何が困るかって の商品レビュー

坂木司(著者)

2017/11/09

ちょっと疲れた頭を休めるつもりで読んだショートショート。
何これ？　
正直なところ、頭を休めるどころか、
かえって困惑してしまいました。(^_^;)

18の短編からなっていますが、
すべて大どんでん返しがある、ミステリー風の作品でした。
薄気味悪い作品だったり、
後味がすっきりしない作品だったり、
私の頭ではもう1つ、理解できない展開で終わったりと、
大きな大きなクエスチョンが頭の中に残る作品集です。

作者もちょっとした遊び心で描かれたようなことを
あとがきに描いておられました。
やっぱりねぇ・・・・。

あまりに非日常的な作品が多くて、
「何が困るかって」
その発想の小説を完全に理解できない私に困りました。(^_^;)
これこそ、作者があとがきで心配されていた通りの現象です。
作者の作戦（？）にうまくはめられたような気分。
自分はやっぱり、単純にできていたようです。（笑）

2016/03/20

１８の短編集。

どれもこれも、どこかブラックが入ったような話。
語り手だったり、相手だったり。
そして最初ですでに騙された感あり、でした。
あの口調…確かにどちらとも。
どうなんだろう？　と考えさせられるものも。

想像、というより、自分がされたら、と思うのは
野生の料理、かと。
そこまでの手順が、そのためだけに、のように思えて
ぞわっとします。

2016/02/25

図書館より。

恐い話もあり、ちょっとほっとするような話もあり。
途切れ途切れに読んだけど、さらりと読了。

2016/02/21

坂木さんにしては珍し？く短編集です。
(坂木さんの作品にはよく感じていたと思うのですが)個人的に好きだったのは、スッとわかるわけではなく少し考えさせられたり、あとで思っていたのと違った！こういうことだったのか！ってなったところです。

短編集も好きだなとなりました。

2015/12/14

ブラックな短編集。仕方ないけど何か暗い。 2015.12.14

2015/11/06

ショートストーリーがたくさん。ブラックだ。話の最後でなるほど〜と感心するものから、？なものまでもりだくさん。でも、途中で飽きちゃって最後まで読めなかった。

2015/12/21

まず何よりも先に言いたいのは、レビューにおける星の数の少なさ(笑) 嘘だろ！！って本気でびっくりしました。ものすごく低い評価。だけどレビューを読んだら納得。和菓子のアンとか、引きこもり探偵シリーズのイメージで読むと、がっかりしちゃうのかも。

わたしは和菓子のアンから入り、お仕事シリーズや引きこもり探偵シリーズなどを読みました。もちろんそれらも好きでしたが、本当に坂木さんを好きだって思ったのは随分前に「短劇」という短編集を読んだときでした。この人、毒のある(超わたし好みの)お話も書くんだ！ってとても感動しました。

(´･ω･`) ココカラネタバレアリ〼

【勝負】これはもうただただ、馬鹿馬鹿しくて好きでした。スネイル・フィンガーやらライトニング・フィンガーやら、厨二かw 丁度同時期に読んでいたジョジョのじゃんけん小僧と何か通ずるものを感じたりもした。くだらないことで真剣勝負する感じが最高でした。

【ぶつり】とにかく気持ち悪い。だけど嫌いではない。この女、いい気味wざまあwwwといったところです。

【洗面台】いい話だった。短劇の流し台の話とシリーズ(?)なんだね。自分ちの洗面台も大事に使ってあげようと思いました。

【鍵のかからない部屋】すっかり騙された。理解が遅かったのか、最後まで読んでやっとどういう話かわかった。改めて読み返したときに「このまま放っておくと腹の中で大きくなり、しまいには膿んでしまう。」という部分に鳥肌が立ちました。だけどこの人、最終的にはおばあさんだと思ってたんだけど、いったいいくつなんだ…

とにかく、ここに挙げなかったものも全部ひっくるめて、面白かった。

2015/10/16

思っていたよりも短い。さくさく読み進められるけど特に何かが残るわけでもなく、完全に暇つぶしだった。
つまらないわけではないけれど、話自体が似ているものが多くて想像がついてしまう。英題の付け方はかっこいい。
好きなのは『都市伝説』『神様の作り方』。

2015/09/24

ブラック坂木節が炸裂！の短編集。
この人の怖い話、ホントに怖い。普通っぽい人が、当たり前の顔して壊れまくりの鬼畜ぶりだったりするところが。
『都市伝説』が一番怖かった。

でも、ちゃんとほのぼの系のもありました。
『洗面台』は良かった。ホッ。

2015/09/09

短編集。
坂木さんのこの作風はあんまり好きではない…
読み始めは主役？語り手？の性別も年齢も何をしてるのかもわからず、
読み進めながら推理し、これかなー？と思ったら最後までにひっくり返される…という感じ。
不穏感が漂い、幸せな話があまりなくて
もやもやしてしまう。
上手いのだとは思うけど、ほっこり幸せ系統が読みたかったです。