本の「使い方」 の商品レビュー
文章の言い回しの面白さや本に対しての情熱がとても印象的でした。また、読書の価値観が変わりました。 大学生や社会人に対して厳しい物言いがある場面や反対に、本は楽しく読めば良いと言ってる場面があったりと飴と鞭の使い方が上手に使われているなと感心しました。 私は自己啓発本ばかり読んでい...
文章の言い回しの面白さや本に対しての情熱がとても印象的でした。また、読書の価値観が変わりました。 大学生や社会人に対して厳しい物言いがある場面や反対に、本は楽しく読めば良いと言ってる場面があったりと飴と鞭の使い方が上手に使われているなと感心しました。 私は自己啓発本ばかり読んでいて、文学作品にあまり触れていませんでしたが、文学作品にも大変興味が湧きました。知らないジャンルを知りたい時は7.8冊読むとそのジャンルの大枠が掴めると書いてあり、言われてみれば確かにと納得しました。 また、最近になって読書するようになったので幼少期から多くの本に触れている出口さんに引け目を感じていましたが、最後の「今のあなたが一番若いのですから、今から本を読めばそれでいいのです。」という言葉に元気付けられました。 楽しむことを忘れずに読書をし続けたいです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
役に立つトピックもたくさんあったが、極端すぎる意見もかなり多くて、読書初心者が読むにはリスクが高すぎると思った。 「読書は襟を正して、食べるように、丁寧に読むべき」 と主張しながら、 本人は2〜3時間で読破するというのも、少し矛盾しているような気がするし 「ビジネス書はほとんど読む価値がない」 と言いつつも 「ページ数の多い厚い本ならば、著者のレベルは信用するに値する」 という謎の根拠が書かれてあった。 この件に関しては、私は正反対の意見を持っており 映画にしろアニメにしろ本にしろ、愛着ある自分の作品を削る行為のほうが むしろ痛みを伴う大変な作業だと思っているので 「う~ん」と頭を捻ってしまった。 そんなこんなで、 申し訳ないが、途中からは飛ばし読み・・・ ですが、作者の出口先生自ら 最初の5ページを読んで合わなかったら、その本は読まなくていいとおっしゃってたので、、、 構わないですよね(^^ゞ
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①人の話を聞くように読む。 ②何百年も残った古典は無条件に正しい。 ③考えるとは、言語化すること。 ④読みたいジャンル、好きなジャンルでよい。 ⑤本に即効性を求めない。 ⑥読書=残存率(何%でもよい) ⑦本を読む
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タイトル通りに「本の使い方」を知りたく、特に本を使用した勉強法を参考にしたかった。今私がやっている方法と似通っていたので、背中を押されたようで嬉しかった。
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日本人は書かれている 事を鵜呑みにしやすい。 功利的に本を読んでも 大体はうまくいかない。 流石は一万冊を読んで いる先達。 身に覚えがあり過ぎて グサグサときます(汗 ビジネスで成功したい のならば、 ビジネス書より歴史書 や小説を読む方がよい。 現実に活用する機会...
日本人は書かれている 事を鵜呑みにしやすい。 功利的に本を読んでも 大体はうまくいかない。 流石は一万冊を読んで いる先達。 身に覚えがあり過ぎて グサグサときます(汗 ビジネスで成功したい のならば、 ビジネス書より歴史書 や小説を読む方がよい。 現実に活用する機会の ないノウハウを覚える よりも、 人間や社会を理解した 方が遥かに有益である と。 読書はまた健康面でも 大変に有益で、 ストレスレベルを低下 させ、 記憶力や集中力を強化 して、 加齢による認知力低下 を防ぐことにも繋がる そうです。 まあ読書のメリットは 数多あれど結局楽しい から本に向かうのだと。 本は楽しむために使う ものだと。 それが答えだよね、と 最後に思ったのでした。
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本の「使い方」 著:出口 治明 角川Oneテーマ21 どうして本を読むのか、それは、おもしろいから 中国古代の政治論集「管子」には、「衣食足りて礼節を知る」という趣旨の言葉が書かれています 衣服と食べ物、ねぐらは、生活する上での根本ですから、人間が第一に考えるのは、どうしたら...
