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東京プリズン の商品レビュー

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72件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

    19

  4. 2つ

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  5. 1つ

    8

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2023/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

テーマに興味があり購入しました 出だしは面白くて土地勘もあり面白かったのですが幻想的なところやエピソードは苦手な部類で最後までたどり着けづ辞めました 後半だけ読もうかとも思いましたが、それも断念

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2023/11/16

アメリカの地で、『日本の天皇には第二次世界大戦の戦争責任がある』という議題でディベートすることになったら、どう議論を展開させていきますか。 天皇制や東京裁判、アメリカの歴史など、もっといろんなことを勉強し、もっとちゃんと考えておかなくちゃと痛切に思いました。 こんなにスピリチ...

アメリカの地で、『日本の天皇には第二次世界大戦の戦争責任がある』という議題でディベートすることになったら、どう議論を展開させていきますか。 天皇制や東京裁判、アメリカの歴史など、もっといろんなことを勉強し、もっとちゃんと考えておかなくちゃと痛切に思いました。 こんなにスピリチュアルな作品だとは思ってなかったので面食らいましたが、日本人としてのアイデンティティを改めて考えるきっかけを与えてくれました。 私は日本人で良かったと、心から思うのでありました。

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2023/11/02

「太平洋戦争では多くの日本人が天皇のために戦い、死んでいった。国の「元首」は天皇だった。戦争の終結を決めたのも昭和天皇だ。だがその天皇が、戦争犯罪を裁く東京裁判の法廷に立つことは無かった。ーなぜかー。  主人公は15歳の少女、マリ。留学したアメリカの学校で、天皇の戦争責任を論じな...

「太平洋戦争では多くの日本人が天皇のために戦い、死んでいった。国の「元首」は天皇だった。戦争の終結を決めたのも昭和天皇だ。だがその天皇が、戦争犯罪を裁く東京裁判の法廷に立つことは無かった。ーなぜかー。  主人公は15歳の少女、マリ。留学したアメリカの学校で、天皇の戦争責任を論じなけれればならないはめにおちいる。「天皇は戦争犯罪人である」という論題にイエスとノーの立場で論を戦わせるのだ。  この国の「戦後」とは何だったのか。読者は問いをのど元に突きつけられる。」 (『いつか君に出会ってほしい本』田村文著 の紹介より)

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2023/07/07

若い娘にこういう事を聞くのはかなりむちゃだなあ…と思いました。 私も同じ年頃に聞かれたらわからなかったと思う…。

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2023/05/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

R5.4.19~5.23 (きっかけ) ・ブックオフで100円 ・「天皇の戦争責任」がテーマの小説って面白そう (感想) ・抽象的な表現が多すぎて少し苦手でした。 ・主人公とそれを構成する登場人物たちが、戦争責任や天皇の立ち位置などについて学び成長していくのだが、ここに描かれるほど、日本人は分かっていないものだろうか。と疑問。 ・「ゴーマニズム宣言 戦争論」が流行る以前の日本はもしかするとこういう人が多かったのかなという印象はあるが、それにしても戦争について深掘りした名作は数々あり、多くの日本人はもっと理解しているように思う。

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2023/03/30

いやぁ、難しい本だった。 なもんだから、すごく時間がかかってしまった。 いわゆる文藝作品であり、物語小説ではないので書いてある事がちんぷんかんぷんなのだ。 内容はアメリカに留学した16歳の少女が、授業の一環で「天皇の戦争責任」を題材にしたディベートに参加するするという内容。 ...

いやぁ、難しい本だった。 なもんだから、すごく時間がかかってしまった。 いわゆる文藝作品であり、物語小説ではないので書いてある事がちんぷんかんぷんなのだ。 内容はアメリカに留学した16歳の少女が、授業の一環で「天皇の戦争責任」を題材にしたディベートに参加するするという内容。 そもそも日本の社会科教育では、昭和史はほとんど勉強していない。 私自信もそうだし、今でもそうでしょ。 そんな少女がアメリカに留学してきた訳だから、日本人はそこんとこどう考えてるんだ?と興味が沸くのも解る。 しかし、日本人は知らないんだなぁ。。。。 で、必死に勉強する訳ですが、まあ解らない。 日本人の誰もがわからない事なんですから。 東京裁判とか日本国憲法とか。 それらはすべて英語。 英語を訳して、日本国憲法が出来てるわけだから、そんなの成立する訳ないのであって・・・ 例えば天皇は「Emperor」と訳されてるけど、外人が感じるヨーロッパの君主としての「Emperor」と天皇は本来違うでしょ。 また、天皇に関しては、例えば「人間宣言」のくだりでは日本人さえわからない日本語が使われてて、それを英語に訳してアメリカ人(すなわち戦勝国)が理解しようとしてるし。 わかりやすい所で言えば、A級戦犯。 ほとんどの人が「rankA」と思ってるけど、元々は「classA」が訳されて「A級戦犯」になっちゃって、それが誤解を招いてるし、そういう事がいっぱいある訳ですよ。 私もまだまだ解らない事だらけで、その辺の事を少しでも知りたいなぁと思ってこの本を手にしたわけだが、ますます解らなくなってしまった。 ただし、解らない事さえ解らない人達は日本の事を論じてはいけないと感じます。 憲法守れ!とか言ってる連中・・・ それちょっと違うでしょ。 平和を守れ!なら百歩譲って理解しても良いけどね。 日本国憲法はもともと英語なんだから、英語で理解した上で「憲法守れ!」って言ってる? その辺の事を考えさせられる本でした。 ただし、最初にも書きましたが、文章が凄く難しいです。 覚悟してください。 この本の後では、村上春樹だって簡単な文章に感じると思います。

