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すべて真夜中の恋人たち の商品レビュー

3.5

616件のお客様レビュー

  1. 5つ

    104

  2. 4つ

    171

  3. 3つ

    195

  4. 2つ

    59

  5. 1つ

    12

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2022/02/22

主人公の性格にまったく共感が持てなかった… 共感が持てなかったけど、全然性格の違う聖とのやりとりを通して、お互いの求めてることとか、ものの見え方、捉え方、表現の仕方の違いが人それぞれ違うということに気がつけてよかったのではと思う。わかりやすく表に出せる人もいれば、人には見せず内面...

主人公の性格にまったく共感が持てなかった… 共感が持てなかったけど、全然性格の違う聖とのやりとりを通して、お互いの求めてることとか、ものの見え方、捉え方、表現の仕方の違いが人それぞれ違うということに気がつけてよかったのではと思う。わかりやすく表に出せる人もいれば、人には見せず内面で闘ってる人もたくさんいるってことは忘れちゃいけないと思った。 背景の描写や一言一言の紡がれ方が美しかった。

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2022/02/19

人生思うようにいかないですよね。自分の殻に閉じこもっていても、殻から飛び出して行っても。それぞれがいろんな事情を背負って生きているんですよね。

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2022/02/18

自分の頭で考えたことを重要にしたいと言いつつ、 "しょせん何かからの引用じゃないか、自前のものなんて何もないんじゃないか" と葛藤している聖が印象的。 マークトウェインの『人間とは何か』に通ずる自由意志の存在に対する葛藤的なものを感じて面白かった。

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2022/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こんな恋はしたくないと寂しくなる反面、ここまで誰かを想いたいと感じる。 それは試練のように辛く暗闇から無理やり光を探るようなものだけれど、ひとを好きになるという怖さ、危うさ、論理的に説明が付かない行き場のない気持ち、気がつくと私は主人公に自分を重ね合わせていたので、読み終えた時に私の恋も終わった。さようなら、ありがとう。

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2022/01/30

本屋で最初の1ページ目を読んだ時、必ず購入しようと決意した。 私も拗らせた人間なので、主人公の気持ちがよくわかる。恋愛ってなんであんなに難しいんだろう。 勝手に憶測して、舞い上がって落ち込んで、 上手くいってもどこか心配で。 主人公にはこれから幸せになって貰いたいと思いつつ、...

本屋で最初の1ページ目を読んだ時、必ず購入しようと決意した。 私も拗らせた人間なので、主人公の気持ちがよくわかる。恋愛ってなんであんなに難しいんだろう。 勝手に憶測して、舞い上がって落ち込んで、 上手くいってもどこか心配で。 主人公にはこれから幸せになって貰いたいと思いつつ、そう簡単にはいかない、困難な未来があるのだろうなと勝手に思ってしまう。 そして作品で紡ぐ言葉が本当に美しい。

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2022/01/27

主人公は、現実にいたら私はうまく付き合えないタイプなんだろうなと思う。 自分の閉じた世界はありつつも、周りとは線を引きつつ、自己主張はしない。 そんな彼女が出会いをきっかけに少し感情や言葉を持つようになるのは良いなと思うが、全体的に人格の理解が難しいと思ってしまった。

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2022/01/21

ある校正者のお話。 仕事仲間である環が、嬉しいとか悲しいとか自分が思ったり感じたりしたことが、仕事で触れた文章の引用じゃないかと思えるのよと言った部分が、まさに自分も常々思っていた事だったので、代弁してくれて嬉しかった。 カルチャースクールで出会った三束さんが、「質問に質問で...

ある校正者のお話。 仕事仲間である環が、嬉しいとか悲しいとか自分が思ったり感じたりしたことが、仕事で触れた文章の引用じゃないかと思えるのよと言った部分が、まさに自分も常々思っていた事だったので、代弁してくれて嬉しかった。 カルチャースクールで出会った三束さんが、「質問に質問でかえすのは次元があることなのでだめなんですよ。ひとつめの質問の内部で終わる質問じゃないと」と言っていて、論理的回答に納得がいった。

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2022/05/08

この本ほんとに好き。 救われる気持ちになる タイトルがほんとに良くて、タイトルだけとっても読む意味があると思う

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2022/01/12

自分の感情表現が苦手で、人に合わせて人の流れに合わせているようなわたしと冬子さんは、どこか似ていて、恭子さんや最後の聖の言葉が突き刺さりました。 全体的に文章がとても綺麗で、冬の歩いている描写が良すぎてわたしも夜に歩きたくなりました。三束さんとの関係性はとても不思議なものだったけ...

自分の感情表現が苦手で、人に合わせて人の流れに合わせているようなわたしと冬子さんは、どこか似ていて、恭子さんや最後の聖の言葉が突き刺さりました。 全体的に文章がとても綺麗で、冬の歩いている描写が良すぎてわたしも夜に歩きたくなりました。三束さんとの関係性はとても不思議なものだったけど、最後の終わり方はちょっと残念だったなあ。

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2022/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本屋さんへ行って、半分衝動的に買った本だったけど主人公に対して自分と似ているなあって感じることが多くて驚いた。だから自分とは正反対の聖が主人公を肯定してくれて面白いって言ってくれた時、まるで自分のことのように嬉しかったな。でも後半で聖からイライラするとか言われるんだけど、なんか憎めないというか。イライラするって直球で言ってくれる友達なんていなくない?!そこまで言ったのに最終的に泣く聖はかわいいなって思えてくる。 この話のメインは恋愛小説なんだけど、わたしにとっては聖と主人公の関係や、主人公の周りにいる女のひとたちの描かれ方が印象に残った。女の人が描く女のひとって分かる(偏見?笑)それこそ噂とか人から聞いた話を自分の中で勝手に膨らませてグワーーってこうじゃない?こうよね?って話された時の、主人公の反応と自分の反応たぶん一緒。笑う。

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