1,800円以上の注文で送料無料

孤独の価値 の商品レビュー

3.5

103件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    36

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2021/12/22

いままであまり感じなかった孤独を最近たまに感じるな、と思って読みはじめた。森博嗣は小説もエッセイもいくつか読んできて、考え方が好みとわかっているので、安心して読める。具体的に役に立つことは一切かかれないが、心の平穏によい。

Posted byブクログ

2021/09/05

どこか影のある人、に惹かれる理由が わかった瞬間がありました。 ひとりで考えたり考えなかったりする時を過ごして その中で生まれたものを大切にして 時には形にして人に見せることもある、 そんな人に惹かれるし なれるものなら自分も、と思えました。 それだけでは生きていけないけど、 い...

どこか影のある人、に惹かれる理由が わかった瞬間がありました。 ひとりで考えたり考えなかったりする時を過ごして その中で生まれたものを大切にして 時には形にして人に見せることもある、 そんな人に惹かれるし なれるものなら自分も、と思えました。 それだけでは生きていけないけど、 いつでも誰かと、でなくてもいいという 感覚を肯定してもらえる一冊でした。

Posted byブクログ

2021/06/18

所要時間:3 印象的な文章:なし オススメ度: 身内 3 身内以外 3 過去の自分(20歳) 3 未来の自分(60歳) 3 子供が【22】歳のときに読んで欲しい 人それぞれの考え方があるんだなと改めて実感した。 孤独の定義はきっと多種多様であり、また自分の中から湧き出る感情に左...

所要時間:3 印象的な文章:なし オススメ度: 身内 3 身内以外 3 過去の自分(20歳) 3 未来の自分(60歳) 3 子供が【22】歳のときに読んで欲しい 人それぞれの考え方があるんだなと改めて実感した。 孤独の定義はきっと多種多様であり、また自分の中から湧き出る感情に左右されるものだと感じた。

Posted byブクログ

2021/03/31

小説家の書く随筆は面白いことが多いけど、 これは外れかな みんななんとなく思ってるような当たり前のことを書いていて、仰々しさを感じてしまった

Posted byブクログ

2021/08/08

メルカリ購入、メルカリ売却 孤独って定義を、多くに人は、ネガティブに捉えているよね。 そもそも、それってMajorな考えであって、納得だけど、正しいわけではないよね。 寂しさと楽しさは正反対。 孤独だからと言って、寂しいわけではないよ、人によって違うし。 自分のお価値を、人に押...

メルカリ購入、メルカリ売却 孤独って定義を、多くに人は、ネガティブに捉えているよね。 そもそも、それってMajorな考えであって、納得だけど、正しいわけではないよね。 寂しさと楽しさは正反対。 孤独だからと言って、寂しいわけではないよ、人によって違うし。 自分のお価値を、人に押し付ける人が多いから、そこは弁えない(わきまえない)といけないと思う。 って考えさせられた。

Posted byブクログ

2020/09/12

孤独=悪いものだという認識の人が多いというのは実感するところです。 独身独居な今ですが、よく「寂しくない?」と訊かれるので。でもこれが、ほとんど寂しくないです。森さんと同じように、たまに友人とやりとりするし、仕事には平日ほぼ毎日出勤しているので1日に一言も人と会話しないという状態...

孤独=悪いものだという認識の人が多いというのは実感するところです。 独身独居な今ですが、よく「寂しくない?」と訊かれるので。でもこれが、ほとんど寂しくないです。森さんと同じように、たまに友人とやりとりするし、仕事には平日ほぼ毎日出勤しているので1日に一言も人と会話しないという状態にはなかなかなりません。 一人の時間は自分をリセットするのに絶対必要で、それでバランスとっているので、この本にはとても力付けられました。 椎名林檎さんと宮本浩次さんも歌ってました、「孤独とは言い換えりゃ自由」と。 完全な自由ではないですが、以前よりは自由になったので、自分とひたと向き合ってこれからどう進むか考えてみようと思いました。

Posted byブクログ

2020/08/16

 人生には金もさほどいらないし、またそれほど仲間というものも必要ない。一人で暮らしていける。しかし、もし自分の人生を有意義にしたいのならば、それには唯一必要なものがある。それが自分の思想なのである。 (P.10)  少数派であっても、その生き方や価値観を無視しては行けない。仲間...

 人生には金もさほどいらないし、またそれほど仲間というものも必要ない。一人で暮らしていける。しかし、もし自分の人生を有意義にしたいのならば、それには唯一必要なものがある。それが自分の思想なのである。 (P.10)  少数派であっても、その生き方や価値観を無視しては行けない。仲間や家族が人生で最高に大切なものでなくても、けっして異常ではないし、また寂しいわけでもない。それ以外にも、楽しさはいくらでもあるし、また美しいものだって沢山ある。 (P.63)

Posted byブクログ

2021/07/28

2回目読了。孤独であることに感謝できた。本来は上質である状況なのだ。 1回目読了。孤独である事は現代社会における1つの恩恵である事が大きな発見だった。これからは孤独であることに感謝したい。 今までは孤独に対して極度に劣等感を抱いてしまっていた。現代の繋がり過ぎの世の中の方が異常事...

