海賊とよばれた男(下) の商品レビュー
2016/10/08 追記 海賊とよばれた男 2016年12月10日(土)公開 百田尚樹のベストセラー小説を映画化。圧倒的なVFX映像も見どころ。 2014/11/23 上巻を読み終わって待つこと3ヶ月。下巻読みます! 途中から惹きこまれて、徹夜で一気に読みました。感動...
2016/10/08 追記 海賊とよばれた男 2016年12月10日(土)公開 百田尚樹のベストセラー小説を映画化。圧倒的なVFX映像も見どころ。 2014/11/23 上巻を読み終わって待つこと3ヶ月。下巻読みます! 途中から惹きこまれて、徹夜で一気に読みました。感動! 主人公 鐡造は、とにかく圧倒される人物です。 その周囲の人物も、ただ者ではない。(その努力は計り知れない) モデルの 出光 佐三氏と 出光興産については、驚くことばかり。 イギリス、その後はアメリに翻弄されるイランのこと、西欧の植民地主義など どうして これまで知らなかったのか・・・。(^^ゞ 日章丸事件では、鐡造の大胆な行動が成功し、石油の自由な貿易が始まるきっかけとなった。 西欧視線の世界の歴史ではない面を もう一度 知る必要があると痛感。 → 出光 佐三 - Wikipedia → 出光興産 - Wikipedia → 日章丸事件 - Wikipedia 〜 、1953年(昭和28年)に起きた石油の輸入とそれに付随した訴訟および国際的な衝突。 こちらも読みたい! → マルクスが日本に生まれていたら → 出光佐三の著書など 2014/08/07 予約 10/27 借りる。11/7 読み始める。11/23 読み終わる。 同時に予約した文庫 2014/08/07 12/24に順番が来る 12/26 一応借りて最後を読み返す 内容 : 油田をメジャーに支配されていたイランは、国有化を宣言したため国際的に孤立、経済封鎖で追いつめられる。 1953年春、鐡造は極秘裏に1隻のタンカーを神戸港から出港させた-。 「日章丸事件」に材をとった歴史経済小説。本屋大賞 第10回 著者 : 百田 尚樹 1956年大阪生まれ。同志社大学中退。関西の人気番組「探偵!ナイトスクープ」のメイン構成作家を経て、「永遠の0」で小説家デビュー。 ほかの著書に「ボックス!」「風の中のマリア」など。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上巻は日本内の企業や、GHQとの争いが描かれていたが、下巻では世界を相手に戦う国岡商店。必ず最後に正義は勝つというのが読むと伝わってきた。国岡は自分の利益が出るとしても、その欲には溺れず、国のことを考える。国を考える国岡商店に対し、国家は保身のため国岡商店をあえて遠ざける。この矛盾がとても歯がゆく、読者はみんな国岡商店を応援すると思う。この話が実話というのも驚きだが、こんなかっこいい日本人がいたことに感動した。 この話の中で感動したのは、徳山に製油所を十ヶ月で完成させるシーンで、特に「人の心が1つになった時、合理や計算では考えられないことが起きる」という国岡鐵造の言葉を得られたのは今回の収穫である。どんな時も信念を曲げない彼の生き方を参考にしていきたい。
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初めは、「400数ページが二巻、読みきれるかな?」と思ったが、読み進んでいくうちにどんどん引きこまれていった。戦前戦後の歴史とのつながりや外国とのつながりが面白い。戦争直後に石油タンクの底の汚泥を浚渫する場面は感動的であり、またイランと石油の契約までの凄さ、日本人としての誇り・...
