海賊とよばれた男(下) の商品レビュー
主人公にないものねだりの憧れを持ってしまいます。周りの方も優秀だったと思いますが、それを惹きつけた国岡鐵三の魅力が圧倒される思いです。
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〈上下巻合わせて〉 太平洋戦争前から戦後20年強に渡り、その近代史・日本の復興の歴史と共に、石油販売を生業とする「国岡商店」とその店主、国岡鐡造の一生涯を綴る。実話ではありませんが、モデルとなった人物が存在します。 国岡は、エネルギーとしては石炭が大部分を占めていた戦前の日本...
〈上下巻合わせて〉 太平洋戦争前から戦後20年強に渡り、その近代史・日本の復興の歴史と共に、石油販売を生業とする「国岡商店」とその店主、国岡鐡造の一生涯を綴る。実話ではありませんが、モデルとなった人物が存在します。 国岡は、エネルギーとしては石炭が大部分を占めていた戦前の日本において、早くから石油の価値に目をつけ、国内・海外の大企業に戦いを挑んでいく。その経営の精神には「人間尊重」があり、従業員のことを家族として大切にする。従業員も国岡を慕い、尊敬し、共に数々の難題を乗り越えていく。 自分の信念を曲げず、正しいと思えることをやり通し、ただ自社の利益のみを追い求めるのではなく、日本の発展・復興の為に力を尽くすその姿は、本当に心を打たれる。また、他社や他団体の理不尽な妨害を打ち破る姿は痛快ですらある。 大変良い読み物でした。
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熱い。 主人公とその仲間がこれまた同じくらい熱い。 政府だろうが何だろうが、外敵の嫌がらせにじっと耐え 成功していく姿は、目頭が熱くなった。 面白い。面白すぎる。 こういうド根性もの大好きだなぁ。 この淡々とした文章が、簡潔に物語を熱く伝えるのにとってもいい。 最後の解説つー...
熱い。 主人公とその仲間がこれまた同じくらい熱い。 政府だろうが何だろうが、外敵の嫌がらせにじっと耐え 成功していく姿は、目頭が熱くなった。 面白い。面白すぎる。 こういうド根性もの大好きだなぁ。 この淡々とした文章が、簡潔に物語を熱く伝えるのにとってもいい。 最後の解説つーか寄せ書きで、元官僚の堺屋太一が、 国民のための官僚には官僚の理論があると書いてるが、 それがダメなのに気付かない日本の官僚は ダメダメなんだなーと改めて感じてしまった。
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国岡鐵藏とはなんという人物なんだ! 圧力とか権威とかに反骨し続け、自分の信念を通し 新しい日本を切り開いた! にしても、彼の部下として働くのには、苦労も多かっただろう。 アメリカメイジャー、イラン、ガルフ、製油所にタンカー。 なんという人生! 諦めずに下巻まで読んでよかった。 最...
国岡鐵藏とはなんという人物なんだ! 圧力とか権威とかに反骨し続け、自分の信念を通し 新しい日本を切り開いた! にしても、彼の部下として働くのには、苦労も多かっただろう。 アメリカメイジャー、イラン、ガルフ、製油所にタンカー。 なんという人生! 諦めずに下巻まで読んでよかった。 最近のガソリン価格の上昇も、政府、外国様々な思惑が 行き来してて、消費者に割がきてるんだろうな。 結局、「普通」の「常識的」な人物にできることは そういうことなんだろな。 でも、戦争に負けた日本の礎を気づいてくれた彼に 感謝である。
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上巻のメジャーと競争してるところとか、船の上でガソリンを売るとかは面白かった。 下巻に入ると、大きくなった会社の経営者の苦労や悩みみたいなのが増えて話が重たくなってしまった。 心理描写よりもエピソード紹介みたいな展開の仕方をするので、後半は盛り上がるよりも若干辟易としてしまう...
