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物語のおわり の商品レビュー

3.8

224件のお客様レビュー

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    39

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2017/01/29

物語の中で展開する物語。それぞれの主人公の間を連鎖し、心の闇を光に変えていく。そして物語そのものも光へと移ろいゆく。その時間軸を追うのもこの作品の魅力のひとつ。

Posted byブクログ

2016/12/27

フィクションなのか、ノンフィクションなのか、誰が書いたのかすら分からない。しかも結末がない。そんな物語が書かれた原稿が、様々な思いを抱えて北海道を旅する人たちの間でリレーされ、それぞれが自分なりの結末を思い描き、そこに生きる意味を見出だしていくストーリー。 自分の読書人生におい...

フィクションなのか、ノンフィクションなのか、誰が書いたのかすら分からない。しかも結末がない。そんな物語が書かれた原稿が、様々な思いを抱えて北海道を旅する人たちの間でリレーされ、それぞれが自分なりの結末を思い描き、そこに生きる意味を見出だしていくストーリー。 自分の読書人生においても、物語の主人公と自分の境遇を重ね合わせて気持ちが楽になったことは結構あるなぁ。だから読み続けるんだろうね。

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2016/12/23

大げさではない「愛」と、心地よい「善」のリレーが続く本。絵美さんとハムさんは純愛ということも最後にわかる。構成がうまい。 作家になりたいと思っている/いた、北海道を旅したことがある、家族がいる、、、そんな人はさらにこの本を楽しめると思う。

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2016/12/05

誰かの手記が自分に重なり、色々な結末へ。なんだかほんわかしました。胸には刺さらない話だったけど、幸せかどうかを決めるのは他人じゃなく今の自分なんだろうなー

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2016/11/22

2016.11.22 読了 短編集。。。なんだけど すごくおもしろい作り?だった。 まずは すごく中途半端な短編。 物語のおわりは、読み手に託す系の。 それが 後々ずっと ついてまわる。 次の短編は その作品に その主人公が その人なりの 物語のおわりを 出して、次の主人...

2016.11.22 読了 短編集。。。なんだけど すごくおもしろい作り?だった。 まずは すごく中途半端な短編。 物語のおわりは、読み手に託す系の。 それが 後々ずっと ついてまわる。 次の短編は その作品に その主人公が その人なりの 物語のおわりを 出して、次の主人公に 引き継がれる。。。 そんな感じで 短編が続く。 なかなか 面白かった! 自分ならどんな おわりかな、とか。 ほんとの終わりは。。。? 「告白」をイメージしてる人は 裏切られると思います。 だいぶ スッキリしますよ~ それにしても、最後 なぜ 若い人が ハムさんってわかったんだろう??

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2016/10/27

湊かなえさんの本にしてはほっこりとしたラストだった。 この繋がってく感じ良いなぁ。良い意味で裏切られました!

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2016/10/21

未完の小説が繋いでいく物語。 湊かなえにしては意地悪度が少なく、読後感がいいです☆ 深い山合いの盆地で、小さなパン屋を営む両親のもとで育った少女・絵美。 小さな頃から空想好きで、小説家になるのが夢でした。 年上の男の子・ハムさんと知り合い、年月がたって婚約することに。 そんなと...

未完の小説が繋いでいく物語。 湊かなえにしては意地悪度が少なく、読後感がいいです☆ 深い山合いの盆地で、小さなパン屋を営む両親のもとで育った少女・絵美。 小さな頃から空想好きで、小説家になるのが夢でした。 年上の男の子・ハムさんと知り合い、年月がたって婚約することに。 そんなとき、作家デビューのチャンスが訪れますが‥? 「空の彼方」という短編小説はこういった内容で、結末が描かれていないもの。 この原稿が北海道旅行をしている人の手から手へ渡り、それぞれの立場で違う結末を思い描くのです。 夫より一足早く旅行先に来ている、ある悩みを抱えた女性。 フェリーで出会った二人連れに、原稿を渡されて‥? 家を継ぐために、プロのカメラマンになることを諦めようとしている男性。 そして、不登校になっていた少女は‥ 昔の話から始まるせいか、全体的には古風で真面目な雰囲気。 小説家を目指す少女に思い入れがあるのでしょうか。ちょっとした捻りがきいていて、展開に意外さもあり、面白く読めました☆

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2016/10/09

人にはその人なりの物語があって、その終わり方は様々だ。 良い悪いも無い。誰に何を言われたって決める時は自分ひとりだ。 夢を追いかける人でありたいと思う自分、夢を追いかける人を支えたい自分、夢に近い人を妬む自分。 全部自分だ、物語をどう始めて、どう進めて、どう終わらせるかは自分次第...

人にはその人なりの物語があって、その終わり方は様々だ。 良い悪いも無い。誰に何を言われたって決める時は自分ひとりだ。 夢を追いかける人でありたいと思う自分、夢を追いかける人を支えたい自分、夢に近い人を妬む自分。 全部自分だ、物語をどう始めて、どう進めて、どう終わらせるかは自分次第なのだ。そんな当たり前のことを忘れないように今日も生きたい。

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2016/09/15

短編のオムニバスかと思いきや、すべが繋がっているストーリー 毒づいた内容が散りばめられる湊作品が多い中、今回の作品はそれがなく さらっと読めた。 人生 いくつかの岐路に立たされることがあるが、自分自身で選択できなかったときの後悔ほど辛いものはないよな…と思った

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2016/09/09

私が、これまでに読んだことのないタイプのストーリー展開でした。面白い。 何度も裏切られました。何度もわくわくさせられました。面白い。 湊かなえってほんとすごいなぁ。

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