明日の子供たち の商品レビュー
最後の方、一気に読み終えました。 私は、児童養護施設についての知識は、 0でした。 今は、1くらいに、なったと思います。 最近、 クリスマス近くになると、 「恵まれない子どもたちに、 本をプレゼントしませんか? 受け取った子どもたちの、 声を、聞くことができます。」 と言っ...
最後の方、一気に読み終えました。 私は、児童養護施設についての知識は、 0でした。 今は、1くらいに、なったと思います。 最近、 クリスマス近くになると、 「恵まれない子どもたちに、 本をプレゼントしませんか? 受け取った子どもたちの、 声を、聞くことができます。」 と言った内容の、 サービスが、あることを、 昨年末知りました。 今思えば、 この本を読んで、 「恵まれない子どもたち」という、 キャッチコピーに、 違和感を感じています。 たしかに、大変な思いをされている子どもたちは、 たくさん居ると思いますが、 この本を読んで、 施設で、過ごしている、 子どもたちの概念が、 私は変わりました。 勉強に、なる本との出会いに感謝。
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児童養護施設はいろいろな事情で親と一緒に住むことができない子どもたちが生活する場所…ということはニュースなどで知っているが、本当にそれ以上のことを知らなかった。 そう、後半に出てくる「こどもフェスティバル」のホールでスピーチを聞いていた人々と一緒。 この時の奏子のスピーチが良かっ...
児童養護施設はいろいろな事情で親と一緒に住むことができない子どもたちが生活する場所…ということはニュースなどで知っているが、本当にそれ以上のことを知らなかった。 そう、後半に出てくる「こどもフェスティバル」のホールでスピーチを聞いていた人々と一緒。 この時の奏子のスピーチが良かったな。 会場の雰囲気そのままに引き込まれた。 福原先生の、タイガーマスクのくだりもハッとさせられた。 「何かしてあげたい」と思う気持ちはとても大事だ。 ただ、それは果たしてその人々に寄り添ったものなのか? どうせ行動を起こすなら、双方の思いが合致する方がいいに決まってる。 独りよがりになってしまうのは、無知と、想像力の不足と、 「ちょっといいことをしている」という自己満足か。 感動しながらも、引き締まるような気持ちになった。 慎平のキャラが、素直で裏表がなくやる気がある…とはいえ、ちょっと空気読まなさすぎで社会人経験がある者としては軽くないか?と途中まで(結構後の方まで)感じたが、読んでよかったとは思う。 奏子の手紙が、この話の始まりだったのだろうな。
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児童施設の様子が描かれている。 児童施設はどういうものか、雰囲気を知りたい人には是非この小説を勧めたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
福原施設長が、読書を薦める言葉の通り! 知らない世界を知ることができ、自分とは違う人生や考えや感性を知ることができました。 著者の筆力はさすが!で安心して物語に没頭して、つい電車を乗り越してしまいました。そして、全く前情報無かったので、解説には「やられた」のひとことです。
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タイトルを見た時は、子供たちが辛い思いをしている内容がリアルに描かれているのかと思い、胸が痛くなりそうで躊躇ったが、実際読んでみて、その先入観自体が偏見だったのだと思い知った。必要なのは同情ではなく、児童養護に対する社会のあり方を変える意識だと実感した。登場人物みんなが各々全力で...
タイトルを見た時は、子供たちが辛い思いをしている内容がリアルに描かれているのかと思い、胸が痛くなりそうで躊躇ったが、実際読んでみて、その先入観自体が偏見だったのだと思い知った。必要なのは同情ではなく、児童養護に対する社会のあり方を変える意識だと実感した。登場人物みんなが各々全力で、最終的には一つになって、目標を成し遂げた結末は大いに満足感を感じた。物語に入り込み、多くの気づきができ、読んでよかったと思える作品。
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社会的にハンデを抱える人たちが、かわいそうと思われたくない気持ちにとても共感しました。 社会的でありながら、主人公の成長や子供たちの青春にフォーカスしていて、面白かったです。
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久々の新刊。 いつも通り恋愛要素(最近はその手前が書かれるのが多いか)が少し混じった、読後感大変良い物語が面白いのはさておき、この人の本を読むと自分の足元を見直すように諭される気分になる。 物事には自分が見ているところとは別の面がある。 主人公の軽いノリの言動も、物語...
