珈琲店タレーランの事件簿(3) の商品レビュー

岡崎琢磨(著者)

2015/03/15

シリーズ第3巻読了

他の人のレビューが結構厳しいかなと思ってしまうが、それもまたよいのでしょう。
個人的にはミステリーとしてより、主人公の聡明な感じが好ましく読ませてもらっている。絶滅してしまったのではないかと思われる透明感は素晴らしく、心が洗われる思いだ。

次回作も期待!!

2015/03/09

連作短編から長編へ、舞台もタレーランではなく大会へと前2作とは趣を変えてきて、どうなることかと思ったけど、大会という時間制限があったせいかそんなにダレることなく読めた。
オチはちょっと強引すぎないかいと思ったけど、前2作も強引なオチはいっぱいあったからまぁいいか。

2015/03/08

切間美星が　バリスタ大会に臨むが、そこで起こる､いろいろな嫌がらせが。いろいろな参加者にも言えない裏の面があからさまに。しかし、いろいろ参加者のどろどろしたところが少しずつ見えてくる。美星の推理がさえるが、ただあまり、おお！というところはない。淡々とした謎解き。でもすっきりはする。

2015/02/22

今回は長編という事もあってかミステリー色が濃くなったように感じました。その分読み応えも増して前作2つより私は好きです、いや、ますます好きになった、というのが正しいかも。それにしてもコンクールに本当にこんなドロドロとした裏側があるのだとしたら、時折見かける「バリスタコンクール一位」とか「ラテアートコンクール一位」とかいうポスターもちょっと胡散臭く見えそうです。千家さん、何とか立ち直って欲しいな。自作以降の後日談に期待したいです。混じり気のない心で淹れられた珈琲にたくさん出会えますように☆

2015/01/17

ミステリーとしては良品と感じました
「全然違うと思います」のフレーズが消えてしまったのが残念
「あがっ」も減りました
すこし大人の青春ドラマとしては　中だるみになったかなあ　
といったところでしょうか

2015/01/10

全体的に少し重苦しい感じがあったけど
最後、エピローグは爽やかで良かった。

憧れの場所があんなにドロドロしてると切ないですね。
人間の嫉妬とか執念って黒いなぁ、しんどいなぁって思いました。

アオヤマさんと美星さんの関係が
あんまり進まないのは残念。

でも相変わらず読んでると珈琲を飲みたくなる(笑)
珈琲の器具とかわからないものもあるので
映像とかで見てみたいなぁと思います。

2015/01/10

タレーランシリーズ３作目。
３作目までほぼ一気読み。
１・２作と違って、短編ではなく、章は分かれているものの１冊で完結する。長編（？）
やはり、謎解きとかトリックが弱い。
１〜３作通じて伏線を張っているんだろうけど、伏線があまりに伏線と気づかれないようにしすぎてて、納得感が薄い。しかも、そんなに上手くいくかぁ？って感じがしないでもない^^;

ただ、毒がないので息抜きにはちょうど良い。
豊富な珈琲についての蘊蓄も魅力。

2014/12/29

長編になったせいか、
読解力がなさすぎるのか、
謎解きについていけなかった。

微妙な季節の表現は流せるようになったものの、
登場人物に興味が持てないせいか。
３作品目にもなるのに、どうも人物設定がピンとこない。
例えば、なぜ美星がアオヤマのことを好きなのかわからない。
例えば、という割には根本的過ぎて悪いが。

かなり後半になってから、
密室にかなり間抜けな抜け穴がありましたっていうのも、
謎解きについていこうとする気を失わせた気がする。

2014/12/21

よくできた謎解きを追求しすぎてタレーランの良さが減った気がした。

実力派バリスタが競い合う関西バリスタ大会に美星が出場し、事件に巻き込まれていく…

事件の謎解きは読まされている感が強く、引き込まれる面白さが少なかった。
残念。

タレーラン美星さんの聡明さも奥深さの魅力が少なかった。

改めてミステリーって難しいと感じた。
面白いミステリー作家さんにさらに敬服。

でも全部の章が残念だったわけではなく、
「後日」の章にはタレーランの良さが香ります。

2014/11/24

美星さんから矢印は出続けているのに、なぜかかわすアオヤマ。
いいかげんくっついてほしい。
ここまでくると、何か理由があるのかと思い始めました。