初めは、「400数ページが二巻、読みきれるかな?」と思ったが、読み進んでいくうちにどんどん引きこまれていった。戦前戦後の歴史とのつながりや外国とのつながりが面白い。戦争直後に石油タンクの底の汚泥を浚渫する場面は感動的であり、またイランと石油の契約までの凄さ、日本人としての誇り・プライドを大事に生きている国岡商店の人々の気持ちに感動させられた。また、タンカーが出航するする場面やイランの港に入港する場面は、まるで自分自身が体験しているかのような感動があった。久しぶりに「星5つ」にふさわしい大作であった。「海賊・・・」と言うよりも「先導者・・・」と表現した方がいいのでは、という気がした。
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男の一代記でかつ日本国のためにまた自分の会社のために孤軍奮闘頑張った、となると当然人気が出る本。勧善懲悪っぽい書き方が少し気になる。
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胸が熱くなる。熱い思いのある集団で働くことは素晴らしい。自分もそうありたい。信念を持ち、それを貫く生き方を体現している。
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"出光興産の創業者である、出光佐三さんをモデルに、その生涯を描いた小説。 いまさらながら、こんな豪傑が日本にいたことを誇りに思うとともに、わが身の小ささに自省の念にかられる。 主要参考文献一覧で気になったタイトルを列挙しておく。 ・我が六十年間 ・出光五十年史 ・ア...
"出光興産の創業者である、出光佐三さんをモデルに、その生涯を描いた小説。 いまさらながら、こんな豪傑が日本にいたことを誇りに思うとともに、わが身の小ささに自省の念にかられる。 主要参考文献一覧で気になったタイトルを列挙しておく。 ・我が六十年間 ・出光五十年史 ・アバダンに行け ・日本人にかえれ ・マルクスが日本に生まれていたら ・働く人の資本主義 ・人間尊重の事業経営"
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上下巻合わせて900ページは長かった! しかし出光興産の店主 出光佐三の半生を綴る物語としては短かったのかもしれない! 石油の販売とそれを取り巻くシガラミについて詳しく物語に盛り込まれている。 国内の石油連盟や欧米諸国の石油王手のメジャー、旧通産省からGHQまで・・・ 消費者と...
上下巻合わせて900ページは長かった! しかし出光興産の店主 出光佐三の半生を綴る物語としては短かったのかもしれない! 石油の販売とそれを取り巻くシガラミについて詳しく物語に盛り込まれている。 国内の石油連盟や欧米諸国の石油王手のメジャー、旧通産省からGHQまで・・・ 消費者と社員の事を考えてくれているのは出光佐三さんただ一人で本書は出光がシガラミを一つ一つ剥がしていく痛快な物語となっております。 それと戦後から昭和の時代を知っている人には懐かしく、知らない人には古きを知る事ができる本かもしれません。 ※出光興産は国岡商店と名を変え、出光佐三さんは国岡鐵三と名前を変えて登場します。
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上下巻かなりの分量だが一気に読めた.出光興産を興した出光佐三をモデルとした小説.戦中戦後を生き抜き事業を起こした人間の強さに触れられる.
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いわゆる歴史小説(実話)で、出光興産創業者の出光佐三をモデルとした主人公・国岡鐡造の一生と、出光興産をモデルにした国岡商店が大企業にまで成長する過程が描かれています。 石油を扱う一商店から出発し、国内の石油協会や政府、海外の巨大石油連合の度重なる「嫌がらせ」や「理不尽な制裁」に屈せず、 粘り強く信念を持って突き進んでいく主人公と従業員の姿勢に何度も心が熱くなりました。 「出る杭は打たれる」とはまさにこのことだなと思いました(苦笑) ・他の石油会社の考え方「自分の会社が儲かればOK」 ・国岡商店「日本の経済復興を支える」 このビジョンの違い、スケールの違いが熱量の差を生み、飛躍的な成長を遂げたのではないかな、と思いました。 もし、日々の生活で疲れて、心が疲弊し、何か燃えることができない状況が続いている方は、ぜひ読んでみてください。 きっと「国岡商店の逆境に比べれた大したことない」と心が軽く(熱く)なると思います。(僕は心が熱くなりました(笑)) そうでない方も、単純に小説として面白いのでよろしければ読んでみてください。 また、余談ですが百田尚樹さんの代表作「永遠のゼロ」の主人公「宮部」がちらっと本作にも出てくるので、そういった楽しみ方もできる本です。
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