窓から逃げた100歳老人 の商品レビュー
タイトルだけ見て、逃げ出した100歳の老人が活躍する冒険人情話のようなものだと勝手に思い込んでいました。 読んだら、意外とバイオレンスなところもある、壮大なユーモア歴史フィクションでした。 予想とは違ってたけど、面白かったです。
Posted by
出鱈目というよりも無茶苦茶な小説。 確かにこんなおじいさんを田舎の老人ホームに閉じ込めておくのは不可能だと思う。 ラストも彼らしくていいと思う。新たな騒乱の種さえばら撒かなければ……。 一つ惜しいのは自分の世界史の知識が少ないせいで、思わず笑ってしまうようなことが少なかったこと...
出鱈目というよりも無茶苦茶な小説。 確かにこんなおじいさんを田舎の老人ホームに閉じ込めておくのは不可能だと思う。 ラストも彼らしくていいと思う。新たな騒乱の種さえばら撒かなければ……。 一つ惜しいのは自分の世界史の知識が少ないせいで、思わず笑ってしまうようなことが少なかったことだと思う。 こんなスリリングな人生、自分には無理だが、まずは爆薬の調合から覚えようと思う(現代ならコンピューター技術というかハッキング技術だろうか?言語能力も必要だと思うし……)。 アランが日本に訪れていなかったのは残念だが、積極的コナン体質(勝手に命名)のアランが巻き起こしたカオスを考えると訪れなくてよかったのだろうか。 世界の歴史と共に生きるアランが死ぬなんて信じられないし、世界史というか世界と共に存在しているといっても過言ではないと思う。 それにしても、このおじいさん、殺しても死ななそう。
Posted by
[墨田区図書館] 曳舟の図書館には、予約本の集荷棚があり、各自がその棚の中から予約した本を取り出すセルフ方式となっている。自分の予約本の置かれた棚番号が分かっていてもその棚にも多少の幅はあるし、自分の予約した本の装丁を知らなかったりすると端から順に背表紙とにらめっこすることにな...
[墨田区図書館] 曳舟の図書館には、予約本の集荷棚があり、各自がその棚の中から予約した本を取り出すセルフ方式となっている。自分の予約本の置かれた棚番号が分かっていてもその棚にも多少の幅はあるし、自分の予約した本の装丁を知らなかったりすると端から順に背表紙とにらめっこすることになるのだが、、、「予約本」というからには、誰かが「読みたい」と思う本たちばかりが置いてあるので、ふと興味をそそられる本が沢山置かれている。 そもそも目に止まったのは、「国を救った数学少女」。面白そうだったので読んでみようと本情報を控えて調べてみると、同著作はまだ二冊、そのうちの一冊目であるこの本が処女作と分かったのでこちらから読んでみることにした。 途中話が軌道に乗るまでがやや読みづらく、時間もあまりなかったので数日読み進めるのにかかったが、一度アランの過去が語られ、トロッコのあと、ベニ―と出会う頃には大分雰囲気が読めてきて、そこから先は一気読みして、夜には読み終えてしまった。 アランの一生をこの1世紀の世界情勢に絡めて話していくので、第一次世界大戦の頃の世界情勢とか、主要国の首相など時の権力者について知っているとより楽しめると思う。社会をもっとも苦手とし、日常生活でも人の顔と名前を覚えるのを苦手とする私でもかの国の有力者たち、ならびに日本に関する重要な日付は分かったのでアランの数奇な人生語りも2回3回と挟まれるうちに結末はともかく、話の運びが見えてきてどんどん面白くなってきた。 最後に読んだ訳者の説明に「素晴らしき出鱈目小説」とあったが、そう、正にその通り。しかもさらりと殺人つきの逃避行まで発展させておきながら、その憎めない?小憎たらしい?人物像からどう話が進んで終わるのかとついつい先のページを急いでしまう。分厚いけれど、まるで小学生の頃に気に入って読みふけった赤川次郎のようなライトノベル的な仕上がりで久しぶりに量を読んだ気がした。 そして最後は最初へと続く終わり方。ちょっとしたことなんだけど、この終わり方も良かったな。老人ホームに収容された過去のアランの"最後"も判明したし、現実のアランのお話の最後もすっきりとしたし。茶目っ気のある作者の作品をもうしばらく読んでみたい。当初目を付けた、「国を救った数学少女」もいいが、早く3作目が出てくれるといいな。
Posted by
老人ホームから逃げ出した老人の冒険活劇。過去の話と同時進行するんだけど、骨董無形すぎて読んでられない。子供向けか。
Posted by
図書館で借りた本。 自分の100歳の誕生日パーティーが嫌で嫌で逃げ出したアランのメチャクチャな逃亡劇と生い立ちから老人ホームに入るまでのアランの半生が交互に描かれていて最後まで飽きずに読めました。 結構酷い目にあってるはずなのに北欧とロシアの人はウォッカさえあればいいのか?と...
図書館で借りた本。 自分の100歳の誕生日パーティーが嫌で嫌で逃げ出したアランのメチャクチャな逃亡劇と生い立ちから老人ホームに入るまでのアランの半生が交互に描かれていて最後まで飽きずに読めました。 結構酷い目にあってるはずなのに北欧とロシアの人はウォッカさえあればいいのか?と思うくらい昔からアランが飄々としていて悲壮感がなくてよかった。 優れた小説とスケールの大きなホラ話は紙一重ってどこかで読んだことがあるけどその通りだと思う。 割りと読みやすい文体(翻訳)でした。
Posted by
☆出先なのでスマホから取り急ぎ☆ 思ったよりだいぶ面白かった。壮大なるデタラメ小説。大河ドラマにしたら面白そう。 実在の人物や実際の出来事に主人公を絡ませていく手法は手垢にまみれていても(真っ先に思い出したのはフォレスト・ガンプ)これだけ歴史的な出来事の中心に主人公を絡めてい...
☆出先なのでスマホから取り急ぎ☆ 思ったよりだいぶ面白かった。壮大なるデタラメ小説。大河ドラマにしたら面白そう。 実在の人物や実際の出来事に主人公を絡ませていく手法は手垢にまみれていても(真っ先に思い出したのはフォレスト・ガンプ)これだけ歴史的な出来事の中心に主人公を絡めていくなんて、大胆不敵すぎ! 結構長いお話で、しかも現在と過去がたびたび入れ替わる構成だったけど、全然混乱したり退屈したりせずに読み終われました(*´ω`*) 歴史を歪曲することにうるさくない方には、大いにおすすめできる一冊です。フィクションをフィクションとして、ファンタジーとして楽しむことが大切です。 ちなみに翻訳小説なのでそこの読みづらさは仕方ない…けど訳者あとがきはなんか寒かった。
Posted by
奇想天外だが、奥深く、でもちょっとシンドくなって飛ばし読みしちゃった。訳者あとがき読んで後悔。スウェーデン、ダイナマイトでピンと来なかった自分、恥ずかしい‼︎読み直し決定!
Posted by
話題になってて気になったので 借りてみました。 翻訳ものはやっぱり読みづらい気がします…orz あまりに読み進まないので途中で断念。 また機会があれば再挑戦、するかなぁ しないかも。
Posted by
アラン・カールソンのはちゃめちゃな人生が読み手の笑いを誘う、シュールで楽しく読める作品 ただ、翻訳が少し読みづらかったのが難点
Posted by
100歳の誕生日にアランは突然老人ホームから脱走する。行く先は決めていないが偶然の出会いが重なり事態は思わぬ方向へ。現在の話と同時にアランの若い時の話も同時に進んでいく。アランのとんでもない過去にビックリするはず。
Posted by