本の「使い方」 著:出口 治明 角川Oneテーマ21 どうして本を読むのか、それは、おもしろいから 中国古代の政治論集「管子」には、「衣食足りて礼節を知る」という趣旨の言葉が書かれています 衣服と食べ物、ねぐらは、生活する上での根本ですから、人間が第一に考えるのは、どうしたら、ごはんを食べていけるか、ということです。 シャネルの言、「私のように、年老いた教育を受けていない、孤児院で育った無学な女でも、まだ1日にひとつくらい花の名前を新しく覚えることができる」 島崎藤村の三智、学んで得る智、人と交って得る智、みずからの体験によって得る智がそれである 世界を正しい理解するために タテ思考/時間軸 ヨコ思考/空間軸 本が持つ5つの優位性 ①古典は当たりはずれは少ない ②コストと時間がかからない ③場所を選ばない ④時間軸、空間軸が圧倒的に広くて深い ⑤実体験にも勝るイメージが得られる どのジャンルを学んだらいいのか ~ 好きなものから学べばいい リベラルアーツ 文法学、修辞学、論理学、算術、幾何、天文、音楽の7科目 中国の四芸 琴、囲碁、書、絵画 日本の大学生が在学中の4年間に読む本は、100冊程度とのこと、それに対して、アメリカは、400冊 同じ分野の勉強のしかた、関連図書を7~8冊も読めば体系的、整合的に学習ができる 分厚い本を優先的によむ、なぜなら、不出来な人に分厚い本を書けない、分厚い本を書けるのは、力量がある人です 時代を超えて残った古典は、無条件に正しい 古典を読んで、社会には、こんなひどい人間がいる、人間は千差万別である、ことが十分に分かっていれば、予期せぬ、相手があらわれても、動じることはありません × 人の話を聞くときに、ひたすらメモを取る人がいます。私は原則として、メモをとりません。⇒メモ取りましょう 〇 歴史の本であれば、同時代を扱った本を何冊か読んでみる × 私は、目次をほとんど読みません。 ⇒読みましょうよ ビジネスを行う上で判断を誤らないための大切な視点として ①数字 ②ファクト(事実) ③ロジック(論理) 検証可能なものが、真理に近い 相手が言っている内容を100%理解することはできないと考えた方がいい 本に即効性をもとめない ⇒ 即効性をうたう本は疑わしい 一所懸命おもしろい本を読んでいければいい、それだけです。 アウトプットとは、言語化することです。そのためには、母国語を大切にしなければなりません 目次 はじめに 1章 本とは「何か」―教養について考える 2章 本を「選ぶ」―「おもしろそうな本」という鉄則 3章 本と「向き合う」―1行たりとも読み飛ばさない 4章 本を「使う」―著者に左右される人、されない人 5章 本を「愛する」―自分の滋養、他者への架け橋 おわりに 編集後記 本書内での紹介書籍一覧 ISBN:9784041016497 。出版社:KADOKAWA 。判型:新書 。ページ数:237ページ 。定価:800円(本体) 。発行年月日:2014年09月 。発売日:2014年09月10日初版
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本書は元ライフネット生命会長であり、無類の読書家でもある出口治明さんによる、本との向き合い方についての本。再読。当時は経営者としての肩書きだったが、現在は大学教育に携わっている(立命館アジア太平洋大学学長)とのことで、出口さんの本を読んでいると、ものすごく納得。本書でもとにかく本...
