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ラバー・ソウル の商品レビュー

3.7

144件のお客様レビュー

  1. 5つ

    35

  2. 4つ

    39

  3. 3つ

    45

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    1

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2024/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ページ数が多く敬遠してましたが、長期休暇を気に手に取りました。 ボーナストラックの衝撃と読後の切なさが半端ない作品で、東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」がよぎりました。

Posted byブクログ

2024/05/03

読後に切ない気持ちになりました。 登場人物それぞれの証言で構成されているのが特徴的でした。 鈴木さんと金山さんの絆が鈴木さんにとって、かけがえのないものである事が判るにつれ、最初に抱く鈴木さんの印象が変わっていきました。

Posted byブクログ

2024/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

他の方のレビューにもある通り、冗長な説明が多く感じた。また叙述トリックとしてはアンフェアなのではないかと。今一つ腑に落ちない。読み返すのも面倒なので厳密に検証してはいないが、時間軸が鈴木と他の人物たちとでまちまちになっていたのは意図的なのか。正直混乱した。 終盤の使用人が「自分の告白には嘘があった。」と明言するくだりはちょっと衝撃的でした。まさに信頼の置けない語り手。。。最後にあからさまネタバレで読者に手の内を提示するのは興醒めかなと。

Posted byブクログ

2024/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

衝撃というほど衝撃ではなかったし、何より長すぎて読むのがきつかったなぁ。 発売当時に読めば、もっと衝撃を受けたのかもしれないけど。

Posted byブクログ

2024/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 容姿にハンディキャップを持つ鈴木誠がある日モデルの美縞絵里と接点を持ち、彼女をストーカーしていく、という物語。途中で彼女に近づく男を殺害していく描写は「狂気だ。」とドン引きだったが、それすらもミスリードで「殺人を犯した美縞絵里を助けようとしていた。」ということが真実だったということに驚いた。最初「やけに分厚いなぁ。」と思ったが「鈴木誠だったら彼女のためにここまでするだろう。」という掘り下げをしっかりやるためだったら納得。鈴木誠が最後の辺りで言った「絵里さんがぼくに与えてくれたのは、生きる、ということ、そのものなんです。」という台詞に「容疑者xの献身」の石神を思い出した。

Posted byブクログ

2024/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

絵里にイライラしてしまいました。電話の相手が恐らく犯人だと思っていたなら、なぜ早く警察に行かなかったのか。そしてなぜ自宅のカーテンも閉めないのか(これはこの事件に関わらず、防犯対策の基本でしょう)。 まあ、とっとと警察に駆け込んでいたら、物語は始まらなかったんだけど。 でも、富永さんが殺されてしまったことが悔しくて。 岡嶋二人さんのファンだったので、最近井上さんの本を読むようになりました。井上さんの本はこの作品が2作目です。 いつもは通勤時間と職場の昼休みに読んでいるのですが、止まらなくて家でも読みふけっています。さすが井上さんです。本の分厚さに初めは怯みましたが、ミステリーホラー好きの人にはお勧めです。

Posted byブクログ

2023/10/12

小説ならではの表現技法だからこそ 可能となった最終盤でのどんでん返し系の本作 しかし、このトリック自体にどこかに既視感があって、 前評判のような「衝撃を受ける」が如き感銘を受けたりはしなかった その要因の一部に、最終盤で明かされる実際の鈴木誠の誠実さというか、 本当の彼のクリ...

小説ならではの表現技法だからこそ 可能となった最終盤でのどんでん返し系の本作 しかし、このトリック自体にどこかに既視感があって、 前評判のような「衝撃を受ける」が如き感銘を受けたりはしなかった その要因の一部に、最終盤で明かされる実際の鈴木誠の誠実さというか、 本当の彼のクリーンさや、 しかしだからこの本作のヒロインを盲目的に人生の救いと定義する部分が、 少しさらりと書かれすぎてしまったように思えてならない ずっと続いてきた虚実の鈴木誠の気狂いさを見せ続けてきた後の、 最後に明かされる本当の等身大の鈴木誠 ここをもう少し加筆するだけでもまた違ったのではないか そんな気がしてならない作品だった

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2023/08/06

醜い風貌の鈴木がモデルの絵里に心を奪われストーカーと化す話。ホウライエソ似の鈴木の言動が怖いし気持ち悪い、どうなるんやろ、と思ってた矢先の衝撃!とりあえず最終章は2回読み返したし、即再読した。もうめちゃくちゃ面白い、びっくりした!

Posted byブクログ

2023/08/01

『鈴木誠』という男に対して嫌悪感や憎悪しかわかないだろうけれど、最後まで、ちゃんと最後まで読まないといけない。愛なんて簡単に定義できるものではないし、本人が望む愛と他者が認める愛もまた違うのだろうね。例え、どれだけおかしく見えても。 苦しいね。

Posted byブクログ

2023/07/30

井上夢人さんは岡嶋二人の「クラインの壺」から2作目。 読む前に「どんでん返しがあるよー」と言われていたので、いろんな可能性を疑いつつも最後まで見抜けなかった。 途中なんども読むのをやめたくなり、ここからどう面白くなってくるん?この単調な流れでは流石に大仕掛けは無理では?と自分...

井上夢人さんは岡嶋二人の「クラインの壺」から2作目。 読む前に「どんでん返しがあるよー」と言われていたので、いろんな可能性を疑いつつも最後まで見抜けなかった。 途中なんども読むのをやめたくなり、ここからどう面白くなってくるん?この単調な流れでは流石に大仕掛けは無理では?と自分を励ましながら読み進めた。 最後まで読んで良かったです。 ただただ。哀しい。 井上さんの文章がすごいのか、ふとした違和感に気付けない自分が鈍いのか、最後のボーナス・トラックがこんなに贅沢なアルバムは早々ないと思う。 久しぶりにビートルズ、聴いてみようかな。

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