1,800円以上の注文で送料無料

クローバー・レイン の商品レビュー

4.2

74件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/08/01

私が大好きな「小説」というものが、こんな風に作られているんだと、とても温かい気持ちになりました。最後は号泣。新しい作品を生み出すことは本当に簡単なことではないと思います。私をいつも違う世界に連れて行って下さる作家の先生方へ感謝です。

Posted byブクログ

2024/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小説の編集者が主人公。主人公がどうしても本にして売り出したい!と思った原稿が一冊の本になるまでを描いた物語。今まで挫折知らずで順風満帆だった主人公は少々傲慢なところがあり、そのせいで失敗するところが印象に残った。若王子のキャラクターが好き! そして、徐々に冬実に心惹かれていく主人公。しかし彼女への恋心に気づいたときにはもう手遅れという切ない描写が繊細で良かった!

Posted byブクログ

2024/04/07

小説を読みながら声を出して笑ったのはいつぶりだろう。 京都の古書堂で出会ってしまったので思わず購入。 本好きならおもしろく読めること間違いなし。 本が出来上がるまで、著者以外の人がどのように関わっているのか勉強になった。 単行本と文庫が同じ出版社から出せないことがあると知ら...

小説を読みながら声を出して笑ったのはいつぶりだろう。 京都の古書堂で出会ってしまったので思わず購入。 本好きならおもしろく読めること間違いなし。 本が出来上がるまで、著者以外の人がどのように関わっているのか勉強になった。 単行本と文庫が同じ出版社から出せないことがあると知らなかった。 日頃の行いが評価されているからこそ、ここぞで応援してもらえる。 私もいつの間にか魅せられて、心の中で応援していた。 素直でまっすぐな彰彦から元気をもらった。 Can I be as a rain for someone?

Posted byブクログ

2024/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いままで読んできたこの作者の作品にあるわちゃわちゃ感がなく大人な雰囲気でしっとり。 口約束だけで刊行されなかった原稿ってどれぐらいあるんやろ? 現実は厳しいね。 成風堂の平台を巡って王子 vs ひつじくんの営業バトル!ってのをいつか読んでみたい。 今回も満足しました。

Posted byブクログ

2024/02/29

感想 人の思いはどう一冊の本に結晶するか。なぜ本という形で世の中に出したいのか。読者はその断片に触れることしかできない。だから大切に読む。

Posted byブクログ

2024/01/02

本は本になった所からしか知らない。 本になるまでのドラマにわくわくドキドキしつつ、 ままならない親子・家族関係に心を痛め、 最後にはほっこり温かい気持ちで読了しました。 ポプラ文庫ではなく、 ポプラ社から出た単行本で読みました。 本に広がるクローバーの野原から降る雨の雫。 私は...

本は本になった所からしか知らない。 本になるまでのドラマにわくわくドキドキしつつ、 ままならない親子・家族関係に心を痛め、 最後にはほっこり温かい気持ちで読了しました。 ポプラ文庫ではなく、 ポプラ社から出た単行本で読みました。 本に広がるクローバーの野原から降る雨の雫。 私はこっちの表紙の方が好き。 私も誰かの雨になれたら。

Posted byブクログ

2023/12/24

若造っていいなぁ...なんて思いつつ、順風満帆ばかりなのは鼻持ちならなないなぁ...とも思ったり。でも人間だれしもそんなに単純なものではないよね、そういえば。 それにしても葉桜なのに、葉桜だったはずなのに満開の桜のようで不思議な光景だった。

Posted byブクログ

2023/09/15

今こうして手にしている本にも、世に出てくるまでには悲喜こもごものドラマがあったのだろうと思うとまさに本との出会いも一期一会なのだと。心に染み入る一冊に出会うためにはたまには作家の名前とかではなく、カバーとか予備知識なく選んでも良いのかも。

Posted byブクログ

2023/09/04

全てが上手く行きすぎなのかもしれないけどそれが読んでて気持ちよかった。どんでん返しはないけど安心感がある。 最後も鳥肌立ちながら読んだ。このタイミングでこう来たかーと。

Posted byブクログ

2023/08/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

工藤彰彦 老舗の大手出版社「千石社」の文芸局第二書籍編集部。入社七年目。二十九歳。 倉田竜太郎 五年前、「千石小説大賞」を受賞した。 河上吉嗣 彰彦と小中学校が一緒の幼友達。喫茶店「bata」の雇われマスター。 芝山慶吾 文学賞の選考委員も務める大御所。 家永嘉人 デビューして二十数年のベテラン作家。 国木戸 相馬出版の編集者。 矢野 文芸局第二書籍編集部編集長。 赤崎恵理子 彰彦と同じ編集部で文芸編集者として二年先輩。 家永冬実 家永嘉人の娘。 田添真琴 女性作家。 鈴村 千石社の営業部員。入社二十六年の大先輩。 古志田美保 作家。 手塚 相馬出版の編集者。 大町 純文学雑誌の編集長。家永の前担当者。 佐々沼謙 著名な文学賞の受賞歴がある中堅作家。 なおちゃん 尚樹。彰彦の父の腹違いの弟。 只津 星川書店という総合出版社に勤めてあて、彰彦とは同じ大学の出身。 貝村芳照 売れっ子作家。

Posted byブクログ