本書は元ライフネット生命会長であり、無類の読書家でもある出口治明さんによる、本との向き合い方についての本。再読。当時は経営者としての肩書きだったが、現在は大学教育に携わっている(立命館アジア太平洋大学学長)とのことで、出口さんの本を読んでいると、ものすごく納得。本書でもとにかく本への愛が感じられる。ただの読書術についての本と思うなかれ。出口さんの人柄や人生観も多いに感じられ、人生の先輩の金言は大変勉強になる。 「人間はみなチョボチョボで、人間の能力は、それほど高くない」。 全ての人間は押し並べて能力はそこそこだけど、それでも素晴らしい成果を出す人間とそうでない人間との違いは教養があるかないか、ということに尽きる。教育は「生きて行くために必要な最低限の武器を与えること」であるのに対し、教養は「より良い生活を送るために、思考の材料となる情報を身につけること」。そして教養は人、旅、本から学ぶ。この旅から学ぶ、という考えも個人的にツボ。 「スキーは、滑りやすいスキー板に、さらに滑りやすくするためのワックスを塗り、その上に人が立ち、滑りやすい斜面を滑るスポーツで、、、ほうっておいても『とてもよく滑る』スポーツです。ところがこんな単純なスポーツでさえ、誰かに教えてもらわないと、うまく滑れるようにはなりません。人間はそれほど不器用で、アホな動物です。これほど不器用なカラダの中に入っている脳味噌だけが、賢いはずがありません。ということはスキーと同じで、人間の脳も、『自分の頭で考えるとは、どういうことか』ということをきちんと教えてもらわないと、考える力を身に付けることはできません。そして、自分の頭で考える方法を教えてくれるツールが本(古典)なのです」 なるほど。この本を読むとまた色々と本が読みたくなる。でも多くの本を読むには人生はなんて短いんだろう、という悲哀も同時に感じたが、出口さんはそんな読者がいることもしっかり想定。最後にこの言葉で締め括っている。 「今のあなたが、残りの人生で一番若い。」(「5(ファイブ)」ダン・ゼドラ著より) 恐れ入りました。
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活字中毒を自称する著者が本の読み方を解説している。 最後に自身の反省を振り返っている章があるが、人生の節目、また節目でなくてもその時に読んだという古典の長編が次々と出てくる、その頻度に圧倒された。 ここまでになれるとは思わないが、読んだ本がいつか役に立つ時が来ることを願って、自分...
活字中毒を自称する著者が本の読み方を解説している。 最後に自身の反省を振り返っている章があるが、人生の節目、また節目でなくてもその時に読んだという古典の長編が次々と出てくる、その頻度に圧倒された。 ここまでになれるとは思わないが、読んだ本がいつか役に立つ時が来ることを願って、自分なりペース・カテゴリーの本を読み続けていきたい。
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本好きの著者による本だから、本好きには堪らない。何だかまどろこしいが、人が嬉しそうに本や読書について語るのが好きだ。そして、そのこだわり。共通する部分もあるし、共感しない部分も、それはそれで、また良い。 本、人、旅から教養を得ようとする貪欲な活字中毒の著者。とにかく、読書が好き...
本好きの著者による本だから、本好きには堪らない。何だかまどろこしいが、人が嬉しそうに本や読書について語るのが好きだ。そして、そのこだわり。共通する部分もあるし、共感しない部分も、それはそれで、また良い。 本、人、旅から教養を得ようとする貪欲な活字中毒の著者。とにかく、読書が好きだと感じさせるエピソードが満載なので嬉しくなる。オススメ本も、読みたくなるような一風マニアックなタイトルが多い。だからこそユニークであり、価値がある。 極め付け、著者は漫画も良しとするのだが、いじわるばあさんを旅に持ち歩くとか。いじわるばあさん!もう何十年ぶりに懐かしくてネットで探してみたが、今読んでも新鮮。何故か、著者と会話しているようで、テンションが上がってしまった。
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①三智 本を読む、人と話す、体験する ②仕事に必要な知識は無条件に読む ③マイルールに淡々と従い、習慣化する 毎朝、新聞(30分)、毎晩、読書(一時間) ※正座をして思考過程を追体験する気持ちで読む。
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