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火星の人 の商品レビュー

4.4

190件のお客様レビュー

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    97

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2015/06/18

極限状況にありながら主人公が常にジョーク混じりの明るさなのが逞しい。冗談でも言ってないとやってられんわ!というやけっぱちの明るさではあるけども。2015年10月に公開(日本は未定)される映画も楽しみだ。

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2015/06/08

かなりの傑作。とても面白かった。 軽めの描写とディテールの細かさが、爽やかかつ満足感を促す。 作者がアメリカの人?だからか、ところどころのノリの軽妙さが目につく。その軽妙さは、小さな違和感としてのこるんだけど、決して不快でもなく作品の質を下げるものではない。 あと、得てして現...

かなりの傑作。とても面白かった。 軽めの描写とディテールの細かさが、爽やかかつ満足感を促す。 作者がアメリカの人?だからか、ところどころのノリの軽妙さが目につく。その軽妙さは、小さな違和感としてのこるんだけど、決して不快でもなく作品の質を下げるものではない。 あと、得てして現場には、こういうユーモアって必要だよなぁ、と羨ましく感じる。 この他顕著なのは、化学的な話、宇宙探索における技術的な描写についての展開が上手だなぁと思った。 ラストのまとめの一文がとてもいいと思った。

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2015/06/02

この話は、嵐に遭遇に火星へと取り残された主人公マーク・ワトニーが、限られた資源と自らの知恵を駆使して過酷な火星でのサバイバルをたった一人で生き抜くハードSFです。 こう書くととても堅苦しく見えますが、読んでいてまったくそんな感じはしません。もちろん主人公であるワトニーの状況は実...

この話は、嵐に遭遇に火星へと取り残された主人公マーク・ワトニーが、限られた資源と自らの知恵を駆使して過酷な火星でのサバイバルをたった一人で生き抜くハードSFです。 こう書くととても堅苦しく見えますが、読んでいてまったくそんな感じはしません。もちろん主人公であるワトニーの状況は実際に常に死と隣り合わせですし、問題を解決したと思えば更なる難題が襲い掛かります。 しかしそれでもワトニーはそんな絶望的な状況を持ち前の明るさで次々と乗り越えていきます。 ログという形の一人称で綴られる話からは、ワトニーのユーモアさが余すことなく溢れ出ています。その魅力的な性格と軽妙な語り口調の影響で、難しい単語や用語が次々と飛び出すにも関わらず、読んでいてまったく苦に感じないほどです。 多少ご都合主義とも取れるような展開もありますが、無理難題を無茶苦茶な手法で乗り越えていく展開はハリウッド映画にも通じるものがあります。SFというジャンルではありますが、万人にオススメできる一冊です。 長々と書きましたが要約すると、超面白いSFでした。

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2015/05/28

面白かった。主人公のワトニーは火星探索中に砂嵐に遭遇し事故に遭う。生命反応が無かった為、仲間から死亡したと思われたのと宇宙船も絶体絶命の中でワトニーの身柄回収ができなかったのが不幸。だがワトニーは生きていた。植物学者でエンジニアのワトニーはジャガイモ栽培や水を作ったり、孤独な火星...

面白かった。主人公のワトニーは火星探索中に砂嵐に遭遇し事故に遭う。生命反応が無かった為、仲間から死亡したと思われたのと宇宙船も絶体絶命の中でワトニーの身柄回収ができなかったのが不幸。だがワトニーは生きていた。植物学者でエンジニアのワトニーはジャガイモ栽培や水を作ったり、孤独な火星で生き延びる為にサバイバル生活を日記形式で残していく。ワトニーの毒舌ジョーク満載で前向きな性格で悲壮感が全く無いし、最後はスッキリ展開で良かった。

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2015/05/26

火星探索計画「アレス3」は火星の砂嵐によってミッション途中で帰還を決断。帰還作業中に一人の宇宙飛行士が事故に遭いモニターの生命反応は無し。クルーは泣く泣くマニュアル通りに彼を見捨てて地球帰還コースに乗った。 その後、NASAの職員が衛星画像を見て彼が生きていることを確認する。 本...

火星探索計画「アレス3」は火星の砂嵐によってミッション途中で帰還を決断。帰還作業中に一人の宇宙飛行士が事故に遭いモニターの生命反応は無し。クルーは泣く泣くマニュアル通りに彼を見捨てて地球帰還コースに乗った。 その後、NASAの職員が衛星画像を見て彼が生きていることを確認する。 本書はその宇宙飛行士が、現場にある資材だけで救援が来るまで生き残れるかと言うサバイバルを中心にしたハードSF。 何しろ「起こりうる」事故が全ておこるようなトラブルの連続は読者を飽きさせない。今年のベストワン候補だ!

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2015/05/26

必死に読み進めるハードSFも好きだけど・・・「火星の人」は平易なハードSF。これはこれで素晴らしい。 読後感はキャリンのあれに似てるかな?と思いました。 映画化はちょっと不安だな・・・

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2015/05/25

少々ご都合主義のところもあるが 火星でたった一人遭難したにも関わらず メゲズにポジティブに解決策をひねり出して 乗り切っちゃう とっても愉快なお話でした

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2015/05/22

"人智を尽くして天命を待つ"より、"知力を駆使しての創意工夫"なる火星でのサバイバル&救出ストーリー。農家~建設作業員なる彼と、地球連合+アレス3チームの素敵な仲間たち…コミカルな軽口を走らせながら、ちょっとポップも熱い絆が奇跡を起...

"人智を尽くして天命を待つ"より、"知力を駆使しての創意工夫"なる火星でのサバイバル&救出ストーリー。農家~建設作業員なる彼と、地球連合+アレス3チームの素敵な仲間たち…コミカルな軽口を走らせながら、ちょっとポップも熱い絆が奇跡を起こす!。そして何はともあれ翻訳が素晴らしい♪。

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2015/05/14

ゴリゴリのSF小説で文章構成も日記風になってて読みやすかった。時系列が一本化されてる作品ってやっぱ読みやすいのと同時に、内容的にもどんどん逼迫してゆく様が気になりどんどん物語に引き込まれていく。 ただゴリゴリなだけあって、途中で細かな計算の話など出てくるけど、殆どは解説(記録)で...

ゴリゴリのSF小説で文章構成も日記風になってて読みやすかった。時系列が一本化されてる作品ってやっぱ読みやすいのと同時に、内容的にもどんどん逼迫してゆく様が気になりどんどん物語に引き込まれていく。 ただゴリゴリなだけあって、途中で細かな計算の話など出てくるけど、殆どは解説(記録)で内容を想像することができるし、あえて紙に書いてみても面白かった。 最初は文庫の暑さに躊躇し、中だるみがなかったかと言われれば嘘になるし、読むのに数日かかっちゃったけど、読んで良かったなっていう作品。 映画化が楽しみ。

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2015/05/09

事故で火星に一人取り残されてしまったワトニーが、生き残りを賭けて持てるスキルと創意工夫をフル稼働。結構大変な事態が次々と起きてるし、真面目にやってるのに、主人公の口からはジョークがポンポン出てくる。がっちりSFだけどユーモアたっぷりで読み易いです。つか面白かった!因みに映画化も進...

事故で火星に一人取り残されてしまったワトニーが、生き残りを賭けて持てるスキルと創意工夫をフル稼働。結構大変な事態が次々と起きてるし、真面目にやってるのに、主人公の口からはジョークがポンポン出てくる。がっちりSFだけどユーモアたっぷりで読み易いです。つか面白かった!因みに映画化も進んでるという話です。

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