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虐殺器官 新版 の商品レビュー

4

253件のお客様レビュー

  1. 5つ

    83

  2. 4つ

    84

  3. 3つ

    46

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    2

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2023/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この爽快感のあるラストを待ち望んでいたような気がした。テーマ自体は重いはずなのに読後感は非常に清々しい。個人的な関心分野や哲学との重なりもあり、なんだか完璧な一冊に感じた。

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2023/04/05

面白くなかった。 近未来的なデバイスが様々出てきて凄いし、心理描写も細かい。 だが私には響かなかった。 描写がくどいからかな? 【追記】 他の方の感想を読んで、当てはまる言葉を見つけた。「哲学的」なのだ。 だからじっくりじっくり読んでいかないと、???っていう場面が多かっ...

面白くなかった。 近未来的なデバイスが様々出てきて凄いし、心理描写も細かい。 だが私には響かなかった。 描写がくどいからかな? 【追記】 他の方の感想を読んで、当てはまる言葉を見つけた。「哲学的」なのだ。 だからじっくりじっくり読んでいかないと、???っていう場面が多かった。

Posted byブクログ

2023/04/02

冷淡でありながら人間らしい感情もきちんと持ち合わせ、ユーモアと哲学を兼ね備えている。 この本の理解を深めたいのでしたら、世界史を勉強するのをオススメします。虐殺には文法がある、の意味が少しわかるような気がします。

Posted byブクログ

2023/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表現が文学的で素敵でした。とても読み応えありました。1冊とは思えない満足感...これ、どうやって終わらせるんだろうと思っていたら、エピローグまさかの展開で驚きました。作中、主人公の葛藤などが多く描かれるのにも関わらず、最後はあまり心情描写がなく、淡々としていて怖かったです。含ませた終わり方、色んな考察がありそうで面白いですね。メッセージ性が強く、いろいろ考えさせられました。すごく好きです。

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2023/03/27

世界情勢が不安な今日、一読の価値があると思う。 誰もが誰にでも口を開く機会がある一方で、誰かに言われたくないという心理が強くなった現代では虐殺は起きなくても、小さな戦闘はどこにだって存在するのかも。   この小説を表しやすいのはリンカーンの英雄に関する発言。空虚なのに清々しささえ...

世界情勢が不安な今日、一読の価値があると思う。 誰もが誰にでも口を開く機会がある一方で、誰かに言われたくないという心理が強くなった現代では虐殺は起きなくても、小さな戦闘はどこにだって存在するのかも。   この小説を表しやすいのはリンカーンの英雄に関する発言。空虚なのに清々しささえあるラストには心地よい読後感があります。

Posted byブクログ

2023/03/19

今は、ウクライナに代表されるように何が正義がわからない世の中だと感じる。今、改めてこの話を読むと、あまりにも現実と付合する事が多く予言的である。誰が正しいのか、何が正しいのか、あなたの正義は何なのか問われているような内容である。 今、2023年に読んで欲しい小説。

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2023/03/17

始:泥に深く穿れたトラックの轍に、小さな女の子が顔を突っ込んでいるのが見えた。 終:けれど、ここ以外の場所は静かだろうな、と思うと、すこし気持ちがやわらいだ。

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2023/01/23

癌を患って10日で書き終えたって言うのはバケモン。 哲学書の様に文章に脳が追いついて来なかったりで1冊読むのに時間がかかった。 分からないまま読み続けるよりゆっくり理解して読む様にした。 この人が生きてたらSF界だけでなく、日本文学が違うかったかも...と思ってしまう。 おもろい...

癌を患って10日で書き終えたって言うのはバケモン。 哲学書の様に文章に脳が追いついて来なかったりで1冊読むのに時間がかかった。 分からないまま読み続けるよりゆっくり理解して読む様にした。 この人が生きてたらSF界だけでなく、日本文学が違うかったかも...と思ってしまう。 おもろい。

Posted byブクログ

2023/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

話に引き込まれた。 もっとこの作者の話を読みたいと思って調べたら、お亡くなりになっていてとても残念だった。 グロい描写があるけど、「言葉」の発生理由とか、器官と捉えたこととか、興味深い。 何をするにも生体認証が必要な管理社会。 米軍特殊部隊のシェパード大尉は、後進国で行われる虐殺・内戦を止めるため、指導者の暗殺を命じられている...

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2023/01/17

雑に言うと、ものすごく知的でアンニュイな図書館戦争。 後生だからとは言わない。そんなもの叶わないから。 ディストピアものということだけ知っていて読んでぐいぐい引き込まれたけれど、終章だけ猛スピードで驚いた。 あらそうそうなるのー、と。 ハーモニーもあわせてお読みいただくのがオ...

雑に言うと、ものすごく知的でアンニュイな図書館戦争。 後生だからとは言わない。そんなもの叶わないから。 ディストピアものということだけ知っていて読んでぐいぐい引き込まれたけれど、終章だけ猛スピードで驚いた。 あらそうそうなるのー、と。 ハーモニーもあわせてお読みいただくのがオススメ。 没入感はかなりあります。

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