静おばあちゃんにおまかせ の商品レビュー
タイトルのライトな感じから打って変わって、起こる事件はヘビーで多彩。 静おばあちゃんの鮮やかな謎解きも然ることながら、その言葉が心に響く。 現実世界で本当に起きた事件や事故などもストーリーの中に散りばめられていて、いろんなことを感じ考えさせられる。 文庫版の帯のキャッチそのまま...
タイトルのライトな感じから打って変わって、起こる事件はヘビーで多彩。 静おばあちゃんの鮮やかな謎解きも然ることながら、その言葉が心に響く。 現実世界で本当に起きた事件や事故などもストーリーの中に散りばめられていて、いろんなことを感じ考えさせられる。 文庫版の帯のキャッチそのままに、“暮らし系社会派ミステリ”、そして“驚愕のどんでん返し”だった。 はじめましての中山七里さん作品だったけれど、面白かった!他の作品も読んでみたい。
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靜おばあちゃん、カッコイイね。 法律家志望の円さんは、靜おばあちゃんの様なぶれない芯と考え方の柔軟さを受け継いで成長して欲しい。 最後のどんでん返しは、必要なの? 何かと繋がっているのか知らん。
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他の中山七里作品でも活躍する、高円寺静判事が登場。孫のまどかが中心になって活躍。静さん好きなので登場するのは嬉しかったし、ご高説はカッコよくて好きなのだが… 葛城さんとまどかの恋愛はいらん…25歳警察官が大学2年生に手を出すな…。偉そうに正義がなんだ言ってるけど、その前に一歩間違えたらそれ犯罪だからなって余計なこと考えてしまって良くなかったわら(笑)にしても、葛城さんは成長したな。最近の祝祭のハングマンでも登場していたが、相応に頑張ってた印象。でも時系列どうなってるんだ? そして最後に明かされる、まさかの静さん死んでいた事案…。他作であんなに活躍してるのに?!中山七里作品の中で言えば、相対的に時系列は未来なのかな。確かに表紙の静さん、脚が描かれてない!気づいてそんなところに伏線が?!とびっくり!
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旅のお供として。5編の連作短編集。若い刑事が女子大生に事件を相談して、女子大生が情報をおばあちゃんに伝え、おばあちゃんが安楽椅子探偵として推理し、事件を解決、というもの。民間人をそんなに現場に連れてっていいのかというのはあるけど、まぁフィクションですから。最後幽霊だしね。でも元裁判官のおばあちゃんがまたいいこと言うんだわ。ほんと円は厳しくも優しく育てられて良かったよ。静おばあちゃんは他の作品にも出てるそうだ。読んでみようかな。
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この作品は所謂「安楽椅子探偵」ものだが、そこは流石の中山七里。普通の安楽椅子探偵ではない。 別のシリーズで主役になっている犬養隼人がちょこっと出たりしながら、こちらの主役は割とほんわかキャラクターで話が進んでいく。 作品全体としては普通の出来だが、最後の最後にファンタジー要素が飛...
この作品は所謂「安楽椅子探偵」ものだが、そこは流石の中山七里。普通の安楽椅子探偵ではない。 別のシリーズで主役になっている犬養隼人がちょこっと出たりしながら、こちらの主役は割とほんわかキャラクターで話が進んでいく。 作品全体としては普通の出来だが、最後の最後にファンタジー要素が飛び出してきたのは驚いた。 この作品は第二弾が刊行されているようだが、どうやって次作に繋がることやら…。それも楽しみに次作も読んでみたい。
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中山七里の作品を複数読んでる人なら、どこかで出会ってるかもしれない、 高円寺静とその孫の高円寺円が事件を解決へと導く、5編の連作短編集。 主人公は警視庁の若手 葛城公彦。 事件を捜査するもうまくいかず、困ったときに高円寺円に意見を求める ことになり、そこから事件解決へ向かう。 安...
中山七里の作品を複数読んでる人なら、どこかで出会ってるかもしれない、 高円寺静とその孫の高円寺円が事件を解決へと導く、5編の連作短編集。 主人公は警視庁の若手 葛城公彦。 事件を捜査するもうまくいかず、困ったときに高円寺円に意見を求める ことになり、そこから事件解決へ向かう。 安楽椅子探偵と刑事もののミックスと言った感じ。 別作品が思い浮かんだものを紹介します。 この作品を読んでいて、2話は新興宗教に入信してしまった上司の娘を棄教 させるために、葛城が頼まれて遂行するも教祖の謎の出来事により、 高円寺円を頼ることになります。 この話は、ドラマがヒットしたトリックを彷彿とさせる内容で、 読んでいるとトリックをご存じの方は似てるのでオマージュかなって思うでしょう。 次に、4話ですが、冤罪がテーマになってます。 冤罪と言うキーワードでは、どうしても、スティーヴン・キングの名作で、 グリーンマイルと言う作品を思い出します。この作品は、1932年の大恐慌時代の アメリカの死刑囚収容所とそれを語る現代の老人ホームが舞台となってます。 収容所にデカくて屈強そうな黒人が収容されるのだが、実は気弱で優しく、 謎を秘めていた・・・。と言った作品で感動と不思議なホラー系ファンタジー小説。 ところで4話はどういう内容なのってのは、読んでくみてださい(笑)。 全体的には、中山七里さんと言えば、どんでん返しの帝王ですから、 その通りの展開になると思ってください。さらに○○トリックがありますので、 そこもびっくりするし、最後は泣けるかもしれません。
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中山さんこういうのも書けるのか。面白くて一気に読めた。ラストは予想外でちょっと驚いたけど。どの話もあとちょっとで解けそうな所までしかわからず。おばあちゃんのお説教は毎話自分も教えを請うように読んだ。そういえば裁判官が主人公の話って読んだことないかも。どういう思いで判決を言い渡し...
中山さんこういうのも書けるのか。面白くて一気に読めた。ラストは予想外でちょっと驚いたけど。どの話もあとちょっとで解けそうな所までしかわからず。おばあちゃんのお説教は毎話自分も教えを請うように読んだ。そういえば裁判官が主人公の話って読んだことないかも。どういう思いで判決を言い渡しているのか知らず、新鮮だった。警察官の主人公・葛城も真面目で不器用だが憎めない良いキャラだし、続編も読まねば。
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若手警察庁一課所属の葛城は事件を通して知り合い惹かれあい女子大生円と付き合う様になる。 彼女の洞察力で事件を解決していくのだが実は本当の名探偵は彼女と暮らす元裁判官のおばあちゃん。 最後にどんでん返しもあり楽しく読めた一冊。 続編が出ることを期待してます。
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中山七里の作品としては割と軽いタッチだった。それでも、知らなかった法曹界の事情など初めて知る事も多く楽しく読めた
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正義感が強いけど、外見とその優しさから、冴えない警視庁刑事の葛城公彦。 その側で、手がかりを基に事件を解決に導く女子大生の円(まどか)と、その祖母静。 警察に手の余る難事件を、緻密な推理で解決していく爽快感と、2人の恋愛事情も入ってきて、とっても面白かった。 最後の出来事は、さす...
正義感が強いけど、外見とその優しさから、冴えない警視庁刑事の葛城公彦。 その側で、手がかりを基に事件を解決に導く女子大生の円(まどか)と、その祖母静。 警察に手の余る難事件を、緻密な推理で解決していく爽快感と、2人の恋愛事情も入ってきて、とっても面白かった。 最後の出来事は、さすが中山七里さん~のどんでん返し~
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