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ラバー・ソウル の商品レビュー

3.7

144件のお客様レビュー

  1. 5つ

    35

  2. 4つ

    39

  3. 3つ

    45

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    1

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2022/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かったです。しかし読み終わった後には切なさが残る作品でもあります。『容疑者Xの献身』に似た感覚です。大どんでん返し小説としてもおすすめ出来ます。

Posted byブクログ

2022/01/10

頁数は多いが、先が気になり頁をめくる手が止まらない。ゾクゾクさせるのが上手い。 最後は切ない読後感。

Posted byブクログ

2021/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なかなかの長編、そしてまったく知識の無いビートルズの曲名に沿って進んでいく物語ということで読み切れるかな?挫折しないかな?と不安だったが、文章がとても読みやすくスラスラと読めた。警察の取り調べのような登場人物の語りが間に入る構成が面白いし、時系列もゴチャゴチャしない。話が単純明快で、頭を整理する為に同じページを何度も読み直し…というようなことも必要無く。叙述トリックらしい怪しい伏線も特に見当たらないのでどう驚かせてくれるのかな?とワクワクしながら読み進めた。絵里ちゃん実は悪い女っぽいな…と薄々勘付いてはいたものの、最後のどんでん返しは見事に騙された!という感じ。というか正直どこが手記でどこが実話?というのがすぐに理解できなかった。2周目読んでようやく、あぁ主人公の語りと小説調の部分だけは主人公の手記で、他の登場人物の語りは事実ね。で、絵里ちゃんはめちゃくちゃ嘘ついてるのね。と理解。笑 A面とB面でこっちが手記!こっちが事実!って分かれてるわけじゃないから見抜けないよなー。 あと元カレはもっと絡んでくるのかと思いきや消息不明のまま終わった。ブログに過去のストーカーについてコメントしてたのがその人ってこと?そのあたりはよく分からず。 悲しい終わり方だったけど、主人公の側に金山という人物がいてくれたことが唯一救いだったように思う。

Posted byブクログ

2021/07/17

あーーー、なんか泣けた。 確かにどこかで聞いた事のある結末かもしれない。 でも、これって究極の愛だよなぁ。 自分の事を救ってくれた人のためなら、何でもしたいって思う気持ちあるよね。 都合のいいように扱われようとも、その人のためになっているなら幸せ。 間違っているのだとしても、その...

あーーー、なんか泣けた。 確かにどこかで聞いた事のある結末かもしれない。 でも、これって究極の愛だよなぁ。 自分の事を救ってくれた人のためなら、何でもしたいって思う気持ちあるよね。 都合のいいように扱われようとも、その人のためになっているなら幸せ。 間違っているのだとしても、その小さな小さな価値観が鈴木誠にとっての生きる意味。

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2021/07/06

恐ろしく優しくて切ない物語だと思った。 正直あまり集中が続くほうではないのでこの分厚さに少し抵抗があった。しかし、いざ読んでみると驚くほどあっさり読み切ってしまい、ただただ驚いていた。読み終わってしばらくは鳥肌が立っておさまらなかった。直ぐに読み返し、飛ばし飛ばし違和感を抱いたと...

恐ろしく優しくて切ない物語だと思った。 正直あまり集中が続くほうではないのでこの分厚さに少し抵抗があった。しかし、いざ読んでみると驚くほどあっさり読み切ってしまい、ただただ驚いていた。読み終わってしばらくは鳥肌が立っておさまらなかった。直ぐに読み返し、飛ばし飛ばし違和感を抱いたところに戻り、最後のパートと照らし合わせてまた驚いた。最後の章に至るまですっかり騙されていて、ずっと怒りを抱いていたのだがそれが全てやり場の無いものになった。 本当に面白かった。1度読んで見てほしい…

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2021/06/26

主人公が可哀想だった。女の性格が悪すぎてちっとも感動しませんでした。ビートルズ全く知らないのでそこら辺はよく分かりませんでした

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2021/06/23

650頁を優に超える大作ではあるが、読み易い文体なので意外とサクサク読める。ストーカーの独白と関係者の供述で構成されるサスペンスをビートルズのアルバム「ラバー・ソウル」に擬えるというこだわりよう。終盤でのどんでん返しは当然覚悟していたが、そこに至るまで600頁以上費やすのは流石に...

650頁を優に超える大作ではあるが、読み易い文体なので意外とサクサク読める。ストーカーの独白と関係者の供述で構成されるサスペンスをビートルズのアルバム「ラバー・ソウル」に擬えるというこだわりよう。終盤でのどんでん返しは当然覚悟していたが、そこに至るまで600頁以上費やすのは流石に考えもの。更に、その反転も費やした頁数の割にはインパクトが弱い。容姿に恵まれなかった主人公の悲哀には共感出来るものの、トリッキーさが先立ち過ぎて、帯で謳われる程の切なさは感じられなかった。この内容なら400頁程度が妥当なのでは…?

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2021/04/28

哀しい物語。魂の叫び。  だけど、誠さんはハッピーエンド? 信頼できる金山さんがいて、よかったです。

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2021/03/23

8割は「ただのストーカーの物語やん。」と思ってちょっと苦痛だった。 ラストの急展開は胸をすくものがある。この結末のための苦痛かと思った。

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2021/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文庫で678頁の長編小説、友達に貰って読んだ本。 読んでいて気分が悪くなる長編を、耐えて耐えて耐えた後の、最後の40頁のどんでん返しが凄すぎました。本当にその発想はなかった、という感じです。 途中までは本当に本当に気持ち悪いストーカーの話で、どう決着するんだろう、捕まって終わりかなと思っていたら、まさかの殺人犯はストーカーの被害者になってた絵里の方で、、、最後まで耐えて読んで良かったです。面白かった。 それでも、誠の、ただ一度車に載せた女性を好きになって、その人のために命を賭けられる心情に関してだけは、理解ができないなぁと思います。金山さんがどうして最後の最後に真実を話したのかも。 井上夢人さんが岡嶋二人の片割れだいうことを初めて知りました。合作の作品もまた読み直してみたいです。

Posted byブクログ