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孤独の価値 の商品レビュー

3.5

103件のお客様レビュー

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うまく言葉にしていただいた。

静かに読書する事は誰から強制されたわけじゃなく・・・楽しみ わたし的にどこかに旅したりレジャー行ったりしなくても平気!は普通の事! ほぼ常に一人部屋で過ごす事にマイナスイメージ(引きこもり 出不精 等) ある事は知ってますが、それは違うだろ!と思いつつも具体的反論をうまく言...

静かに読書する事は誰から強制されたわけじゃなく・・・楽しみ わたし的にどこかに旅したりレジャー行ったりしなくても平気!は普通の事! ほぼ常に一人部屋で過ごす事にマイナスイメージ(引きこもり 出不精 等) ある事は知ってますが、それは違うだろ!と思いつつも具体的反論をうまく言葉にできませんでした。 この作品はそのもどかしさを具体的な例 言葉で解消してくれました!

nasu doku

2024/09/01

僕はそもそも社会の目、人の目というものをほとんど気にしない。両親の影響が半分と、残りは自分の経験した孤独の中から育って来た価値観のように思われる。 自分の人生を有意義にしたいなら、唯一必要なものは、自分の思想。 寂しいことが悪いことだという先入観があるから、いろいろマイナスが表...

僕はそもそも社会の目、人の目というものをほとんど気にしない。両親の影響が半分と、残りは自分の経験した孤独の中から育って来た価値観のように思われる。 自分の人生を有意義にしたいなら、唯一必要なものは、自分の思想。 寂しいことが悪いことだという先入観があるから、いろいろマイナスが表面化する。多くの人が単に思い込みだけで寂しさを必要以上に悪く捉えている。 寂しさは悪いことなのか?多くのエンタテインメントでは人と人との繋がりとかを宣伝して、孤独は排除しなければという先入観を植え付ける。そうすると思考停止になる。その観念がどこから来たのかと考えもしなくなる。そこに危険がある。 寂しいことの良さもある。 ブランコを漕ぐ。ひとりの寂しさがあるから誰かといる時の楽しさも感じられる。どっちもどっちで二つあるからどちらも楽しめる。 景色が綺麗だと思うのは年寄り方が多い。人生の終わりとかを感じているから。 肉体的な活動は、若いものほど得意である。しかし精神の深さというものはやはり生きて来た時間が素養となる。人はここに、人間自体の洗練を見つけようとした。なぜみんな同じところへ詰めかけるのからなぜ人ごみの中へ出かけていくのか。いつも一緒にいようとするのか。非常に不思議な光景に僕には見える。鳥、あり、家畜として育てられている鶏や羊が似ている。与えられた餌を食べて卵を産む。守られているし、支配されている。ちょっと虚しい? 無駄なことをするのは孤独の対処として効果がある。何かのためにとか考えず、ただ疲れるとかマイナス面だけを受け止める。一種の修行。 身も食べられず花も美しくない草でも生長したり枯れたりという変化をして、それを見守る。そこに孤独の本質、そのなんともいえない美しさが見えてくるのではないか。馬鹿馬鹿しいものが面白く感じる。つまならいものが、愛おしく感じる。 ちょっとした変化でも愛せる、楽しめるようになるってことかな。

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2024/07/06

孤独を感じたら詩を作る 無駄なことをあえてする 自分1人になって、孤独とじっくり向き合い、自分が何者か考える。

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2024/05/06

私生活で色々ありこちらを手に取ったがあまりしっくり来ず。「孤独でいる方が難しい」というような件があったが本当にそうだろうか?本当に嫌なら努力しろ、ということなのだろうが、結局本書に書かれている孤独は、自らそれを選び取れる状態の人に向けたものと感じた。

Posted byブクログ

2024/05/05

孤独を楽しむ事ができれば人生救われる気がする。でも孤独である事がいいとは自分は思わない。ある程度の人間関係は必要な気がする。それでも1人でいたい時間もあるし、そうでなくても生じる孤独な時間をいかに楽しく過ごせるかが人生を幸せにする鍵を握っていると思う。

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2024/03/11

字面から受ける印象は良くないが、この状態が一番理想だというのは良くわかる(ような気がする)。かつて小学生の頃、クラスの仲間に仲間はずれにされた経験がある。あれはつまりイジメだったんだろうなあと思うけど、かなりな原体験になっていて、あんな寂しさ、恥ずかしさはもう味わいたくないと思う...

