アイネクライネナハトムジーク の商品レビュー

伊坂幸太郎(著者)

2021/11/14

「はい、お母さんに言われます。自分が正しい、と思いはじめてきたら、自分を心配しろ、って」

いいセリフ。

2021/11/03

それぞれのストーリーが時間を超えて繋がって行くのが面白かった。が、登場人物を全て覚えられてなくてこれ誰だったかなーと見返して、あーと思い出して読み進めました。最後の最後にこのひとがーとサプライズでした。

2021/09/02

頭がこんがらがるくらい、色んな所が繋がっていた
最後の追い込みがとても素敵だった
でもいつも読んでいる伊坂さんの小説ほど
心動かされるものを私は感じられなかった

なんでかはあとがきを読んだらわかった
この小説は恋愛について書いてあるからだ
いつも伊坂さんはそれを主体にしては小説をあまり書かないだから好きなのだ

『悲観的な中で楽観的な話をしたい』

2021/08/21

短編集だけど、一つ一つ細〜い糸が伸びていて、どこかしらにゆるっと繋がっているんだろうなぁ、と考えながら読んでいました。

あ、そこと繋がっていたのか！

と閃いたり、
後半はすごい勢いであっちこっちいくので、
え、ちょっと待て待てどう言う事？
と少しこんがらがってしまったり。

それでも、一つ一つのエピソードはとても軽快で温かみがあり、夢中になって読めました。

軽くポーンポーンと会話が進むのですが、意外に深い事を言っていて、
特に、『ドクメンタ』の話は、うまいなぁ、分かるなぁと思いました。

家で自分のこともろくにできないのに、仕事なんてできてるの？！と思う気持ちもよく分かりますし。

悪い方の積み重ねで、相手が我慢して、本当にちょっとしたことで我慢が爆発してしまう。

藤間さんの奥さんの気持ちが、よーく分かります。

この物語のように、私の人生も、出会った全ての人と何かしら絡まって、影響しあっているのかなぁと思うと、ちょっとだけ不思議な楽しい気持ちになれました。

2021/08/04

時間軸を追うのが難しいけど、繰り返し読めばいいや。登場人物がつながるところも、ピンチのシーンの決め台詞も気に入った！

2021/07/12

日本人ボクサーがベビー級のチャンピオンになったことで
本人と周囲に与える影響。

異性とどこで出会えば良いかなんて見当もつかず
妻に逃げられた先輩の仕事の尻拭いをしながらも
出会いを果たす若者。

仲の良いお客さんの弟を紹介され
電話だけの中だったのがテレビでのボクシングの試合を見て
始めて彼の正体と素顔を知った美奈子。

妻に逃げられその原因が自分の性格であることを自覚している藤間は
免許更新の時にだけで会える女性と話したことでもらえた希望。

駐輪場で無賃駐車の犯人探しをすることになった
高校生の男女のピンチを救った
高校教師がかつての恋人に助けてられた、どなたのお嬢さん作戦。

子供の頃のいじめっ子と社会人になってから偶然仕事で再会し
同期に復讐を持ちかけ機会を狙うものの
真面目さゆえに実行することなく終わったこと。

ボクサーウィンストン小野の勝利と敗北と
時を経ての再挑戦に、登場人物それぞれの気持ち。

みんな繋がってて、よく考えられていて、よかった。

2021/07/10

全6話の連作短編集。
ひとつひとつのお話も面白かったし、登場人物たちの関係や、過去と現在が繋がっていてすごい！ってなりました。
伊坂さんの作品は2作目ですが、登場人物たちの軽快な掛け合いが面白いです。
他の作品も読んでみたいです。

2021/06/26

出会いの事が書かれた短編集ですが、なんとなく横のつながりもある話でした。

いじめられっ子だった子がいじめていた子に偶然再会するも、どうも相手は気がついていないらしい。という話が1番気になりました。

その後のことは書かれてなかったけど、一体彼女に何が起こったの？と思いました。

2021/06/16

「出会い」について考えさせられた。後から振り返って、点と点が一つの線になっているようなこと。
たぶんこうやろなという自分の予想が何度も覆された。

2021/05/15

伊坂さんには珍しく殺し屋や超能力者などが出て来ない一冊。

誰の娘さんなのか分かって言ってるのか？
ボクシング。