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蘇える変態 の商品レビュー

4.1

167件のお客様レビュー

  1. 5つ

    44

  2. 4つ

    58

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2017/10/08

星野源の自伝。 草食系の顔で実際童貞役の多い彼(今オンエア中の逃げ恥も)に似合わず下ネタ大好き。 前半は女性関係の妄想や日常生活や芸能活動のたわいもない話。 それが後半になると一転、くも膜下出血の闘病記に。 中々壮絶で、しかも2回も! 幸い2回目の開頭手術は成功し、再発率は10...

星野源の自伝。 草食系の顔で実際童貞役の多い彼(今オンエア中の逃げ恥も)に似合わず下ネタ大好き。 前半は女性関係の妄想や日常生活や芸能活動のたわいもない話。 それが後半になると一転、くも膜下出血の闘病記に。 中々壮絶で、しかも2回も! 幸い2回目の開頭手術は成功し、再発率は10年で0.1%だとか。 まさにタイトル通り、蘇える変態という感じ。

Posted byブクログ

2016/10/29

【逆境を突き抜けた人の自然体の明るさ】 大病から生還してから、源さんの音楽は明るく軽快な曲調が多くなったように感じます。本書の前半、「フィルム」の作成時の話の中にも、「明るい歌が作りたいのに吐き出る想いは暗いものばかり・・」という心境が吐露されていました。 やっぱり、今回の経験を...

【逆境を突き抜けた人の自然体の明るさ】 大病から生還してから、源さんの音楽は明るく軽快な曲調が多くなったように感じます。本書の前半、「フィルム」の作成時の話の中にも、「明るい歌が作りたいのに吐き出る想いは暗いものばかり・・」という心境が吐露されていました。 やっぱり、今回の経験を通して、大きく突き抜けていたんだな、と思いました。まさに、「蘇って」得た境地でしょう。どこか葛藤を抱えた以前の曲の雰囲気も好きでしたが、それを捨てずに持ったまま、明るく転化してしまう最近の音楽には、回復して生まれ変わった人が紡ぐ希望のようなものを感じます。 私も同じ世代の男性ですが、かつて自分の中に渦巻いている自意識や葛藤を持て余していた頃がありました。自分をごまかして、周囲にも一切見せないように猛烈に働いて、二十代後半で大病にかかりノックアウト。仕事も数ケ月休職し、生死をさまよい、ああもう本当に人生終わったなと思った時に、何か開き直りのスイッチが入ったのか、もし生き残ったら残りの人生儲けもの、楽しみという楽しみをしゃぶりつくしてやろう、と当時心に決めたのを覚えています。その後無事回復でき、仕事にも戻れて、大切な妻や娘も与えられ、以前とは全く違う風景で、毎日を楽しみながら程よく過ごせるようになりました。 源さんが書いている「スタバでお茶してたらオシャレぶってると思われないか」「楽しんでるはずなのに常に監視されている感覚」みたいな研ぎ澄まされた自意識が、軽い臨死体験のようなものを経て程よくチューニングされた結果、前にも増して良い音楽たちが生まれてきているのかな、と思わされました。 明るく楽しくやって何が悪い、変態で何が悪い、みたいな素敵な開き直りこそが、最近みんなを惹きつけてやまない星野源の新たな魅力なのではないでしょうか。

Posted byブクログ

2016/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2011年から2013年に雑誌に連載されていたもの加筆をしたエッセイ集。 最初は、仕事をする中でのストレスの発散法などを、まあ、男性ミュージシャンとかでもあんまり書かないよねーってぐらいに赤裸々に書かれています。 後半は、突如襲った脳内出血による、入院・手術・術後の話。 仕事できないつらさ。。。と、いうより痛かったんだね。もう、これは実際に経験した人でしか書けないものだと思う。でも、そこを超えたからこそ、見える景色もあるのでしょう。 生きていることが地獄だ。とか容易にいったら、「ハイハイ」って一蹴されちゃいそうだけど、本当につらくて出てきた言葉だから、笑える文章だけど、ズシんと重い。 次の道はどんな道?いつも穏やかな印象だけど、その顔の後ろに強さが見え隠れしている気がします。

