アイネクライネナハトムジーク の商品レビュー

伊坂幸太郎(著者)

2021/06/19

話を最後に回収するんだど、時間軸を気にしなきゃいけないところが大変だった。
おもしろかったけど、整理しながら読んだから時間がかかる本だと思います。

2021/03/25

読み進めていくうちに、登場人物の繋がりが明らかになっていく、6編の短編小説。時間の振れ幅も大きく、迷子になりやすいので、人物関係図を作りながら読むと楽しさ倍増！

伊坂作品としては珍しい、心穏やかに読める恋愛モノ。その中にも、いろいろな隠し玉が随所にある。まるで宝探しをしているような気分。

2021/03/17

伊坂氏流 恋愛連作短編集。

「そもそも出会いって何？ 」や、
「ちょっと風変わりな仲直りの連絡方法」など、発見と驚きに満ちた物語。
なかでも『ライトヘビー』は卓越した面白さ。

年齢問わず、人生の処方箋になる良作品。

2021/03/15

それぞれの話に繋がりがあって、ニヤッとする感じ
、伊坂作品ならでは。
個人的には、泥棒とか出てこない平和な感じがやや物足りなかった。

2021/01/31

元々、短編として描かれた作品『アイネクライネ』から派生した数々の短編を連作にした作品。
あとがきにも書いているように、作者にとっては珍しく強盗や泥棒、殺し屋が出てこない作品で、なおかつちょっとした恋愛要素も入った作品たち。
全ての短編がきちんと独立した面白さで、最後の一話で全てをつなげる感じが期待通りで楽しめました。
出てくる登場人物も変わっているようで身の回りにいそうな人たち。
普通にありそうな世界観が読んでいてとても心地いい作品でした。
誰にでもオススメできる作品です。

2021/01/31

伊坂幸太郎さんの恋愛小説新鮮だわぁとワクワクしつつ奇想天外な人が皆無であってもとてもとても楽しめた。あとがきで斉藤和義さんとのくだりや小説の成り立ちを読んで妙に納得。これは映画化されていて三浦春馬くんが主演だったのね。悲しくて胸がしめつけられほどに物語が一層愛おしく。
時系列を彷徨いながら様々な人が繋がっていくお話は伊坂ワールドならでは。
ラストのお話に翻弄されながらもハラハラドキドキはたまらなかった。
伊坂幸太郎さんの本のなかで一番になったかも。

2020/10/26

短編集なのですが、それぞれの話が少しづつ繋がっていて、読んでて嬉しくなります。世間は狭い系の小説です。

見事なまでにいろんな人たちがが絡み合っていて、相関図にまとめながら読みたくなりました。
たくさんの登場人物が出てきますが、あまりごちゃごちゃせずに読み進められ、サクサクと読めました。

全話楽しく読めましたが、個人的にはルックスライクというお話と、ナハトムジークという最後のまとめみたいなお話が特に好きでした。

もう一度読むとまた違う発見がありそう。内容を覚えているうちに、また読むのもおもしろいかもと思いました。

2020/10/24

文句なしにおもしろかったのですが、個人的に斉藤さんの正体と、佐藤さんのその後が知りたい、との理由で、4⃣。
同世代の伊坂さんが斉藤さんファンと言うだけで安心してしまうのは何でだろう？

2020/10/08

著者の作品は、いくつか読んでいます。この作品は今まで読んだ著者の作品と趣が違います。奇抜な設定などなく。読みやすい恋愛作品と言ってもいいのかなあ。でも、いつもの通り絶妙な伏線が張られていて、ふんふん、なるほどと思いながら読み進めることができました。さすがだなあと感心しきりです。ご本人は恋愛作品は、余りお好きではないのかなあと推察しますが、また書いていただけたらなあと思いました。

2021/01/03

伊坂幸太郎は良い。

映画にもなった話題作
短編連作集です。

伊坂幸太郎にしては珍しく？殺人とか悪人とか物騒で憎めないキャラクターは出てきませんでしたが、それでも、他の作品のように、時系列や場所はばらばらに、それぞれの話が密に繋がっている形となっています。あーこれはあの時のあの人か！あのエピソードか！と、読んでいてとても楽しかったです。

長編の恋愛作品も読んでみたいです。

いい出会いがなくて、とよく言っていたので、「出会い」についての言葉がささりました。