水やりはいつも深夜だけど の商品レビュー
身近に起こりえる日常の話を描いている。幼稚園を舞台にした園児や保護者同士の人間関係などはすぐ隣にある出来事だろうと感じる。自分の妹が知的障害なのもあり、娘も発達障害ではないかと疑い、どのように接したら良いのかと苦悩する母、夫婦生活に満足がいかず、若い女との不倫に走るが、頭を冷やし...
身近に起こりえる日常の話を描いている。幼稚園を舞台にした園児や保護者同士の人間関係などはすぐ隣にある出来事だろうと感じる。自分の妹が知的障害なのもあり、娘も発達障害ではないかと疑い、どのように接したら良いのかと苦悩する母、夫婦生活に満足がいかず、若い女との不倫に走るが、頭を冷やして女と縁を切る夫、母が再婚により、その子供と兄弟となる女子高生など、それぞれ家族に関するものを抱えながらも懸命に生きる姿が心暖まるものだった。抗えないことも折り合いをつけて生きていくことで幸せを見出すものだと感じる。
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色んな家族の形。 きっと、どの家にもドラマがある。 血の繋がっていない他人から始まるんだもの。 わたしもいつか。
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夫婦関係を描く短編集。タイトルに惹かれて手に取る。読み終わってあれ?本のタイトルが着いた作品が無いなと思い、短編のタイトルを再度確認。あ、なるほど「水やりはいつも深夜なのか」 あんなに推されていた「ふがいない僕は」はそんなに合わなかったなと思いつつこれはどうかなと思いページをめく...
夫婦関係を描く短編集。タイトルに惹かれて手に取る。読み終わってあれ?本のタイトルが着いた作品が無いなと思い、短編のタイトルを再度確認。あ、なるほど「水やりはいつも深夜なのか」 あんなに推されていた「ふがいない僕は」はそんなに合わなかったなと思いつつこれはどうかなと思いページをめくる。平凡な夫婦の日常、後ろに行くほど私に合った話が出てきて嬉しい「砂のないテラリウム」は主人公が夫の事もあり共感したな。読み終わった後ほのぼの良かったな感。
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久々に読む著者だけど、この5編の短編には痛く感動した。 5編全てが心の琴線に触れ、胸が締め付けられ痛い、長編小説に劣らないほどの素晴らしい完成度だ。お薦めの小説と言っておこう。
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2018/03/04 窪さんの本を読むのは2冊目。 どの話にも家族と植物がでてくる。 妻のだったり夫だったり。高校生が見る家族の話もある。 家族、夫婦、子供、、何らかのコンプレックスを持っているからなのか読みながら抉られるような感覚があった。 ぼたぼた泣いてしまった。 サボテ...
2018/03/04 窪さんの本を読むのは2冊目。 どの話にも家族と植物がでてくる。 妻のだったり夫だったり。高校生が見る家族の話もある。 家族、夫婦、子供、、何らかのコンプレックスを持っているからなのか読みながら抉られるような感覚があった。 ぼたぼた泣いてしまった。 サボテンの咆哮からのゲンノショウコ、そして砂のテラリウム。この3話にやられた。 大体はハッピーエンドというか、きちんと仲直り?してまとまるのだけど現実だとそうはいかないかもなぁ 救いがあるオチだとホッとする反面、もう一悶着!とか期待してまった。 これを読んで、もう一度窪さんの過去作を読み返したくなった。
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様々な形の家族を描いた短編集。 どの話も多少なりとわかる気がします。 ラストはどの話も前向きな感じがして 読後感は良い。
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子ども、夫婦の形。など。 結婚して、子どもができて、母に、父に、なってしまった主人公たちの戸惑いや、家族の変化。
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こういうの読むと子育てとかママ友とか自分には関係ない話なんじゃないかなと思ってきたけどまわりに子供や妊婦さんがいる今、他人事ではないんだなあと空恐ろしくなる。 今の生活だって隣の芝生はとっても青くて魅力的なのに子供なんてわかりやすいものができたらどうなるんだろう。よそはよそ、うち...
こういうの読むと子育てとかママ友とか自分には関係ない話なんじゃないかなと思ってきたけどまわりに子供や妊婦さんがいる今、他人事ではないんだなあと空恐ろしくなる。 今の生活だって隣の芝生はとっても青くて魅力的なのに子供なんてわかりやすいものができたらどうなるんだろう。よそはよそ、うちはうち精神で頑張るしかないけど。。こわい。 そういうリアルを書かせると現実的すぎてまずい窪さん、さすがでした。
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今の子育て世代の女性って そんなものかしら ね、と思いながら読みました。それぞれの話は面白かったです。
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問題を抱えてる家族の話が多かった、生きるのは大変だなと思いました。でも救いのある話が多くてよかった。
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