字面から受ける印象は良くないが、この状態が一番理想だというのは良くわかる(ような気がする)。かつて小学生の頃、クラスの仲間に仲間はずれにされた経験がある。あれはつまりイジメだったんだろうなあと思うけど、かなりな原体験になっていて、あんな寂しさ、恥ずかしさはもう味わいたくないと思うから、むしろ人付き合いは好きじゃない。でも、たまに飲める友達や知り合いが少なくてもいてくれて、カミさんもいるし、好きな野球だってやれるから、仕事場がつまらなくてもこれはこれでいいかなと無理に思おうとしていたら、かなり自然になってきた。もう別に二度と事務所の連中と飲みたいなんて思ってないのに、退職するやつや入社するやつがいるから参加せざるを得ないし、自分が退職するときは飲み会は遠慮したい。 この本の著者がいうように、もちろん支えてくれる人には感謝してるけど、一人なら一人で全然いいんだよな。 でも、例えば20年後、カミさんがいなくなってたら、こんなこと言えるだろうか… ああ一日も早く、事務所に行かなくていい、日常なにも約束がない、そんな毎日を送りたい。

Posted byブクログ

2024/02/29

孤独は悪いことではないという言葉に少し救われた気がした。例えば創作活動や芸術をする上では一人で静かな環境の方が最適である。賑やかな楽しい所からはアイデアは生まれない。アーティストがなぜ孤独を好んでいるのかが分かった気がする。寂しさに耐えられて、孤独を好むことが、芸術家になる必要条...

孤独は悪いことではないという言葉に少し救われた気がした。例えば創作活動や芸術をする上では一人で静かな環境の方が最適である。賑やかな楽しい所からはアイデアは生まれない。アーティストがなぜ孤独を好んでいるのかが分かった気がする。寂しさに耐えられて、孤独を好むことが、芸術家になる必要条件なのかもしれない。 映画「リトル・ミス・サンシャイン」で出てきた「苦しんだ時こそ自分を形成出来る最良の日々。幸せな月日は無駄にすぎて何も学ばない」という言葉を思い出した。賑やか=良いこと。寂しい=悪いことと決めつけて、孤独を避けて生きていくのは危ないなと感じた。 自分はどちらかと言うとある程度の孤独は耐えられるし、じっくりものを考えられるし、むしろ好きな方だと思う。楽しめている自覚もあると思う。ただずっと孤独で居ると気が滅入るから、そういう時は友達と会ったり賑やかな場所に行ったりバランス良くしようと思う。 サインカーブの話も面白かった。楽しさと寂しさの関係はブランコの揺動と同じようなもので、人生において寂しさの割合が大きければ、楽しさも同じくらい大きくなる。逆に孤独を避けて、賑やかさばかりを求めている人は大きな寂しさは感じないかもだけど、大きな感動や楽しさも得られない。逆に寂しさや孤独を楽しめる人は、楽しめない人よりも、賑やかな時間も含めて、2倍以上豊かな時間過ごせていることになる。 他にも孤独という観点から、学校生活や家族観とか色々な問題を述べていたのが面白くて、納得したものが多かった。ずっと独身でいることは変な目で見られたり、逆に心配されたりして、結婚して幸せな家庭を築くことこそが正しいのだ、という価値観は本当に偏った考えだと思う。だけど今はその作られた虚構が崩れつつあって、反動として、結婚しない若者が今増えているのは、貧困とか社会保障などが原因ではなくて、家族を持って絆に縛られる生き方より、自由(孤独)さを求める人が多くなっているからだ、という筆者の考えに共感した。そういう考えが多数派を占めつつあるから、独身や未婚が現代社会に許容されつつある。こう考えると少子化対策とかはあまり意味がないと思うし、政府がどんなに頑張っても、自由さを望み始めた社会の流れは、止められないのかなとも思う。これから自由という名の孤独を好む人がどんどん増えていきそうだな。

Posted byブクログ

2024/01/25

それは本当に欲しいものなのか考えないといけない。考えるには孤独は最適である。流されやすい私はもっと孤独の価値を上げ、考えることで、数々の悩みを解決出来るのでは?と思わせてくれた。

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2024/01/22

寂しさの感覚はその瞬間の何かに感じるのではなく、その後の努力や対応への力が必要で嫌な予感からきている。 サインカーブを微分する考え方は面白いアプローチだった。

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2023/12/19

小説家による、「孤独」に関するエッセイのような本。「仲間がいる」「家族愛」といったものに対し、「そうでなければいけない」という風潮に疑問を投げ掛けている。分かりやすく、サッと読み終えた。 著者は「仲間や家族に囲まれる幸せ」をもちろん否定はしていない。しかし価値観は人それぞれであ...

小説家による、「孤独」に関するエッセイのような本。「仲間がいる」「家族愛」といったものに対し、「そうでなければいけない」という風潮に疑問を投げ掛けている。分かりやすく、サッと読み終えた。 著者は「仲間や家族に囲まれる幸せ」をもちろん否定はしていない。しかし価値観は人それぞれであり、孤独=一人で自由に過ごすことをマイナスに捉える必要はないと、発想の転換を勧めている。

Posted byブクログ