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珈琲店タレーランの事件簿(3) の商品レビュー

3.3

173件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    82

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    3

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2020/01/16

「大会へ」 バリスタにも意地がある。 彼からしたら彼女に恥をかかされたという傷を埋める行為だったのだろうが、ナンパして断られない可能性を彼は考えずに自分で行動したのが始まりであるのにな。 お店で常連客に珈琲を煎れながら謎を解く日々も悪くないと思うが、やはり一人のバリスタとしてのプ...

「大会へ」 バリスタにも意地がある。 彼からしたら彼女に恥をかかされたという傷を埋める行為だったのだろうが、ナンパして断られない可能性を彼は考えずに自分で行動したのが始まりであるのにな。 お店で常連客に珈琲を煎れながら謎を解く日々も悪くないと思うが、やはり一人のバリスタとしてのプライドをかけ自分の腕を試したくもなるのだろうな。 「前夜」 大会会場での出場者の空気は。 今後この大会が無くなるかもしれない程の騒動があったにしては、何故前回大会の出場者しかその内容を知らないのだろうか。 三連覇した彼が周りの目を気にして自重する理由は分からなくもないが、彼としては彼女に負けて去る事だけは絶対に避けたかったのだろうな。 「一日目」 一人一人に襲いかかる異変。 あれだけの人の目がある中で、一つの種目だけでなく多数の種目で数分前まで異常の無かった物に異変が生じるなど有り得ない事では。 彼は見張り番としての仕事をしっかりとこなしたにも変わらず再び事件が起きてしまった時、彼女が真っ先に彼を疑った事が幸いしたな。 「二日目」 寸前まで皆が目にしていた物が。 ここまで巧妙に細工をされては被害者ですら事が起きるまで気付かないのも無理はないが、ただ誰も気付かないわりには余りにも大胆な犯行だよな。 大会中に他人への妨害行為をされたら出場者同士を疑うのは必然的かもしれないが、その割にはどこか隙が生じたり自作自演だの言い出したりとまとまりがないような。 「二日目・真相」 2年前を含め全ての事件の犯人は。 彼女の口から尊敬していたバリスタや、これから活躍するであろうバリスタを潰すような発言をしなければならないのは酷な事であっただろうな。 最後に彼女が口走った言葉を聞いて思ったのは、本当にその事を知っていたら何もしなかったのかという疑問しか抱かなかったな。

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2019/12/31

・今回は完全な長編。一冊まるごとひとつの話。 ・バリスタたちが競う大々的な大会で美星が予選突破、本選出場の6人に入った。 ・どうやら過去の大会で何かが起こっている。それは? ・今大会でもトラブル。ある意味密室殺人ならぬ密室殺珈琲事件。

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2019/07/14

珈琲店タレーランの事件簿シリーズとしては初の長編。今回の舞台は、関西バリスタのナンバー1を決める大会。この大会に初めて出場した美星と付き添いのアオヤマが、連続して起きる不可解な事件に巻き込まれていく。 バリスタの大会と聞くとあまりなじみが無いが、要するに一番美味しいコーヒーを淹れ...

珈琲店タレーランの事件簿シリーズとしては初の長編。今回の舞台は、関西バリスタのナンバー1を決める大会。この大会に初めて出場した美星と付き添いのアオヤマが、連続して起きる不可解な事件に巻き込まれていく。 バリスタの大会と聞くとあまりなじみが無いが、要するに一番美味しいコーヒーを淹れる人は誰かを決める大会である。しかし、そこにはただ単にコーヒーの味だけではなく、そこに至るまでの経緯、すなわちは焙煎から抽出に至るまでの芸術点なども加算されていくため奥が深い。 以前の記事にも書いたかもしれないが、バリスタは私の憧れる職業の一つである。こんな大会が現実になるならば是非とも観客として参加してみたいものだ。

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2019/06/14

前作まではミステリとしてはもう一息かなという感じがしていたのですが、3作目となる今作では難しいものではないもののかなりしっかりとしたミステリ仕立てになっていて作者の成長を感じました。大会の主催者側にいい気持ちがしなかったのと最終選考に残ったバリスタの誰も好きになれなかったなど思い...

