鹿の王(上) 生き残った者

上橋菜穂子(著者)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2014/09/01
• JAN: 9784041018880

商品レビュー

2025/01/20

正直舞台がどこだか分からないが、征服された国と征服した国の間で起こった病がキーワードとなる物語だ。
こういうフィクション作品は個人的にあまり好きではなく、読みにくい印象があるのだが、この「鹿の王」はかなりのボリュームにもかかわらず、かなり読みやすい
とはいえ、結論がどうなるかわからないので、いつ終わるのだろう。という感じで読み進めていくのが微妙だった。
面白くなくはないので、下巻も読んでみよう。

2025/01/17

重厚なのにぐいぐいと読み進められる素晴らしいファンタジー。

ヴァンの目線から語られる美しい自然と山岳民の暮らしのドキュメンタリー。
ホッサルの目線から語られる国家間の闇と医術ドラマ。
どちらも面白く奥深い。
著者の上品な筆致もこの本の大きな魅力で、母国語でこの物語が読めることが幸せだと感じました。

2025/01/13

ホッサル好きすぎて、他を忘れた。というのは冗談で、しかし半分本気。読む前は、ガチガチの医療小説だと思っていて、私のようなアホにでもわかる内容なのか、意味がわからなかったら、こんな分厚い本、買うのが勿体無いなとまで思ってしまったのだが、勇気を出して買って読んでみたら、のっけからホッサルにやられた。

どっかの兵士に、投げキッス？みたいなことしたの、めっちゃ茶目っけあってかっこいい。骨太な小説なのに、こんなクスッと笑えるシーンも描ける上橋さんすごすぎる。大好き。