虐殺器官 新版 の商品レビュー
内容的には面白いが、哲学的な内容が頭に入って来なくて、ちょっと読みづらかったかなと... 読み終わるまで、結構時間がかかってしまった。
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世界で勃発している内戦、虐殺に関わっている一人の男。その男は何者か?そしてどのように虐殺を起こしているのか?ということを読み進めながら追っていく感じです。世界への人々の無関心とか、虐殺を生む方法などはそうきたか…とおもしろかったのだけど、ラストがやけっぱちにすぎないのでは、という...
世界で勃発している内戦、虐殺に関わっている一人の男。その男は何者か?そしてどのように虐殺を起こしているのか?ということを読み進めながら追っていく感じです。世界への人々の無関心とか、虐殺を生む方法などはそうきたか…とおもしろかったのだけど、ラストがやけっぱちにすぎないのでは、という気がしてそこがあまりしっくりこない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新装版で再読。映画化するということで商業的に展開しているらしいが、この作品のとんでもないグロな部分ととんでもなく繊細な部分が映像として成立するのかは正直、疑問。それにしても惜しい作者を無くしたとは思う。
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なんだか、すぐに満腹感に襲われる本でした。 描写はすごくリアルでした、その変なリアルさのせいで余計に満腹感を感じたのでしょうか。 話の内容は、「虐殺の言語」について。 なんていうか、描写はすごいよかったのですが肝心の内容についての表現などはちょっと薄いように感じられました。
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買った後に以前から読みたいなと思っていた伊藤計劃さんの本だとわかりグングンと読んでしまった。 SFサスペンスや近未来、という感じよりはほんの少し先の未来という感じがして馴染みやすく設定したのかな?と。 それでも世界は窮屈に息ぐるしい様で、そこで展開されるストーリーは恐怖という...
買った後に以前から読みたいなと思っていた伊藤計劃さんの本だとわかりグングンと読んでしまった。 SFサスペンスや近未来、という感じよりはほんの少し先の未来という感じがして馴染みやすく設定したのかな?と。 それでも世界は窮屈に息ぐるしい様で、そこで展開されるストーリーは恐怖というよりは単純に面白かった。 劇場アニメ化される様だが、ハリウッドに映画化してもらうのも良いと思う。 その代わりSFアクション・サスペンスというディテールを前面に押し出したハイクオリティの映画になり、物語の根本などは硝煙の匂いと共にかき消されるだろう。 ドミノピザとハイネケンをお供にブラックホークダウンを観たくなる。
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攻殻機動隊とかが好きな人にはハマるはず。 ハリウッド映画の題材にもなりそう。 SFが好きでないと眠たくなるとこもある。 電車じゃなく家でジックリ読みたい話。 ラストも好きだ。
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新装版が出るのがやけに早いと思ったら、『ハーモニー』とともにアニメ化が予定されているらしい。カバーのデザインは旧版の方が好みだなぁ。 改めて読んでみると、大森望の解説にも引用されているが、佐藤亜紀のblogにある『繊細さ』という評が正しいというのがよく解る。 主人公の一人称は非常...
新装版が出るのがやけに早いと思ったら、『ハーモニー』とともにアニメ化が予定されているらしい。カバーのデザインは旧版の方が好みだなぁ。 改めて読んでみると、大森望の解説にも引用されているが、佐藤亜紀のblogにある『繊細さ』という評が正しいというのがよく解る。 主人公の一人称は非常にナイーブで、人を殺すシーンが淡々と描かれているのが逆に残虐さを増している。ラストはこれしかない、という結末。
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大胆かつ繊細な構想と描写。そして凄い筆力。ぐいぐい引き込まれてしまった。一人称というのもかなり効いてると思う。久しぶりに素晴らしい日本のSF小説に出会った。何回読み直すことになるのやら。
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