前作まではミステリとしてはもう一息かなという感じがしていたのですが、3作目となる今作では難しいものではないもののかなりしっかりとしたミステリ仕立てになっていて作者の成長を感じました。大会の主催者側にいい気持ちがしなかったのと最終選考に残ったバリスタの誰も好きになれなかったなど思い入れ出来なかったのが残念でした。そしてやっぱり読後感が苦くて悲しいのです。シリーズの特徴なのかもしれませんがたまにはすっきり気持ちよいラストで読みたいものです。否定的な事も書きましたがシリーズのこの先も期待しています。

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2019/06/10

バリスタの大会に出場し、3つの怪事件を解く切間美星。密室です。読み終わって感じたのは、この作者は短編の方が良いということ。ただ長いだけでトリックとかも、それほどではない。謎解きものとして楽しめるが、いつものヘビー級のキャラ押し展開もなりを潜め。何となく消化不良に感じたのは、着地点...

バリスタの大会に出場し、3つの怪事件を解く切間美星。密室です。読み終わって感じたのは、この作者は短編の方が良いということ。ただ長いだけでトリックとかも、それほどではない。謎解きものとして楽しめるが、いつものヘビー級のキャラ押し展開もなりを潜め。何となく消化不良に感じたのは、着地点の心地悪さ。大会は隠ぺい体質で、あれだけのことをしても警察沙汰にしないし、甘い対応にはウンザリする。やってることは極悪なのではないかと思う。こんな奴らの作る珈琲は飲みたくない。

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2019/04/27

美星ちゃんグイグイ来てる? もうこのくらいの距離で見ていたい二人。 しかし犯人たちが身勝手でいやな気分になる。

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2019/02/09

最初に設定を聞いたときに、 あ!俺がやりたかったやつだー と思ったのの三巻 もうやりたかったのは全然違う方向 私的にはミステリとしても中途半端 キャラもえなのかな?

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2019/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

旅のお供として。これまでは連作短編みたいな感じだったけど、がっつり長編だった。バリスタ大会に美星が出て事件が起こるという2~3日間のお話。嫉妬渦巻く、ほんと嫌な世界だった。あんまり現実的な感じはしないけど。そもそもコーヒーの世界に魅力を感じないからな。でも続編も借りてみることにした。

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2018/11/29

どうなんでしょうこの3作目は。 第1作目は主人公の「安楽椅子探偵」っぽい活躍が魅力であり面白いところだと思っていた。 ところが本作は現場を回って証拠集めをする。 そして何より後出しの証拠や状況が多く読者が謎解きをするのに適さないなあ。 あるカリスマバリスタが味覚障害であるという状...

どうなんでしょうこの3作目は。 第1作目は主人公の「安楽椅子探偵」っぽい活躍が魅力であり面白いところだと思っていた。 ところが本作は現場を回って証拠集めをする。 そして何より後出しの証拠や状況が多く読者が謎解きをするのに適さないなあ。 あるカリスマバリスタが味覚障害であるという状況を、シュガーポットに混じった塩の存在を指摘しなかったという伏線だけでは読み取れないなあ。 主人公の謎解きストーリーを味わうだけならばこういった展開でも良いのでしょうけれど

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2019/10/30

実力派のバリスタが出場するKBC(関西バリスタ大会)に切間美星 過去の大会において、トラブルがあったことが徐々にわかる。 5回目を迎えた今回も、競技中に異物混入事件が発生してしまう。 そして出場者同士が疑心暗鬼になり始め、だれも信用できないような状況に 出場者は陥ってしまう。 ...

実力派のバリスタが出場するKBC(関西バリスタ大会)に切間美星 過去の大会において、トラブルがあったことが徐々にわかる。 5回目を迎えた今回も、競技中に異物混入事件が発生してしまう。 そして出場者同士が疑心暗鬼になり始め、だれも信用できないような状況に 出場者は陥ってしまう。 付き添いでついてきたアオヤマも容疑者の一人にされてしまうが・・ 美星は犯人を捜すためにアオヤマと奔走する中、第2、3の事件が発生してしまう。 しかし、真相に迫っていくと、衝撃の事実が見えてくる。。

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