどうかはまた別の話だが、、、。
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18作品の短編と後書き。 とっても短編なので、通勤にはちょうど良かったです。 くすりと笑える話もありましたけど、奇妙なきみ悪い話もあって、読後感は、個人的には今ひとつ、かな…
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※このレビューにはネタバレを含みます
初めて読んだ坂木作品。 あとがきまでおもしろかった。 ちょっと不思議だったり、怖かったり。 男なのか女なのか騙されたり。 なかにはどういうこと?っていうのもあったり。 18話も入ってます。 ちょっと時間のあるときに読めちゃうね。 好きなのは「ふうん」「仏さまの作り方」。 話は短いけどそこからいろいろ想像できるのがおろしろいね。 想像が追い付かないものもあったけど、満足な一冊。
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奇妙な味わいの短編16本収録 ほんとにショートショートのものもあるので一個一個の説明は省きます。 感想としては「好みじゃなくて、残念」 んー、何といえばいいのか。 設定は確かに奇妙なんだけど、「それがどうした」って感じでラストに無関係だったり、独白部分が(まぁ、ストレートっちゃ...
奇妙な味わいの短編16本収録 ほんとにショートショートのものもあるので一個一個の説明は省きます。 感想としては「好みじゃなくて、残念」 んー、何といえばいいのか。 設定は確かに奇妙なんだけど、「それがどうした」って感じでラストに無関係だったり、独白部分が(まぁ、ストレートっちゃぁストレートだけど)反吐が出るくらい醜悪ですごく不快だったり、途中まで誰がどんな状況にいるのか一人称であるがゆえにわからなかったり(これを利用しての奇妙な味ではあるんですが)。 「和菓子のアン」や「ワーキングホリデー」などのちょっと度が過ぎるくらいのやさしい味わいを期待してると痛い目にあいますので、これを読まれる方は覚悟がいると思います。
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