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雨の降る日は学校に行かない の商品レビュー

3.6

55件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2016/08/14

「虹は、小町さんにも、作れるよ」 ー〔雨の降る日は学校に行かない〕長谷部先生 気になってたタイトル。 それぞれ最後は少し前向きに進めて良かった。

Posted byブクログ

2016/07/14

昼下がりの保健室。そこは教室に居場所のないサエとナツのささやかな楽園だった。けれどサエが突然“自分のクラスに戻る”と言い出して―(『ねぇ,卵の殻が付いている』より)。“お父さん、お母さん、先立つ不孝をお許しください”。早朝の教室で毎日手帳に書いていた架空の遺書。その手帳を偶然にも...

昼下がりの保健室。そこは教室に居場所のないサエとナツのささやかな楽園だった。けれどサエが突然“自分のクラスに戻る”と言い出して―(『ねぇ,卵の殻が付いている』より)。“お父さん、お母さん、先立つ不孝をお許しください”。早朝の教室で毎日手帳に書いていた架空の遺書。その手帳を偶然にも人気者の同級生が拾ってしまう―(『死にたいノート』より)。揺れ動く6人の中学生の心を綴る6つのストーリー。

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2016/05/04

表紙等からラノベかと思ったけど、そうではなかった(という印象)。結局最後がハッピーエンドなのはやっぱり、という感じだけど、小説だし良いかなって思える

Posted byブクログ

2016/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昼下がりの保健室。 そこは教室に居場所のないサエとナツのささやかな楽園だった。 けれどサエが突然“自分のクラスに戻る"と言い出して──「ねぇ、卵の殻が付いている」 “お父さん、お母さん、先立つ不孝をお許しください"。 早朝の教室で、毎日手帳に書いていた架空の遺書。 その手帳を偶然にも人気者の同級生が拾ってしまう――「死にたいノート」 揺れ動く6人の中学生の心を綴る6つのストーリー。 (アマゾンより引用) 短編集。 それぞれの話でそれぞれの形のいじめをテーマにしてる作品。 すべての話がいじめに関する話だから何かちょっと読みながら凹… この作家さんの本、初めて読んだ作品が面白かっただけにちょっと…

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2016/02/11

学校生活の短編集。 生きにくい思いを抱えているおとなしい子のお話し。 ああ~こんなだったよな。 楽しくも、面倒くさい時代ではあったかもしれない。 最後は前向き気持ちになれるようなお話なので 苦しい話ではあるけれどすくわれる。

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2015/12/24

短編集でした。 最初のねぇ、卵の殻が付いていると、最後の雨の降る日は学校に行かない。は繋がっていて、思わず泣いてしまいました。 私も人見知りで、生きにくい人間です。 中学校は不登校で過ごし、高校生デビューを果たしましたが、人見知りでじめじめしているのは変わらず…。 最初の頃はそ...

