海賊とよばれた男(下) の商品レビュー
アメリカや国内の石油会社全部を敵に回しても、信念を貫き通して乗り越えていくのは、国岡さんの社員達を家族だと思い、信頼しているから出来ることだと思った。こんなにすごい人は国岡鐵造さんしかいない!
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人生で最も好きな小説。 日本人であることに誇りを持たせてくれ、奮い立たせてくれる本。 出光興産の出光佐三氏をモデルにしており、戦後の復興に大きく貢献された実績を称える物語。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上下巻それぞれ400頁超と、とても長い作品でしたが、面白かったです。 働き方や経営方針は、今の時代に合っているかと言われれば首を縦には振れませんが、戦争前後のこの時代には良かったのだろうし、こういう人たちがいたからこそ、今の日本があるのだろうな、と思います。 自社の短期的な利益の為に、他社の足を引っ張るよりも、もっと大きなものを優先する国岡鋳造の信念と、その結果には心を動かされました。 「儲けろ」と部下に指示を出さなかったというエピソードも印象的でした。 社会に出る前に読めてよかったです。
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出光佐三の偉人伝。 キングダムを読んでいるときのような感覚だった。 血が滾るというか、アドレナリンがでるというか。 歴史も学べて面白い。
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昭和20年代は、まだまだ戦争の記憶が生々しい時代。そして鐵造のように明治生まれの「骨のある」男女が現役で頑張れた時代だった。アメリカに代わり主要な産油地帯となった中東だが、政情が不安定なのは今も昔も変わらない。国岡商店がイギリスに搾取され続けているイランの窮状を救うべくタンカー・...
昭和20年代は、まだまだ戦争の記憶が生々しい時代。そして鐵造のように明治生まれの「骨のある」男女が現役で頑張れた時代だった。アメリカに代わり主要な産油地帯となった中東だが、政情が不安定なのは今も昔も変わらない。国岡商店がイギリスに搾取され続けているイランの窮状を救うべくタンカー・日章丸を差し向け、日本に石油を運ぶまでの記述は、手に汗握るものだった。
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著者のバイアスがかかっているとは思うが、出光氏の考え方や志は凄いと感じる。 やはり企業、いや全ては人だということ。 ここまで人に対して信頼し任せる事ができるか。無茶を言う面倒な社長に見えるが本当は違う。 うちの会社もそうなのか? よくわからん。
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戦後、日本の経済・未来を常に考え、自分の正義を貫き戦い続けた出光佐三という男を知ることができた。 昔、父親がガソリンを入れる時は出光を使っていた。自分はそれ以外のガソリンスタンドを使っていたが、この本を読んで出光でガソリンを入れたいと思った。 永遠のゼロを読んで、その後にこの本...
戦後、日本の経済・未来を常に考え、自分の正義を貫き戦い続けた出光佐三という男を知ることができた。 昔、父親がガソリンを入れる時は出光を使っていた。自分はそれ以外のガソリンスタンドを使っていたが、この本を読んで出光でガソリンを入れたいと思った。 永遠のゼロを読んで、その後にこの本を読むのがオススメ
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百田氏の描く「男前」主人公の物語は胸を揺さぶり、読み手を興奮させる。 漫然と毎日仕事している自分が、恥ずかしくなるような気持ちすらするくらいの熱い物語である。国を、社会を、人間を思い戦う信念。人が仕事をするとか、働くとか、生きるとか、なんぞや?といった問に、ひとつの回答を示す...
百田氏の描く「男前」主人公の物語は胸を揺さぶり、読み手を興奮させる。 漫然と毎日仕事している自分が、恥ずかしくなるような気持ちすらするくらいの熱い物語である。国を、社会を、人間を思い戦う信念。人が仕事をするとか、働くとか、生きるとか、なんぞや?といった問に、ひとつの回答を示す1冊である。
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現代企業のあり方を考えさせられた本。特に歴史の深い会社、土台のある会社では自身と消費者との距離が開いているケースが散漫しているのではないだろうか。国岡が考え貫き通した消費者中心主義、現在日本企業が欧米に遅れをとっている消費者起点思考の原点とも呼ばれるものではないだろうか。企業活動...
現代企業のあり方を考えさせられた本。特に歴史の深い会社、土台のある会社では自身と消費者との距離が開いているケースが散漫しているのではないだろうか。国岡が考え貫き通した消費者中心主義、現在日本企業が欧米に遅れをとっている消費者起点思考の原点とも呼ばれるものではないだろうか。企業活動を儲けの為ではなく、消費者、生活者の為に、と強く意識づけることで、自然と対価が発生し、儲けが生まれていくと再認識させられた本。
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