久々の新刊。 いつも通り恋愛要素(最近はその手前が書かれるのが多いか)が少し混じった、読後感大変良い物語が面白いのはさておき、この人の本を読むと自分の足元を見直すように諭される気分になる。 物事には自分が見ているところとは別の面がある。 主人公の軽いノリの言動も、物語の最初と最後ではその見方が変わってくるのではないだろうか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大人になるとどうしても大人の目線で物事を考えるので、児童養護施設にいる子供は可哀想と直情的に思ってしまう。 でも児童養護施設にいる子どもたちはどう思っているのか、そこまで考えたことが正直なかったので、可哀想と思わないでほしいという訴えもあることには、成程そういうこどももいるんだなあ。素直に教えてもらえて良かったなあと思った。 そして、児童養護施設のことだけでなく、当事者のことをよく知りもしないで、表面的な事だけで判断したり、感情的にならないように気をつけたい。 印象に残ったのはやはり、施設を出た後の子供たちの行き場について。 日常的にちょっと困ったなあという時に気軽に相談できる大人が1人でも身近にいるということがどれほど心強いか。そしてそのような施設を守る事の大切さは、この本を読んで改めて感じた。 それから、読書の楽しさについて触れられていたシーンにも激しく共感した。まさに、自分が本を読むときの気持ちだったからだ。 自分が体験できない世界に連れて行ってくれる、自分が知らない世界を教えてくれる。まさにこの本が私にとってそんな存在でした。
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かわいそうじゃない この言葉が印象的。 施設に入ることで救われる子供もいる。 現実には多いのかもしれない。 でも施設からでたら、卒業したら、 一人で生きていく不安しかないのかもしれない。 自分が知らなかった現実を知ることができる本だった。
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・被服代が1年間に3万円ってこと。 ・ランドセル代は行政からでるから、匿名でプレゼントされても困ること。 ・18歳(もしくは15歳)で独り立ちしたら、身近に助けてくれる人がいないこと。 ・行政は選挙権がない場所になかなか予算を割いてくれないこと。 児童養護施設のこどもたちについ...
・被服代が1年間に3万円ってこと。 ・ランドセル代は行政からでるから、匿名でプレゼントされても困ること。 ・18歳(もしくは15歳)で独り立ちしたら、身近に助けてくれる人がいないこと。 ・行政は選挙権がない場所になかなか予算を割いてくれないこと。 児童養護施設のこどもたちについて知らないことたくさん。 私たちがこの施設に関する話題を知るのは、何か話題となるような出来事が起きた時のテレビやネットニュースや、あとはドラマだと思う。だいたい『かわいそう』な話題。 何も起きない時はなかなか知るきっかけがない。 『施設の子をかわいそうだと思わないでほしい』っていう子の声はぎゅっと心をつかまれる。 そこで『何も起きてない日』もたくさんあるのに、『なにか起きた時』のニュースが私たちの先入観ってなかなか崩すことができない。 小説って、すごいよね。 作家さんがたくさん取材をして、その世界の事を教えてくれる。 そして先入観を少し、崩してくれる。 ラストのお手紙のくだりは、ノンフィクションみたいですね。 思い切って声をあげることで、こうしてたくさんの人に思いが伝わるんだよね。 久しぶりに有川浩さん読んだけど、どんな世界も親しみやすく見せてくれて、恋模様が差し込まれてて、安定のストーリーでした。 ちょっとね。 慎平ちゃんがイマイチ苦手で★はみっつにしちゃいました。笑
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