孤独の価値 の商品レビュー
孤独は寂しい、寂しいのは悪いこと。という価値観にさせられるような環境にいるけど、孤独にも良いことあるよ、と教えてくれる本。 ただ、やっぱり著者だからこそ出来ることもあるだろうし、おまえらもがんばれよ的な感じにも受け取れる。 個人的には、著者の主張する孤独の価値は分かるような気がす...
孤独は寂しい、寂しいのは悪いこと。という価値観にさせられるような環境にいるけど、孤独にも良いことあるよ、と教えてくれる本。 ただ、やっぱり著者だからこそ出来ることもあるだろうし、おまえらもがんばれよ的な感じにも受け取れる。 個人的には、著者の主張する孤独の価値は分かるような気がするし、そういう方向を目指していきたいと思う。
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吉本隆明の『ひきこもれ』と基本的に主張は似ている。少し理性の力を信じ過ぎな気もするが、「普通」とか「リア充」といった単なる諸観念に本能的に振り回されがちな現代人にはバランスを取る意味で良い本だと思う。
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孤独を極めていると言っても過言ではない森博嗣が孤独について論じたエッセイ。 そもそも「孤独」は悪いことなのか?という問題がありますが、そこはメディア批判に絡めて語られています。 「繋がる」ということに縛られすぎなのではないかということは、最近個人でも薄々疑問に思っていることだっ...
孤独を極めていると言っても過言ではない森博嗣が孤独について論じたエッセイ。 そもそも「孤独」は悪いことなのか?という問題がありますが、そこはメディア批判に絡めて語られています。 「繋がる」ということに縛られすぎなのではないかということは、最近個人でも薄々疑問に思っていることだったので、ウンウン頷きながら読みました。(こうやって感想をSNSに書き込むのもまた…) しっかり思考して、自分の美意識をもって孤独に生きることの楽しさを教えてくれます。 どこか先生のような、一見そっけないけれど実は暖かい若者へのまなざしが見え隠れしていました。 決して周りを拒絶しているのではなく、自己を見つめることで、愛する他者との関係もつくれるんだなと、身も蓋もないことばかり書かれているのに最後は暖かい気持ちになれました。
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孤独をテーマにした一冊。孤独と言うイメージは「暗い」と捉えられる人が多いかもしれないが、その思考の過程は色々な情報からの思い込みも。著者自らが、世間と隔離した様な生活を送りながら、実際に孤独と言う物がどうなのかと様々な視点から分析しています。
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