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窓から逃げた100歳老人 の商品レビュー

3.6

98件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    4

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2024/04/02

 続きに続く逃走劇と、過去の回想。すこぶる元気な100歳です。いやちょっと待って、今は人生100年時代にさしかかっている。こんなふうに元気な100歳が当たり前な時代が、いつか現実になるかな?

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2023/09/23

ひたすら続く出鱈目噺。出てくる人の大半は嘘つき、サイコ、狂信者。合理性を追い求め息苦しくなってしまった現実世界との対比も素晴らしい。 しかし、爆弾とコメディの相性の良さはなんなんだろうか。緊張と緩和。圧倒的な破壊のカタルシスか。 そういや、ドリフも爆破オチが多かった。

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2023/05/25

2023.5.25 21 積読解消。面白かった。何でもやったろうって思った。金があれば、がんがん国外行って、リゾートでまったりええやん。何でもやったろう。既存の価値観に縛られない。

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2022/12/05

壮大な歴史パロディというか、展開が奇想天外すぎて笑いながら読みました。 でも、ふと、歴史をふりかえってみると「事実は小説よりも奇なり」なんだな…とも思ったり。

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2022/09/23

クスッと笑えるどころではなく、定期的に吹き出してしまうようなコメディでした。 扱う内容はかなり壮大で、戦争や原爆等一見堅そうななのにも関わらず、重苦しさがなくどんどん読めてしまいます。 物語の展開からして笑いどころが多いだけでなく、主人公の無頓着さゆえの読みやすさもあるような気が...

クスッと笑えるどころではなく、定期的に吹き出してしまうようなコメディでした。 扱う内容はかなり壮大で、戦争や原爆等一見堅そうななのにも関わらず、重苦しさがなくどんどん読めてしまいます。 物語の展開からして笑いどころが多いだけでなく、主人公の無頓着さゆえの読みやすさもあるような気がします。 主人公の半生である過去パートが世界規模すぎて、かなり大規模にドタバタやっているはずの現代パートが霞むくらいです。

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2022/09/14

ドタバタコメディ系かと思ったけど、ドタバタがスウェーデン国内にとどまらない想定外のレベル。フランコ将軍、トルーマン、スターリン、毛沢東、金日成と主人公の関係が面白すぎる。ダイナマイトとかスウェーデンっぽい。ところどころ出てくる社会問題国際情勢への作者の視点が面白い。中立のスウェー...

ドタバタコメディ系かと思ったけど、ドタバタがスウェーデン国内にとどまらない想定外のレベル。フランコ将軍、トルーマン、スターリン、毛沢東、金日成と主人公の関係が面白すぎる。ダイナマイトとかスウェーデンっぽい。ところどころ出てくる社会問題国際情勢への作者の視点が面白い。中立のスウェーデンの姿勢が垣間見れる。とにかく100年の人間の生涯と現代世界史をこんなに緻密に描写する力がすごい!!!

Posted byブクログ

2022/08/23

海外のエンタメという感じではある。 細かい蘊蓄とか登場人物のこだわりとか。 ただ、原爆の話もちらっと出ていて、日本人ならなおさら、素直には楽しめないかも。 人も亡くなるし。 払ってもいい金額:250円

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2022/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誕生日に老人ホームの窓から逃げたアラン・カールソン(100歳)。偶然が重なり、愉快な仲間も得て、はちゃめちゃに繰り広げられる逃亡劇。合間に語られるアランの子供時代から老人ホーム入居に至るまでの数奇な人生。爆弾の専門家として、史実の要人たちに好かれたり嫌われたりと忙しい。一見して絶望的な状況も淡々と受け入れ、しれっと打開を図るため、先が予測できず、過去から現在へ近づく流れをじっくりと楽しめた。

Posted byブクログ

2021/10/23

かくも原爆は人を惹きつけるのか。原爆さえあれば、原爆のことさえ知っていれば、と、振り回されつつ、もう一つ重要なのは酒か。密造酒の作り方か。酒は分かるけどな。 そんなこんなで、原爆の知識と酒の力で世を渡っていくスゥエーデン人の話である。まぁちょっとばかし自慢話が多くてうざいけどな。...

かくも原爆は人を惹きつけるのか。原爆さえあれば、原爆のことさえ知っていれば、と、振り回されつつ、もう一つ重要なのは酒か。密造酒の作り方か。酒は分かるけどな。 そんなこんなで、原爆の知識と酒の力で世を渡っていくスゥエーデン人の話である。まぁちょっとばかし自慢話が多くてうざいけどな。老人はそういうものさね。 福祉がどうのこうのとか言ってるだけの他の北欧諸国はぶっちゃけツマラン感もあるけど、やっぱスゥエーデンは問題も多そうだけど無茶苦茶っぽくて楽しそうじゃないか。ダメなところもあるから良い、これぞ侘び寂びではないか。コロナ対策もぶっ飛んでるし、このまま突き進んでほしい。

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2021/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

老人ホームでの100歳の誕生パーティーの日、アラン・カールソンは窓から逃げだした。 行き当たりばったり、なるようになるさの逃走劇。 行方不明者として警察に追われ(失踪?誘拐?最終的には殺人容疑)、ひょんなことからギャングの大金を奪ってしまったので、ギャング団にも追われることになる。 ピンピンしているとはいえ100歳なので、走って逃げるどころか大金入りのトランクをひきずってよちよち歩き、休養だって十分とらなければならない。 そして何より、酒がある限りそこを立ち去ることなんてできないのである。 そんなアランがどうして警察にもギャングにも捕まらないのか。 それは、人生はなるようになるからさ。 匿ってくれた人を次々仲間に加えながら、のんびりと逃亡を続けるアラン達一行。 それに挟まるように書かれる、アランの一生。 父が不在のアラン家では、生活のためにアランも子どものころからニトログリセリン会社で働いていた。 そこで得た爆薬の知識が、後のアランの人生を助けるのだが。 世界中の紛争の裏に、アランの爆薬の知識がある。 フランコ将軍を助けたり、原爆の実用化に一役買ったり、毛沢東の妻を助けたり、スターリンの逆鱗に触れて収容所暮しをしたり、金正日を泣かせたり。 アランは100歳。 つまり一世紀生きているわけで、つくづく20世紀と言うのは世界中で戦争があった時代だったのだな。 で、感想だけど、すごく評判の良かったこの作品、私は楽しめませんでした。 歴史上の人物ではない人たちが何人か、不幸にも命を落としてしまいます。 しかしそれに対して、あまりにもあっけらかんとしすぎているのが、どうしても納得いかなかった。 最初に「それ、笑えないよ」って思っちゃったから、最後までのれなかったのだと思います。 笑って読み流すべき行き当たりばったりを、眉間にしわ寄せて読んじゃった。 残念。

Posted byブクログ