上巻のメジャーと競争してるところとか、船の上でガソリンを売るとかは面白かった。 下巻に入ると、大きくなった会社の経営者の苦労や悩みみたいなのが増えて話が重たくなってしまった。 心理描写よりもエピソード紹介みたいな展開の仕方をするので、後半は盛り上がるよりも若干辟易としてしまう。 全体としては面白い話なんだけど、やはり出光創業者というモデルがいるので、後半は大人しくまとまってしまった感じ。 上巻の勢いのままであれば大傑作。
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好きになれなかった。 社員は家族みたいなのはいいんだろうけど だったら主人公はもっとそいつらを困らせないように考えなくちゃだめなんじゃ?? とか思った 正しいことをしていれば、大丈夫 みたいなのはなんか違うだろと 実際それでうまくいったんだったらまあ正しかったんだろうが たぶん...
好きになれなかった。 社員は家族みたいなのはいいんだろうけど だったら主人公はもっとそいつらを困らせないように考えなくちゃだめなんじゃ?? とか思った 正しいことをしていれば、大丈夫 みたいなのはなんか違うだろと 実際それでうまくいったんだったらまあ正しかったんだろうが たぶんこの作者はすきになれんなあ 不毛地帯のが好きだ
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2019.2.1 途中まで面白かったんだけど、 あまりの国岡目線に疲れて 国岡商会の末端の社員からの話も見たくなってしまった。
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個人的な下巻のクライマックスは日章丸事件のところ。 船の航行の描写には、主人公の国岡はまったく登場しないが、手に汗握る展開で、これだけで一つのお話になるんじゃないかと思った。 国岡鐵造が現代に生きているとしたら、どんなことを考え、今後はどんな産業が日本を支えるのか、話を聞いてみ...
個人的な下巻のクライマックスは日章丸事件のところ。 船の航行の描写には、主人公の国岡はまったく登場しないが、手に汗握る展開で、これだけで一つのお話になるんじゃないかと思った。 国岡鐵造が現代に生きているとしたら、どんなことを考え、今後はどんな産業が日本を支えるのか、話を聞いてみたいと思った。
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胸が熱くなるなり、心震え、手を震えさせながら読んだ。弔辞を読み上げるシーンは、本を読んでたドトールで涙を流した。
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2016/10/08 追記 海賊とよばれた男 2016年12月10日(土)公開 百田尚樹のベストセラー小説を映画化。圧倒的なVFX映像も見どころ。 2014/11/23 上巻を読み終わって待つこと3ヶ月。下巻読みます! 途中から惹きこまれて、徹夜で一気に読みました。感動...
2016/10/08 追記 海賊とよばれた男 2016年12月10日(土)公開 百田尚樹のベストセラー小説を映画化。圧倒的なVFX映像も見どころ。 2014/11/23 上巻を読み終わって待つこと3ヶ月。下巻読みます! 途中から惹きこまれて、徹夜で一気に読みました。感動! 主人公 鐡造は、とにかく圧倒される人物です。 その周囲の人物も、ただ者ではない。(その努力は計り知れない) モデルの 出光 佐三氏と 出光興産については、驚くことばかり。 イギリス、その後はアメリに翻弄されるイランのこと、西欧の植民地主義など どうして これまで知らなかったのか・・・。(^^ゞ 日章丸事件では、鐡造の大胆な行動が成功し、石油の自由な貿易が始まるきっかけとなった。 西欧視線の世界の歴史ではない面を もう一度 知る必要があると痛感。 → 出光 佐三 - Wikipedia → 出光興産 - Wikipedia → 日章丸事件 - Wikipedia 〜 、1953年(昭和28年)に起きた石油の輸入とそれに付随した訴訟および国際的な衝突。 こちらも読みたい! → マルクスが日本に生まれていたら → 出光佐三の著書など 2014/08/07 予約 10/27 借りる。11/7 読み始める。11/23 読み終わる。 同時に予約した文庫 2014/08/07 12/24に順番が来る 12/26 一応借りて最後を読み返す 内容 : 油田をメジャーに支配されていたイランは、国有化を宣言したため国際的に孤立、経済封鎖で追いつめられる。 1953年春、鐡造は極秘裏に1隻のタンカーを神戸港から出港させた-。 「日章丸事件」に材をとった歴史経済小説。本屋大賞 第10回 著者 : 百田 尚樹 1956年大阪生まれ。同志社大学中退。関西の人気番組「探偵!ナイトスクープ」のメイン構成作家を経て、「永遠の0」で小説家デビュー。 ほかの著書に「ボックス!」「風の中のマリア」など。
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