Posted byブクログ

2016/09/28

2016年6月30日読了。 おふざけが楽しく読めてしまう、ってなかなか凄いよ?文章に味がある。 生きて作る、ということの誠を見た。

Posted byブクログ

2016/05/10

星野源さんの文章を初めて読んだ。 リズムと速度がとてもいいなあと思った。言葉の使い方も好き。 エッセイはただの私的な散文なので好きでないと思ってたけど、おもしろい人の頭の中っておもしろいんですね。

Posted byブクログ

2016/05/08

【ココメモポイント】 ・どんな音楽も、お店で並べられてしまえば平等だ。たとえジャンルが違っても、アイドルだろうとシンガーソングライターだろうとインストゥルメンタルだろうと比較されて当然。  P.39   ・生きるとは、自分の限界を超え続けることだり、生きるとは、死ぬまで諦めないこ...

【ココメモポイント】 ・どんな音楽も、お店で並べられてしまえば平等だ。たとえジャンルが違っても、アイドルだろうとシンガーソングライターだろうとインストゥルメンタルだろうと比較されて当然。  P.39   ・生きるとは、自分の限界を超え続けることだり、生きるとは、死ぬまで諦めないことである。  P.40   ・寂しさは友達である。絶望はたまに逢う親友である。  そして不安は表現する者としての自分の親であり、日々の栄養でもある。不安はご飯だ。  P.97   ・死は、一生懸命に生きた人に与えられるご褒美なんじゃないか。  P.134

Posted byブクログ

2016/03/30

目まぐるしい日々の生活を中心に、くだらないことやそうでないことがさらりと書かれている。 おおげさではなく、淡々としながらもあたたか味のある文章は、ご本人の作る歌にも共通しているような気がして、自分はどちらも好きです。

Posted byブクログ

2016/03/23

2015年大ブレイクした源ちゃんのエッセイ。タイトルがタイトルだけに、電車で読んでるとみなさんに表紙をジロジロ見られました。 タモリ倶楽部でその変態っぷりは知っていましたが、まさか1話目が『おっぱいもみたい』とは。そのあともレコーディングから性癖までつまびらかに語ってくれます。ち...

2015年大ブレイクした源ちゃんのエッセイ。タイトルがタイトルだけに、電車で読んでるとみなさんに表紙をジロジロ見られました。 タモリ倶楽部でその変態っぷりは知っていましたが、まさか1話目が『おっぱいもみたい』とは。そのあともレコーディングから性癖までつまびらかに語ってくれます。ちょうどアルバム『episode』のころの連載なので、聴きながら読むと尚いいです。 その後、病に倒れ、復帰、再発を繰り返すのですが、もうそんなにサービスしてくれなくていいよというくらいの赤裸々さで語ってくれます。源ちゃん、戻ってこれてよかったね。 『Sun』を最初に聴いてファンになったので、『episode』はこんなに娯楽性がなくていいのかなぁと思えるくらい暗くて気もち悪いんですが(褒めている)、3回聴いたらくせになりました。地獄からよみがえった源ちゃんより、その前のほうが好きかもしれません。

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2016/03/04

Special Liveな一冊。 ノリノリ・しっとり・スケベ・真剣・バカ騒ぎ・真面目・生死が詰まってます。

Posted byブクログ

2016/02/25

「そして生活はつづく」「働く男」と続けて読むと、この時期に源さんがどれだけ疲れていたかがよく分かる文章。前半は読むのがしんどく、何度も違う本を挟み、読み切るのにとにかく時間がかかりました。ところが闘病生活を描く後半は、何故だか読みやすい。前作で「忙しすぎて死んでも関係ない」と言っ...

「そして生活はつづく」「働く男」と続けて読むと、この時期に源さんがどれだけ疲れていたかがよく分かる文章。前半は読むのがしんどく、何度も違う本を挟み、読み切るのにとにかく時間がかかりました。ところが闘病生活を描く後半は、何故だか読みやすい。前作で「忙しすぎて死んでも関係ない」と言ったことを述べていた著者が、ただ淡々と忙しすぎる日々を書いた部分より、病気をきっかけに生きるためにもがいた部分こそ読み応えがある作品だと思う。

Posted byブクログ