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ラバー・ソウル の商品レビュー

3.7

144件のお客様レビュー

  1. 5つ

    35

  2. 4つ

    39

  3. 3つ

    45

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    1

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2023/06/22

#読了 #日本怪奇幻想読者クラブ ラバー・ソウル / #井上夢人 孤独で醜いストーカー男の、狂うほどの恋物語。 自分が殺した男の新聞記事を、彼女との絆を深めた記念品だと保管するっていう部分や、自分を守護天使なんて言っちゃう思い込みの強さにはゾッとしたけど、なるほどと。 これもま...

#読了 #日本怪奇幻想読者クラブ ラバー・ソウル / #井上夢人 孤独で醜いストーカー男の、狂うほどの恋物語。 自分が殺した男の新聞記事を、彼女との絆を深めた記念品だと保管するっていう部分や、自分を守護天使なんて言っちゃう思い込みの強さにはゾッとしたけど、なるほどと。 これもまた、予備知識なく読んで欲しい作品。 凄かった。

Posted byブクログ

2023/05/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

事件があって、登場人物たちが警察に事情聴取されてるのね?と思われるやり取りから、それぞれの立場からの話がわかるんだけど、どうもまどろっこしいというか…。 オススメで出てきたけど、見事な1文でひっくり返された!ってことはなく、単に金山さんが後から全部説明してくれただけだし、特に伏線もなかったよな? 頑張って読んだけど、最終的な目的はどうであれストーカーには変わりないよなー。 私が叙述モノだと期待して読んだのが失敗だった。

Posted byブクログ

2023/05/07

読み終えて、ラバー・ソウルを聴いている。なぜ曲順に章立てしているのか、最後の展開まで気づかなかった。作者にしてやられた感じ。気持ち悪いなぁと思いながらも、口述証言と心理描写に引き込まれながら読んだ。最後の展開は少し強引だと思ったが、いくつかの謎を残しながらも後味はすっきりしている...

読み終えて、ラバー・ソウルを聴いている。なぜ曲順に章立てしているのか、最後の展開まで気づかなかった。作者にしてやられた感じ。気持ち悪いなぁと思いながらも、口述証言と心理描写に引き込まれながら読んだ。最後の展開は少し強引だと思ったが、いくつかの謎を残しながらも後味はすっきりしている。

Posted byブクログ

2023/03/30

いつもの事ながら、前知識も無く本屋さんで、平積みになっている中から選んだ本。 表紙デザインと、なんと言っても題名が気に入った。 当然、ビートルズのラバーソウルの事だ。 各章毎のタイトルがラバーソウルの収録曲名になっている。 とまあ、そんな事はいい。 内容は、美人モデルにつきまと...

いつもの事ながら、前知識も無く本屋さんで、平積みになっている中から選んだ本。 表紙デザインと、なんと言っても題名が気に入った。 当然、ビートルズのラバーソウルの事だ。 各章毎のタイトルがラバーソウルの収録曲名になっている。 とまあ、そんな事はいい。 内容は、美人モデルにつきまとうストーカーが主人公の話。 700ページ近いぶ厚い本で、その大半がストーカーの話だから気分が悪くなる。 最後の数ページで、どんでん返しがあるのだが、中だるみしてしまい、読了するのにかなり時間がかかってしまった。 ストーカーの心情なんてどうでもいいので、もっと完結にテンポ良くストーリー展開してくれた方がよかったな。 ビートルズでも聴きながら読むにはいいかもしれない。

Posted byブクログ

2023/02/25

最後以外はひたすら不快だったので ラストの展開を感じさせる伏線がもっとあればな〜と思わなくはなかった

Posted byブクログ

2023/02/05

なんとも言えない読後感。ただただ切ない。 本作は、浅倉秋成さんの『六人の嘘つきな大学生』のインタビュー形式のように、『ノワール・レヴナント』ほどのデブっちょ長編ですが、本の作風や構成を例えているだけですので、感想ではありません。あしからず。 さて概要ですが、本作は、モデル達が...

