すべて真夜中の恋人たち の商品レビュー
主人公に共感できず、入り込めず、終始イライラした。 最後も納得いかない。 これこそ解決つけてほしい。
Posted by
高校生のとき何気なく読んで衝撃をうけて川上未映子という作家の存在を知ったきっかけの本 なんかわからんけどもこれ読んではじめて自分の人生は始まった気がしてる まだ10代の自分には強烈な読書体験だった 冬子さんがほんとに生きてたらいいなって、今もどっかで聖さんと仲良くしてるといいなー...
高校生のとき何気なく読んで衝撃をうけて川上未映子という作家の存在を知ったきっかけの本 なんかわからんけどもこれ読んではじめて自分の人生は始まった気がしてる まだ10代の自分には強烈な読書体験だった 冬子さんがほんとに生きてたらいいなって、今もどっかで聖さんと仲良くしてるといいなーとか考えてた 自分にとっては宝物みたいな本
Posted by
校正のお仕事についてのエッセイ『文にあたる』で紹介されていたこの小説。 校正のお仕事の女性が主人公。 校正のお仕事の様子に触れたくて読み始めたのですが、川上さんの美しい文章、繊細な主人公の心の描写、聞こえてくるような心の動き、そんな全てに引き込まれました。 静かでぐっとくる恋愛小...
校正のお仕事についてのエッセイ『文にあたる』で紹介されていたこの小説。 校正のお仕事の女性が主人公。 校正のお仕事の様子に触れたくて読み始めたのですが、川上さんの美しい文章、繊細な主人公の心の描写、聞こえてくるような心の動き、そんな全てに引き込まれました。 静かでぐっとくる恋愛小説。 想像しなかった終わりの余韻が心に響いています。
Posted by
もう7〜8年も前に読んだ本なので具体的な感想がパッとでてこないけれど当時大学生だった私には文体や情景や心理描写がいたく刺さって、沁みて、短い期間に何度も読んで、あるキッカケで地域の広報誌の「わたしのオススメの1冊」のようなコーナーに私が寄稿することになったとき、この本を迷わず選ん...
もう7〜8年も前に読んだ本なので具体的な感想がパッとでてこないけれど当時大学生だった私には文体や情景や心理描写がいたく刺さって、沁みて、短い期間に何度も読んで、あるキッカケで地域の広報誌の「わたしのオススメの1冊」のようなコーナーに私が寄稿することになったとき、この本を迷わず選んだのを記憶している。時間が経ったいまの私で、もう一度読んでみたい。 元も子もない、もはや感想とも呼べないことばなのかもしれないけれど、『すべて真夜中の恋人たち』というタイトルがもうグッときて仕方なかったのでした。
Posted by
彼女は他者と関係を構築することが非常に苦手な人物で、それどころか自分の感情に対しても鈍感で、自分の意思を発することができない。 自分自身との関係を作ることができないし、自己対話もなく完全に内に閉ざされている。小説のなかで彼女は、「自分」のない存在として描かれている
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大人向けの、秒速5センチメートルって感じ。しっかりしなさいよぉ!!ってなんかいおもったか。学生たちが迷う姿は美しいのに、なぜ大人になると急に見るに堪えなくなるのか。 水筒にお酒はだめよ笑
Posted by
川上未映子さんの作品は「ヘヴン」に続き2作目。 タイトルと表紙の装丁に惹かれて購入しましたが、主人公はじめ、登場人物の心情がひとつも理解できないままでした。 主人公の、三束さんへの執着とも言える恋慕も、魔法瓶に日本酒を入れて常に酔っていないと会話さえできないのも(酔った状態での...
川上未映子さんの作品は「ヘヴン」に続き2作目。 タイトルと表紙の装丁に惹かれて購入しましたが、主人公はじめ、登場人物の心情がひとつも理解できないままでした。 主人公の、三束さんへの執着とも言える恋慕も、魔法瓶に日本酒を入れて常に酔っていないと会話さえできないのも(酔った状態での会話も覚束ないものでしたが)、すべて理解不能。 前作で感じたキラキラした詩的表現も今回はなく、作者さんの伝えたいこと、書きたいことが分からないまま終わってしまった感じでした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
恋のお話というと、キラキラやキュンキュンという擬音が付くイメージのお話が多いですが、こちらのお話は冴えない日常を送っていた主人公に訪れた、灯火のような静かな物語だなと感じました。 光について度々お話の中にも出てきますが、ただただ普通に今までの日常を送っていたら現れた光、そしてその光が目の前から消えてからも人生は淡々と続いていくんだということを感じました。 登場人物に共感はできませんでしたが(笑)、作者が紡ぎ出す文章(特に主人公の内面を表す場面)は「繊細」という言葉がぴったりなほど似合う美しさを感じました。 人の内面の動きを表すことを、こんなに芸術的な文章にできるんだなと、感動したお話です。
Posted by
きらきらした恋のお話し❤️とは違っていた。恋に溺れる、お酒に溺れる、仕事に溺れるなど『溺れる』をテーマに感じた。人の裏側?内側がリアルに描かれていた。川上未映子さんの作品は登場人物のセリフが鋭く読後感が重い。
Posted by
パッとしない主人公と、謎の三束さんと、関わりたくないほど自己肯定感が高い聖と。誰にも共感できなかったけど、仕事に対する姿勢の部分では背筋が伸びた。一部分にでも自分らしさを自覚できるものがあれば、もっと判断軸をぶらさず生きられるような気がした。
Posted by