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すべて真夜中の恋人たち の商品レビュー

3.5

612件のお客様レビュー

  1. 5つ

    103

  2. 4つ

    171

  3. 3つ

    192

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2023/07/20

冬子があまりにも自分で、20代のころに読んでいたら刺さりすぎてショパンの子守歌を延々と聴きながら深夜徘徊を繰り返していたと思う。 30代に読んだおかげで、ショパンの子守歌を延々と聴くだけにとどまれてほんとうに良かった。

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2023/05/11

装幀もタイトルも物語も何もかも好きすぎた。色々心に食らって余韻に浸っている...。登場人物みんな不完全で不器用でそれぞれに愛しい。内容は全然異なれど乳と卵と同じ作者だなってわかる文章でした。川上未映子さん...もっと読みたい。

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2023/05/11

うじうじして自信の無い主人公に最初は苛立っていたはずなのに最後には彼女に共感していたし清々しい気持ちになってた。

Posted byブクログ

2023/05/08

校訂の仕事をしている地味な女性が、三束さんという、50台半ばの男性と知り合い、喫茶店でお茶を飲んだりするうちに好きになり、高級レストランで誕生日デートをするのだが、帰り道に一気に距離が縮まったのを最後に連絡が取れなくなった。 三束さんとの思い出が徐々に薄くなってきた2年後、彼女の...

校訂の仕事をしている地味な女性が、三束さんという、50台半ばの男性と知り合い、喫茶店でお茶を飲んだりするうちに好きになり、高級レストランで誕生日デートをするのだが、帰り道に一気に距離が縮まったのを最後に連絡が取れなくなった。 三束さんとの思い出が徐々に薄くなってきた2年後、彼女の頭に浮かんだのは、すべて真夜中の恋人たちという言葉だった。

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2023/05/02

校正の仕事をしている主人公という点もあり、気になって読んで見たけど、どちらかと言ったら女性向きの作品なのかなぁ。 実際にもこういった色んな感情が入り混じったが故の女性の口論は沢山あるのだろうと思った。

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2023/04/29

「全米批評家協会賞」の小説部門のノミネート作品と知り読む、入江冬子のなんの特徴もない日常から変化を求める心理描写が難しい。

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2023/04/22

なんて繊細な人なんだろうか アルコールが入っていないと行動に動けずにいる すごく苦しくなる 最後もとても切なくどこにこのもやもやとした思いを持っていけば良いのかわからない 自分の気持ちや思いに向き合っていく冬子 みつつかさんという響きと彼女の心からの声にそっと耳を傾けるような作品

Posted byブクログ

2023/04/20

お恥ずかしながら川上未映子さんの本は初めて読んだのですが、その描写のうつくしさに圧倒されました。 孤独で儚くて刹那的で、そこに例え嘘があっても、それでも、確かに間違いなく「恋」で、どうしようもなくせつない気持ちになりました。

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2023/04/19

川上未映子さんの本は、 細かい表現で情景を想像しながら読めてすごく好き でも少し主人公にイライラしてしまう部分もある なんだか、心が少し苦しくなった。

Posted byブクログ

2023/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で、表紙に惹かれて借りた本 最近うまくいかないことばかりで、かなりしんどくて、人生の分岐点というか、人生という壁にぶち当たっている感じ 今まで部活も勉強もたいして何もせず平均的に生きてきて、嫌なことがあれば全てを途中でぬるっと辞めていたし、大体のことはトントンでなんとか進んでいたので、こんなことが初めてで、どうすればいいか分からない。そんな感じで日々を過ごしている今 読むタイミングがかなりピッタリだったのかもしれない。 わたしはそこまで控えめなタイプでもないし、共感はできないところも多々あったけれど、文章の綴り方、使われている言葉。表現方法が好きすぎるかもしれない 好きなフレーズが出てきすぎて逆に何も覚えてないくらいの 筆者の他の本も読みたいなと思ったし、読んでる途中に、あーこの本は買って手元に置いておきたいなーと感じた それくらい私には響いたし、大好きな作品になった 万人ウケでは無いかもしれないけど。わたしは大好きだからそれでいい 聖にいっぱい言われるところ、泣いてしまったし、三束さんもよく分からなかったけど。教師じゃないのになんであんなに物理に詳しいんだ けど、これで結ばれていたら冬子の人生っぽくはないのかもなあとも思う わたしも強く生きたいなあ 最後になんとなく、最初のページを読み返した。なんとなくの行動に、こんなにも嬉しくなったことは無いかもしれない。「真夜中はなぜこんなにも綺麗なんだろうと思う。 それは、きっと、真夜中には世界が半分になるからですよと、いつか三束さんが言ったことを、わたしはこの真夜中を歩きながら思い出している。」←これを出だしに持ってくる辺り、本当に ありがとうございました

Posted byブクログ