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イノセント・デイズ の商品レビュー

3.8

123件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    50

  3. 3つ

    29

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    1

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2017/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み始めはすごく面白そうな予感がしたのに、読み進めていくうち幸乃の理解者?理子のあまりに馬鹿げた行動に(崇拝している見た目は美人な不良、皐月のいいなり)嫌気がさして途中でリタイア。

Posted byブクログ

2017/07/29

一体何を読まされたのか?とまず思った。死刑囚を救う話なのかと思えばそうではなく、スッキリもせず、死刑制度を問う話なのかな?何が書きたかったのかよく読み取れなかった。死刑囚は死にたがっているし、関わった人たちはみな真実の姿を知っているくせに助けたいよりも関わりたくないばかりだし、結...

一体何を読まされたのか?とまず思った。死刑囚を救う話なのかと思えばそうではなく、スッキリもせず、死刑制度を問う話なのかな?何が書きたかったのかよく読み取れなかった。死刑囚は死にたがっているし、関わった人たちはみな真実の姿を知っているくせに助けたいよりも関わりたくないばかりだし、結局間に合わないし……彼女が大事に守ってきた人たちこそが彼女を重荷に思っているであろうことが辛い。でも彼女にとっては一瞬必要とされればそれでよかったんだろうな、もやもやもや……せめてラストの報道が真実が明らかになったとかの内容だったら登場人物たちのこれからを思っていろいろ考えられたのに……

Posted byブクログ

2018/01/21
  • ネタバレ

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読んでいてずっと辛かった。生木を裂かれるように感情がヒリヒリし続けた。それでも救いはきっとあるのだと信じながら読んだ。なぜ人は他人を救うことができないのか。それとも救済とは自己満足なのだろうか?人間の無力さを実感させる本だった。懸命に救いの手を求めながら読みつづけた。

Posted byブクログ

2017/06/27
  • ネタバレ

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「死ねばいいのに」で殺された子を思い出した。周囲の人間関係が面白かったけど、少年期の慎ちゃんがあいまいなのに後半そうなの?ってのと翔ちゃん、浮きすぎで二度目の面接でえ?それ言う?ってところは残念なくらい設定甘かったかなぁと

Posted byブクログ

2017/07/11
  • ネタバレ

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彼女の生い立ちを考えるとこの結末に行き着くのは致し方無く思う所も無くはないけれど、所詮は都合よく人の手を借りた自死を願う話。 直前に読んでいた本に列挙されていた世界に今日も数多ある理不尽な死を思えば、作品を通しての死生観とか哲学とかは皆無だった。 個人的にはこの程度の話、地獄とも思わない。 ただ、いちミステリーとしてならば、なかなか秀逸な作品。 が、やはり好みではない。

Posted byブクログ

2017/04/08

女性死刑囚が、どうして死刑になったか、 関係者との関わりや本人の過去を描きながら たどっていくのだが とにかくつらい こんなにも負の連鎖が連鎖を呼んでしまうなら 彼女のようになってもおかしくないのだろうか あきらめることでしか生きていけないのかもしれない いや 生きていこうとはし...

女性死刑囚が、どうして死刑になったか、 関係者との関わりや本人の過去を描きながら たどっていくのだが とにかくつらい こんなにも負の連鎖が連鎖を呼んでしまうなら 彼女のようになってもおかしくないのだろうか あきらめることでしか生きていけないのかもしれない いや 生きていこうとはしていないから なおさらつらい… そして やはり死刑というものについて考えてしまう…

Posted byブクログ

2017/01/16

この作者がこのような作品を書くなんて思いもよらなかった。野球小説のイメージあるから。ドラマになりそう。不幸と誤解が不幸を呼び込み、思い込みが人のイメージを作り上げてしまう例なのかも。最後の方は、お願いって祈ってたけど。

Posted byブクログ

2016/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

死刑が確定した1人の囚人女性の人生を、関わった様々な人の視線から語った物語。 漫画のように読みやすく、面白かった。 ラストは私は納得。やっとイノセントな魂が救われた、と思った。

Posted byブクログ

2016/11/17

死刑囚の1人の女。彼女は元交際相手の妻と双子の娘の住むアパートヘリコプター放火し殺したとして死刑判決を受けた。マスコミは彼女の過去の生い立ちや犯した罪を面白おかしく書きたて、凶悪な女として報道した。しかし、彼女と関わった様々な人の視点から彼女を見ていくと違った側面が現れてくる。死...

死刑囚の1人の女。彼女は元交際相手の妻と双子の娘の住むアパートヘリコプター放火し殺したとして死刑判決を受けた。マスコミは彼女の過去の生い立ちや犯した罪を面白おかしく書きたて、凶悪な女として報道した。しかし、彼女と関わった様々な人の視点から彼女を見ていくと違った側面が現れてくる。死にたがっている彼女は死刑判決に控訴もせず、受け入れる。しかし真実は違うところにあるのだった。 彼女の生育歴や周りの自己利益のために振る舞う大人や自己保身のために本当のことを言えない友人。そうしたものを全て自分のせいだと捉え罪を自分のものとしようとする。あまりにも不幸で読んでいて辛く悲しい。

Posted byブクログ

2016/08/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ずっと気になって読みたかった本。 結局慎一は江藤親子の罪を告発してくれなかったのか? なんか死にたがっていた幸乃自身は死刑になって死ねてよかったのかもしれないけど、どうにも納得いかない終わり。 でもこうやって冤罪は生まれてたりするのかな。

Posted byブクログ