鹿の王(上) の商品レビュー
精霊の守り人 からの 鹿の王。 強大な征服者、ツオル国 と闘い、敗れ 奴隷となっていた 戦士団 独角の頭領ヴァン。 囚われていた岩塩鉱が不思議な犬達に襲われ、奴隷の中で唯一生き残ったヴァンは、同じく生き残っていた幼子を連れて、岩塩鉱を逃げだした。 前情報なく読んだが、医療サ...
精霊の守り人 からの 鹿の王。 強大な征服者、ツオル国 と闘い、敗れ 奴隷となっていた 戦士団 独角の頭領ヴァン。 囚われていた岩塩鉱が不思議な犬達に襲われ、奴隷の中で唯一生き残ったヴァンは、同じく生き残っていた幼子を連れて、岩塩鉱を逃げだした。 前情報なく読んだが、医療サスペンスか? といった要素あり。色々細かい設定に追いつけないところもあるが、グイグイ読める。
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とにかく国や地域、多様な民族、医療の部分も小難しく、登場人物もたくさんすぎて、、なかなか頭に入っていかない。 ヴァンの章は読みやすいけど、ホッサルの章が読みにくいよ~。(-ω-;)ウーン 下巻もがんばって読みます。
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- ネタバレ
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岩塩鉱の奴隷のヴァン。ある日犬に襲われそこにいたもの全員死ぬ。なぜか助かったヴァンはもう一人生き残った幼子ユキとともに逃げた。 黒死の病のような伝染病を防ごうと働くホッサル達とヴァンはいつか出会うのだろうか?
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人物や細菌に対する描写は優れていると思うが、物語としては普通。鹿の王というタイトルに合わせるようにエンディングに向かって行くが、正直タイトルとエンディングは乖離していると思う。長い物語であるから読み応えはあるが、それだけ。
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この本のブクログの登録者数を見て、ビックリした。ふだん私が読んでいるものとケタが違う! そうか、ベストセラーというのはこんな数字になるものなのか、と今さらながら驚いた。 タイトルを読んで、「もしかして『蠅の王』を先に読んだ方がいいのだろうか」なんて思ったのは私だけじゃないよね?...
この本のブクログの登録者数を見て、ビックリした。ふだん私が読んでいるものとケタが違う! そうか、ベストセラーというのはこんな数字になるものなのか、と今さらながら驚いた。 タイトルを読んで、「もしかして『蠅の王』を先に読んだ方がいいのだろうか」なんて思ったのは私だけじゃないよね? ファンタジーは、世界観をつかむのに私は時間がかかるのでやや苦手です。SFの世界観を頭に入れるのは全然苦痛じゃないのに、ファンタジーだと途端にしんどいのはなぜなんだろう。自分でも不思議。 これも、例にもれず、ふぅふぅ言いながら地勢やら勢力図やらを頭に入れた。漢字に妙なふりがなを振られると、ふりがなナシの時に読めなくて困るからやめてほしいわ・・・まあ、どうでもいいことですが。 ツォルは中国、周辺の脅威はロシア、ヴァンの部族とか火馬の部族はチベットとかモンゴルとか、という脳内仮変換でなんとか物語についていった。こういうのが簡単に頭に入ってこないなんて、脳味噌の老化をとても感じる・・・・ ツッコミどころがないのは、さすが文化人類学者だなぁと思う。歴史上の、いろんな民族たちの事例がいっぱい頭に入っているんだろうな、と思った。 イマジネーションの大きな飛躍、はばたきみたいなものは、ロード・オブ・ザ・リングとか日本のマンガとかに比べると全くと言っていいほど感じないけど、そこが妙に地に足がついた感じでいいとも思う。 こういうのを読むと、久しぶりにゲームがしたくなるかな。支配者、下層の人たち、医者、戦士、などなど、キャラたちがRPGの典型。 さて、下巻を読みます。
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2018年3月30日読了。2015年の本屋大賞受賞作のファンタジー小説。謎の「黒狼」の襲撃を生き延びた男・ヴァンと、致命的な疫病の原因と治療法を探るホッサルのそれぞれの戦い。なるほど、地球の文明が別の方向に進化した先に・あるいは別の惑星に、「こんな世界があって、こんな人たちが悪戦...
2018年3月30日読了。2015年の本屋大賞受賞作のファンタジー小説。謎の「黒狼」の襲撃を生き延びた男・ヴァンと、致命的な疫病の原因と治療法を探るホッサルのそれぞれの戦い。なるほど、地球の文明が別の方向に進化した先に・あるいは別の惑星に、「こんな世界があって、こんな人たちが悪戦苦闘しているのかもしれない」と思わせるリアリティがあって面白い。すかーッとした英雄譚ではないため進行がまどろっこしくも感じるが、上下2冊ということもあり悠然としたスケール、と好意に解釈。上巻はまだ2つのお話が別々に進行している状況だが、下巻でどうまとまるのか。楽しみ。
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ファンタジー。でも政治的な話も医学的なことも民俗学的なこともいろいろとしっかり設定されて面白い。物語としてもキャラクターがしっかりして、獣の奏者よりも現実的(?)な感じがする… なかなか高度な話やと思うけど、うちの図書館には子ども向けのとこに置いてある…上橋菜穂子さんの本は全て。...
ファンタジー。でも政治的な話も医学的なことも民俗学的なこともいろいろとしっかり設定されて面白い。物語としてもキャラクターがしっかりして、獣の奏者よりも現実的(?)な感じがする… なかなか高度な話やと思うけど、うちの図書館には子ども向けのとこに置いてある…上橋菜穂子さんの本は全て。司書さんに聞いてみようかな、このカテゴライズの方法について。
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内容(「BOOK」データベースより) 強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“独角”。その頭であったヴァンは奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、一群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼子...
内容(「BOOK」データベースより) 強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“独角”。その頭であったヴァンは奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、一群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼子を拾い、ユナと名付け、育てるが―!?厳しい世界の中で未曾有の危機に立ち向かう、父と子の物語が、いまはじまる―。 驚異的な広がりを見せていた本書を横目で見ながら手を出しませんでした。ファンタジー色が強そうなので敬遠しておりました。でも評判聞けば聞くほどうずうずしてしまってとうとう読み始めました。ファンタジーとはいえ世界観は目に浮かぶ設定で、特に戸惑いなく読めています。それどころか非常に面白いです。重厚な世界観に目的もしっかりしている登場人物たち。秘められた謎。下巻が非常に楽しみであります。
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2015.2/27 これは児童文学???複雑に絡み合った国同士の利害関係、力関係に翻弄される人々の悲哀が滲む。力のある者も無い者も巻き込まれる。ヴァンの無骨さ、サヤの業...ユナの天真爛漫さに心打たれる。
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すごい!よく考えられたストーリーだなぁ。 上下巻あれけど、すごく引き込まれてスピードupで読めた^^
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