何が困るかって の商品レビュー
どの物語も中途半端な終わり方と言えばそれまでなのだが、その先の結末は我々読者に委ねられている様な印象を受けた。 平凡な短編から時折気味の悪い物まで、幅広く書かれているのでは無いのだろうか。 今まで読んできた作品とは、また別の意味で面白いと感じた。
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坂木司さんは、和菓子のアンやワーキングホリデーなど好きだったが、この本はちょっとテイストが違った。読みながら、そう言うことか、と思うものもあったが全体的にもやっとする後味の話が多かったかな。こういう作品もあるんですね。この中では「勝負」が爽やかな感じでよかった。
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黒坂木は初めてかも。ブラックユーモアは好きですが、これだけ短くて次から次へとだと食傷気味。ブラックでも最後笑えるのが好きなんだけどこれは悪意のあるブラックが多いから読後感が良くないものも多いです。たまにほっこりするのも混じっていましたが、読後一日経った今考えたらほとんど内容が思い...
黒坂木は初めてかも。ブラックユーモアは好きですが、これだけ短くて次から次へとだと食傷気味。ブラックでも最後笑えるのが好きなんだけどこれは悪意のあるブラックが多いから読後感が良くないものも多いです。たまにほっこりするのも混じっていましたが、読後一日経った今考えたらほとんど内容が思い出せないという…。正直読まなくても良かったかな、と。どうやら「短劇」も同じような感じみたいですね。黒坂木、嫌いじゃないですが次は黒くないものを読みたいと思います。
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景色が転換するようなストーリーの短編集。あまり気持ちのいい方向の転換ではない話しが多くて、楽しめませんでした。短劇も今一つだったし、長めの話の方が好きですね。
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ブラックショートストーリーが続くけど、読み返さないと意味不明なものや、もやもや感の残るオチが多く、物足りない。ブラックなら徹底してブラックとして落としたものが読みたくなる。
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著者の本を初めて読みました。 そういうコンセプトなのか、全体に流れるそこはかとない意地の悪さが絶妙だなあ~と。 中二病的に見せて、企みを巧妙に張り巡らせている感じが、性格が悪くも上手いと。 だから、「リーフ」のように、いきなり感傷的になられても信じられないw でもこの話、好き。 ...
著者の本を初めて読みました。 そういうコンセプトなのか、全体に流れるそこはかとない意地の悪さが絶妙だなあ~と。 中二病的に見せて、企みを巧妙に張り巡らせている感じが、性格が悪くも上手いと。 だから、「リーフ」のように、いきなり感傷的になられても信じられないw でもこの話、好き。 あと仏を作る話。
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何が困るかって・・・ね・・・ 読んでる人が困る・・・ 残念ながら、坂木司にはこういうのは求めてなかった・・・。 なんかやたらとブラックだよね。 もしかして、他の作者の名前だったら、すんなり読めたのかもしれない。
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例えば 「洗面台」はふつうに読めた。意外にも。それまで読んでて何か読み進めたくないような気でいた。なので少し意外だった。でも次の短編「ちょん」で、やっぱこの人の書くもの嫌いだと… その中での男が面白いというのは解る。けど何かしら感じが悪いのだ。読んでて何か気持ち悪い。こんな風に表...
例えば 「洗面台」はふつうに読めた。意外にも。それまで読んでて何か読み進めたくないような気でいた。なので少し意外だった。でも次の短編「ちょん」で、やっぱこの人の書くもの嫌いだと… その中での男が面白いというのは解る。けど何かしら感じが悪いのだ。読んでて何か気持ち悪い。こんな風に表現できる人も稀有なんだけど肌が合わないっていうか…。嫌いな本もあったけど伝わってくるものが気持ち悪くなってくるわ。 それから先に読み進めるか悩み、やめました読むの。
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図書館で借りて気が付いた。前に一回読んでる。ちょっとぞわっとする短編が多い。「何が困るかって」…この本が面白いか微妙なところ。連作ではなくて、お題をもらって書いていた?からかしら。
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ちょっと怖かったり不思議だったりの短編集。 「勝負」がバスの中で思い出して楽しくなりましたが、心の声が聞こえると狂ってしまうと思う話が多くてダークな気持ちになりました。
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