水やりはいつも深夜だけど の商品レビュー

窪美澄(著者)

2015/04/19

子育てや家族とその周辺の物語。日常のありがちな問題が個人にとっては重要な問題なのだと伝わるように丁寧に描かれている。平凡な日々をみんな頑張って生きているのだと感じる作品。

2015/04/04

★★★☆☆
生活にうるおいを与えるのは誰？
【内容】
家族をテーマにした5つの短篇集

【感想】
大きな感想はない。現代人は人と人との関係が大変だな。

【引用】
私の気持ちは写真には写らない。その写真をネットの向こうの見知らぬ誰かに見せる必要なんてないんだ。私の眼と耳が、覚えておけばいいんだから。それがいつか、私の記憶から消え去ってしまうとしても。

2015/03/30

小さな子どもがいる家族の日常と植物を絡めた短編。

こんなことあったな、と思いながら読んだシーンも。
あっさりと、ホッとできるようなラストかな、という感じはしました。

2015/03/28

「ちらめくポーチュラカ」
ママ友の世界を垣間見ることができる短編。
スイミングクラブのギャラリーの光景がふと浮かんだ。

「サボテンの咆吼」
３０代、親父のかっこよさにようやく気づく年齢。

「ゲンノショウコ」
障がいをもって生まれた家族がいることの苦悩がかさぶたをひっかくように伝わってくる短編。

「砂のないテラリウム」
男性は夢を見続けるいきもの、女性は現実を見つめるいきもの。

「かそけきサンカヨウ」
いちばん心がホッとする癒やしの短編。

2015/03/27

本当に悲しいことに読了から3か月弱経った今、レビューを書こうにもほとんど内容が思い出せず。
ただ、読み終わってすぐ「うーん」と思ったことは覚えているので、特に引き込まれずさらっと読んでしまった短編集でした。
窪さんの小説には毎回中々の衝撃を受けるので、こういうのは意外でした。次回作に期待。

2015/08/30

日常の小さな不安や夫婦のすれ違いを描いた短編５つ。
どのお話もほっとするようなラストになっている。
なんて事ないことをさらりと上手に書き綴られててさらりとしすぎてちょっと嘘くさくもあるけど。
植物を絡めた５編のようだけと幼児を絡めた５編という感じ。子どもを緩衝材にしてる感じが否めない。というか子は鎹？かな。

2015/03/19

植物をキーワードにした短編集は、一話終わるごとに思わずどんな花だったか確認したくなる。
カラカラの大地に生きるサボテンや、湿地に住むサンカヨウ、薬草のゲンノショウコ、、どれも目立つ存在感はないけれど、それぞれの言葉が聞こえてくるようで。
色々あっても、毎日は続いて行く。
そんな話が淡々と、響く。

2015/03/05

なんか上手く終わらせすぎだろーという感じ。
そんなにうまくいけば苦労しないよね。

それよりもまず、「、」が多すぎてとにかく読みにくかった。
どうしてなの？わざと？
「、」が多いと読んでいて息切れするようで、疲れるんだよね。

2015/03/04

5つの家族の物語。
何かで紹介されていて、図書館で数ヶ月待って読みました。

すらすらと、あっという間に読了。
家族には家族のいろいろがある、そんなお話ばかりで、興味深く読みました。

2016/02/09

同じ幼稚園に子供を通わせている５つの家族のお話。
どの話にも共感できる部分がありました。
なかでも「きらめくポーチュラカ」と「かそけきサンカヨウ」が好きです。

サンカヨウのお花。
知らなくて検索したら、そのガラス細工のような花姿が、
物語の家族そのものという感じで感動しました。

咲いているところを見てみたいです。