なんとも言えない読後感。ただただ切ない。 本作は、浅倉秋成さんの『六人の嘘つきな大学生』のインタビュー形式のように、『ノワール・レヴナント』ほどのデブっちょ長編ですが、本の作風や構成を例えているだけですので、感想ではありません。あしからず。 さて概要ですが、本作は、モデル達が集う撮影現場に同行した男性が、ある『事故』によって一人のモデル(女性)との出会いに運命や奇跡を感じる所から始まります。 その後、『事故』から『事件』を誘発し、事件の関係者が事情聴取を受けているような描写で一つ一つが追想されるのですが、私は中盤辺りで妙な違和感を抱きました。 (なぜ、この人はこんなに喋れるのだ?) そんな違和感は最後の章で明かされるのですが、分かった所でスッキリしなかった。なんとも言えない読後感。ただ、どんな些細なことでも、受け取る人にとって『幸せ』を感じることはあるんですよね。

Posted byブクログ

2022/12/14

読後感がなんとも表現したがい作品でした。 主人公である鈴木誠の心情に寄り添えば寄り添うほど、考えがまとまらなくなり、そんな状態に読み手を陥れるこの作品のレベルの高さに敬服してしまいます。 ミステリーとしての面白さ、問題提起するテーマ、何より読み手を引き込む構成レベルの高さは文句...

読後感がなんとも表現したがい作品でした。 主人公である鈴木誠の心情に寄り添えば寄り添うほど、考えがまとまらなくなり、そんな状態に読み手を陥れるこの作品のレベルの高さに敬服してしまいます。 ミステリーとしての面白さ、問題提起するテーマ、何より読み手を引き込む構成レベルの高さは文句のつけようがなく、途中なかだるみしている感を覚えながらも続きが気になって読み進めたのはこの作品の最たる魅力。 一方で、一部のキャラクターについてはもう少し詰めて作り上げてほしかった思いがあるので、評価は星3つ。 2022年12冊目

Posted byブクログ

2022/11/23

偶然出会ってしまった、鈴木誠と、美縞絵里。 ビートルズに異様に詳しいフリーライターであった鈴木誠は、いかにして美縞絵里のストーカーとなっていったのか。 ビートルズのアルバム、『ラバーソウル』の曲名とともに進む物語は、まるで心地のよい音楽のように、しかし不協和音を伴いながら、響...

偶然出会ってしまった、鈴木誠と、美縞絵里。 ビートルズに異様に詳しいフリーライターであった鈴木誠は、いかにして美縞絵里のストーカーとなっていったのか。 ビートルズのアルバム、『ラバーソウル』の曲名とともに進む物語は、まるで心地のよい音楽のように、しかし不協和音を伴いながら、響いていく。 600ページを超える、大作であるのにも関わらず、途中で読み飽きたりしないのは、何故だろう、全く説明することができない。 この物語がいかにして終わるのか、それが気になって仕方がなかったからかもしれない。 この物語は、異形のラブストーリーなのか、それともミステリーなのか。 その答えは、最終章のボーナストラックで明らかになる。 手に取ったら止まることなく最後まで読んで欲しい一冊。 長すぎるからと諦めたら、きっと人生損している。 そう思わされる読後感でした。

Posted byブクログ

2022/09/11

幼い頃から友だちがいたことはなかった。両親からも顔をそむけられていた。36年間女性にも無縁だった。何度も自殺を試みたーそんな鈴木誠と社会の唯一の繋がりは、洋楽専門誌でのマニアをも唸らせるビートルズ評論だった。その撮影で、鈴木は美しきモデル、美縞絵里と出会う。心が震える、衝撃のサス...

幼い頃から友だちがいたことはなかった。両親からも顔をそむけられていた。36年間女性にも無縁だった。何度も自殺を試みたーそんな鈴木誠と社会の唯一の繋がりは、洋楽専門誌でのマニアをも唸らせるビートルズ評論だった。その撮影で、鈴木は美しきモデル、美縞絵里と出会う。心が震える、衝撃のサスペンス。

Posted byブクログ

2022/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

600ページ超の長編で読みやすい作品だったが、先が読めてしまう。ラストはどんでん返しといっても、ちょっと無理があるように思い、あまり共感しなかった。8年前に購入して長い間積ん読状態だった。手放さなかったのは、期待感があったから。もっと早く読んでいたら、もっと楽しめたかもしれない。

Posted byブクログ