アイネクライネナハトムジーク の商品レビュー
伊坂幸太郎さんは好きなんだけど、微妙に絡み合っているようで独立している短編集は、なんだか読みにくかった。 完全独立の短編集か、しっかりつながった長編かのどちらかにしてくれないと・・・
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目次を見ただけで、おお♪伊坂幸太郎ぽい、って感じがしました。 場所や時間が行ったり来たりしながらも、少しずつオーバーラップしている人間関係が浮かび上がってくる短編集です。 テーマはずばり「出会い」。 言われてみれば、殺人も強盗もないけど、こんなラブ&ピースな感じ、すごくいい。 ...
目次を見ただけで、おお♪伊坂幸太郎ぽい、って感じがしました。 場所や時間が行ったり来たりしながらも、少しずつオーバーラップしている人間関係が浮かび上がってくる短編集です。 テーマはずばり「出会い」。 言われてみれば、殺人も強盗もないけど、こんなラブ&ピースな感じ、すごくいい。 「どなたの娘さんかご存じで?」というのは、一見使えそうで、絶対無理だからってところがすごくいい。 とりあえず、通帳の記帳はまめにしよう。
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好きな作家さんが大好きな音楽をタイトルに書く 大いに期待した。いつもの連作でオープニングには大好きなバズも登場する。ところどころに軽快でリズミカルな会話も見られる。 しかしながら、なんか違う。最終話以外は展開にキレが見られない。普通の会話と普通のお話に終始する。ストーリー...
好きな作家さんが大好きな音楽をタイトルに書く 大いに期待した。いつもの連作でオープニングには大好きなバズも登場する。ところどころに軽快でリズミカルな会話も見られる。 しかしながら、なんか違う。最終話以外は展開にキレが見られない。普通の会話と普通のお話に終始する。ストーリーも恋物語かなぁ。なんだ?って感じで終盤まで進む。 最終話はさすがの展開。どうなるんだろう?ってワクワクしながら読める。そして結末も綺麗だ。これだけで良かったんじゃないか? ちなみに、斎藤さんって実在するのか。全く知らない音楽家だなぁ。タイトルで少し誤解してしまった。少し残念だ。
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著者得意の連作短編集。構成と時間の処理は大好きな「死神の精度」と似ている。しかしこちらに登場するのは市井の人びとだ。何ということはない人と人とのかかわり合いに過ぎないけれど、凄く斬新な出来事のように感じさせるところが著者の真骨頂ではないかと思う。人の人に対する想い(恋愛感情も含む...
著者得意の連作短編集。構成と時間の処理は大好きな「死神の精度」と似ている。しかしこちらに登場するのは市井の人びとだ。何ということはない人と人とのかかわり合いに過ぎないけれど、凄く斬新な出来事のように感じさせるところが著者の真骨頂ではないかと思う。人の人に対する想い(恋愛感情も含む)を描こうとしているのだろうと思うけれど、とても納得感があった。
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やっぱり伊坂幸太郎さん大好き!と思える作品でした。短編かと思いきやしっかり繋がっていて、読み終えた後にもう一回読みたくなりました☆ 恋愛要素が入るのは珍しいとのことですが、全然違和感なくて伊坂幸太郎さんらしい取り入れ方だと思います(^^)
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短編集ではあるが、それぞれの短編が繋がっていて、伊坂幸太郎特有の伏線張りから回収までの流れが手軽に楽しめる。短編の中にも小さな伏線が散りばめられていて、短編の終盤に「なるほどな」と伏線が回収されていくので、読んでて心地好い。短編自体は30分程度で読めるので、気軽に伊坂幸太郎を楽し...
短編集ではあるが、それぞれの短編が繋がっていて、伊坂幸太郎特有の伏線張りから回収までの流れが手軽に楽しめる。短編の中にも小さな伏線が散りばめられていて、短編の終盤に「なるほどな」と伏線が回収されていくので、読んでて心地好い。短編自体は30分程度で読めるので、気軽に伊坂幸太郎を楽しみたい人にはお薦めである。 最終章の『ナハトムジーク』で短編で出てきた登場人物が再登場するので、再読したくなった。
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本当は一気読みになるはずが、思いのほか読了に時間を要した。なので、折角のピースも忘れていってしまい、自分の中では上手く繋がらなかった。なんだか作者に悪い事をしたような、そんな気分になってしまった。とはいえ、勿論、面白かったのは確かで、更に楽しめたハズだったのに〜と思うと自分に残念...
本当は一気読みになるはずが、思いのほか読了に時間を要した。なので、折角のピースも忘れていってしまい、自分の中では上手く繋がらなかった。なんだか作者に悪い事をしたような、そんな気分になってしまった。とはいえ、勿論、面白かったのは確かで、更に楽しめたハズだったのに〜と思うと自分に残念だった。
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伊坂幸太郎さん。さすがです。普通だったら物足りなくなる短編集でも、あちらこちらに散らばせた伏線をしっかりと収束させてしまうのはお見事。後味がすっきりなのもgood。ただ、やはり長篇の方が好きなので★4つ。
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登場人物がリンクしていく群像劇、伊坂さんの得意なパターンなんだろうか。それぞれの話がつながっているけど、視点や形式が違うからどれも新鮮に読めて面白い。ラストの話がいちばん好きだった。
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