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2022/01/12

米メイン州の高校で行われたディベートのテーマは「天皇ヒロヒトに戦争責任はあったか」。 日本人女子高生の幻想めいたエピソードは正直読み進めるのがしんどいが、それぞれが結末にしっかりと繋がっている。 神でないなら人間か、男でないなら女か、個人とpeopleは別物か、という問いが面白い...

米メイン州の高校で行われたディベートのテーマは「天皇ヒロヒトに戦争責任はあったか」。 日本人女子高生の幻想めいたエピソードは正直読み進めるのがしんどいが、それぞれが結末にしっかりと繋がっている。 神でないなら人間か、男でないなら女か、個人とpeopleは別物か、という問いが面白い。

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2021/06/27

すごい、すごいよ!この小説は。 よくこれだけのものを書き切れたと思う。 メインは「天皇の戦争責任」に関してのディベートなのだが、それまでの狩やスピリチュアルが全て意味を持ちマリのスピーチに繋がっていく。 アメリカ人の横暴な考えや日本人の卑屈な事なかれ主義、真珠湾、原爆、東京大空襲...

すごい、すごいよ!この小説は。 よくこれだけのものを書き切れたと思う。 メインは「天皇の戦争責任」に関してのディベートなのだが、それまでの狩やスピリチュアルが全て意味を持ちマリのスピーチに繋がっていく。 アメリカ人の横暴な考えや日本人の卑屈な事なかれ主義、真珠湾、原爆、東京大空襲、はては人間キリストなど目から鱗が落ちた気がした。 今、若い世代にぜひ読んで欲しい。そして現在の日本政府の在り方を考えて欲しい。

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2020/11/21

やっと読み終えたって感じです 正直あまり面白くはなかったです 現在の女と彼女の30年前の話が行ったり来たり 30年前はまだ学生で、日本の学校になじめず なぜか留学しアメリカの学校へ 進級試験に「天皇の戦争責任」のディベートを 指示される 夢の中の話や架空の話が多く 展開はだらだら...

やっと読み終えたって感じです 正直あまり面白くはなかったです 現在の女と彼女の30年前の話が行ったり来たり 30年前はまだ学生で、日本の学校になじめず なぜか留学しアメリカの学校へ 進級試験に「天皇の戦争責任」のディベートを 指示される 夢の中の話や架空の話が多く 展開はだらだらした感じでした いろんな記述がなにか回りくどいというか そんな印象でした

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2020/10/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

赤坂真理の自伝的な小説? 初めは、様々な時空をいったりきたりしながら「我が家の秘密」にたどり着くお話なのだろう、と思っていたら、「天皇の戦争責任」というテーマに真正面からポジションをとった話だった。 めくるめく表現のメリーゴーランド。抽象的文章やありきたりの日常の後に、具体的・非日常的文章に浸るのは心地よい。と同時に、最後の章までは、辻褄がどうあってくるのがわからず、若干つらい思いもする。 東京裁判、平成最後、天皇、日本の戦後、1964年東京都生まれ、高円寺、落合、ハンティング、ビートル、ハロウィン、インディアン、ヘラジカ、大君、ベトナムといったあたりがキーワード。 最後の章になって、見えてくるのが「罪の次元の違い」といった視点である。国が組織的に相手の国を焼き尽くすような罪と戦争に送り込まれた人間が狂気にかられて虐殺を行うような罪とでは罪の次元が異なるということだ。前者は、国や集団としてどのような宗教を信じるかということに連動した罪であり、後者は個人としてどのような信念にもとづき行動するか(あるいはしないか)という罪としてとらえられていると理解できる。 その前提で、天皇の戦争責任は「英霊」に対して「はしごをはずした罪」「軍部に利用されるがままになっていた罪」といったことが指摘される。これが、国の罪なのか個人の罪なのか、というあたりの二重性を起点にした議論につながるかがテーマの困難さにつながっているような気がするがそういう理解でよいのかどうか。

Posted byブクログ