2回目読了。孤独であることに感謝できた。本来は上質である状況なのだ。 1回目読了。孤独である事は現代社会における1つの恩恵である事が大きな発見だった。これからは孤独であることに感謝したい。 今までは孤独に対して極度に劣等感を抱いてしまっていた。現代の繋がり過ぎの世の中の方が異常事態である事を自覚するべきで孤独でいられる現状を肯定して生活していこう。 孤独の有意義な過ごし方。 1 詩を作る。創作をしてみる事で孤独から生み出されるものがあることに気付ける。 2 報酬のない無駄な事をする。見返りを求めない活動をすることによって孤独である寂しさを忘れることができる。

Posted byブクログ

2020/05/11

海外で大学院生活を送った中で、「孤独」と戦ってきた経験と学びを書き残しておこう、とおもってブログ記事を書いているなかで、少し参考になる本はないか、と思って探した一つである。 結論からいうと、賛成できる部分が3割ぐらいという感触だった。あまりに「孤独」のネガティブなイメージを再定...

海外で大学院生活を送った中で、「孤独」と戦ってきた経験と学びを書き残しておこう、とおもってブログ記事を書いているなかで、少し参考になる本はないか、と思って探した一つである。 結論からいうと、賛成できる部分が3割ぐらいという感触だった。あまりに「孤独」のネガティブなイメージを再定義しようとして、多くの孤独に苦しんでいる人を引き付けられない内容になっている印象を受ける。 著者が冒頭で宣言している通り、「孤独というものは、それほどひどい状況ではない」という主旨が一貫して展開されるエッセイなのであるが、本当に孤独に苦しみ、そして向き合って乗り越えた経験を踏まえると、本当に孤独の中でもがき苦しんでいる状況では、そんな「考え方の転換」は非常に難しい。 違和感だったのは、「孤独を感じること」が間違ったように論じられている点だ。孤独が仲間のぬくもりとか、友達と交わる楽しさといったものを失うことで、喪失感となって孤独感を引き起こすとしている。しかし、それは実は人と仲良くしないといけない、仲間に認められ、みんなでなにかを成し遂げることが善だという「刷り込み」があるだけで、そもそもそれが善であるわけではない、と指摘する。 なるほど、それもそうだと思う。一人でいることが悪いわけではないし、一人でいることを好む人を「あいつは寂しいやつだ」とジャッジするのは間違っていると思う。例えば「一般的ではないだろうけど、たとえば、天体観測に一生を捧げる人生だってある。数学の問題を解くことが、なにより大事だという人生だってある。仏像を彫るために、命を懸ける人生だってある。」という部分は納得だ。「友達や家族に裏切られても、自分一人で楽しく生きていける道があると教えることがあるだろうか」という部分もまさしくそのとおりだ。孤独が悪いものと決めつける風潮がおかしいという点には同意できる。 しかし、自分が一人でいて寂しいと感じるその感情は否定してはいけないと思う。一人でいて、周りには自分を理解してくれる人がいない。自分の苦しみをわかってくれる人がいない。その気持ちを受け入れて、消化することが重要なのであって、そんな感情は間違っている、という論には個人的には賛同はできない。私が書こうとしているのは、これをどう受け入れて、消化したかである。 しかし、本当に孤独に苦しむ経験を得ることで、孤独の価値を理解することもまた事実だ。多くの仲間や友達に囲まれていたときとは違う自分を見つけるプロセスでもある。それもまた、孤独の辛さを受け入れるプロセスで見えてくるものである。そういう意味では、本書はすでにその境地に至った視点からのコメントととも受け取れる。 この辺りの表現だと、私は池田晶子の言葉好きだ。孤独を味わうという文脈の中で、子供の頃しつけのために押入れに入れられていたのを実は好んでいたという。「空間的に閉じこもることによって、逆に内に開ける」という表現は、そこに至れば孤独を味わうと言える境地だということをうまく表している。(池田晶子『暮らしの哲学』)

Posted byブクログ

2020/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者が実体験を元に「孤独」について語る。 普段から疑問を持っていて、何か他人の意見が知りたいと思い手に取った。まえがきから既に興味深く、ドライで冷静な人生論に引き込まれた。 いろんな感じ方があり生き方があるということを知らせたい、届けたいという思いが随所に見られる。 普段、人からこういう話を聞く機会は無いので、本があってよかったと心から思う。励まされるような気持ちになる箇所もあった。他者から価値観を否定されたときはこの本を思い出したい。

Posted byブクログ