短編集でした。 最初のねぇ、卵の殻が付いていると、最後の雨の降る日は学校に行かない。は繋がっていて、思わず泣いてしまいました。 私も人見知りで、生きにくい人間です。 中学校は不登校で過ごし、高校生デビューを果たしましたが、人見知りでじめじめしているのは変わらず…。 最初の頃はそれでスカートの短い子にからかわれることがよくありました。 今思えば、ランクの低い子は貶していい。っていう風潮で、どうせ言い返せないでしょ(笑)って感じに言われてたのかなあ。って思います。 結局その子がいじめられるようになったんですけどね(; ^ω^) でもまあ、社会に出ても、ギャルギャルしてる人は、ギャルギャルしてる人と居るし。 類は友を呼ぶは、大人も子供も変わらないかなあって思います。 壮絶なイジメは経験したことないですが、先生の無能さと、先生の優しさには共感しました。 無能な先生がいるから、優しい先生に救われるってこともあるんですけどね。 優しい先生ばっかりだったら、うまくはいかない。 わかっちゃいるけどできないのが、中学生。 子どもはある程度ほっといても、自分で道を開くものかなって思った一冊でした。 ねぇ、卵の殻が付いている サエとナツ。保健室登校の子達。 半年経ってサエが教室に戻ると言い出して、ナツは裏切られた気分になる。 サエはサエで決断をしていて、親の都合で学校を離れるから、最後に教室に行くことを決めた。 好きな人のいない教室 中学校あるあるの、男女が仲良くしていたら冷やかしに遭う…。 自分に嘘を付いたってなんの解決にもならないだろ?って言われて、胸を張れるようになる。 死にたいノート 嘘の自殺日記を書いていたら、そのノートを拾われ、内容が内容なだけに、自分のノートとは言えず、この子を救ってあげよう!となり、三人で探すことに プリーツ・スカート スカートの長さでランクは決まる。 短い子は短い子と。長い子は長い子と連む。 でも、なんで校則を守っている子のほうが称賛されるの?と疑問になる。 放課後のピント合わせ アダルトサイトに自分の写真をアップして、自分の価値を確かめている話。 教室で撮っていたら先生に見つかり、先生は写真が好きなのか。と突拍子もないことを。 そのまま一眼レフを借りて帰ったら、友達に「写真好きだもんね」と言われ、本当の自分に気づく。 雨の降る日は学校に行かない 最初のねぇ、卵の殻が付いているに出てきたサエの方の話。 人見知りで、協調性のない自分が悪いのか。 みんなして、弱いものいじめしていることが協調性というのか。と、担任への怒りがこみ上げてくる。 とうとう学校に行かなくなり、先生が家に。 担任かと思ったら、保健室の先生だった。 保健室の先生のススメで、保健室登校をはじめ、ナツに出会う。

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2015/12/14

たまらなかった。 わかる。わかる。わかる。 やっぱりすぐ近くにある、この時期のこと。恐ろしーことに、ここから何も変わってない。 子供の心情なんてやっぱり幼いもので共感とかもうできないかな~なんて思っていたんだよ。 原点じゃん。ただのベースじゃん。 自分にとってすごく重要な本だった...

たまらなかった。 わかる。わかる。わかる。 やっぱりすぐ近くにある、この時期のこと。恐ろしーことに、ここから何も変わってない。 子供の心情なんてやっぱり幼いもので共感とかもうできないかな~なんて思っていたんだよ。 原点じゃん。ただのベースじゃん。 自分にとってすごく重要な本だった。

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2015/10/07

 この短編集で描かれている中学生は、ほとんどがクラスの「底辺」にいる子たち。明るくて学校生活を謳歌しているような「普通」の女子たちとは、隔たりを感じている。    読んでいると自分の黒歴史時代を思い出してちょっと鬱になった。何せ描写がリアル。中学校の教室のなんともいえない息苦...

 この短編集で描かれている中学生は、ほとんどがクラスの「底辺」にいる子たち。明るくて学校生活を謳歌しているような「普通」の女子たちとは、隔たりを感じている。    読んでいると自分の黒歴史時代を思い出してちょっと鬱になった。何せ描写がリアル。中学校の教室のなんともいえない息苦しさ、人のようにうまくやれない自分への腹立たしさ、異物を排除する女子たちの残酷さが蘇ってくる。    この小説に出てくる女の子達は、それぞれ転機を迎える。いきなりクラスの輪に溶け込めるような、そんな都合のいい展開はないけど、保健室から一歩踏み出したり、自分のままで戦う決意をしたり。  痛いけど、終わり方は明るくて、応援したくなる小説。  

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2015/08/18

中学校。同じ年だからと押し込められた生徒たち。 そこに存在するのが辛く感じる女子の気持ちを丁寧に描く短編集。 『ねえ、卵の殻が付いてる』保健室登校のなっちゃん。給食を教室に取りに行くだけで、ありえない、辛いと思ってしまう。一緒に保健室登校のサエの笑顔が好き。だけど、サエは教室に...

中学校。同じ年だからと押し込められた生徒たち。 そこに存在するのが辛く感じる女子の気持ちを丁寧に描く短編集。 『ねえ、卵の殻が付いてる』保健室登校のなっちゃん。給食を教室に取りに行くだけで、ありえない、辛いと思ってしまう。一緒に保健室登校のサエの笑顔が好き。だけど、サエは教室に戻ると言い出し・・・ 『好きな人のいない教室』好きな人がいないから、なんとなくみんなの話題にのれない森川さん。でも勝手にネクラでオタクと思われている男子とペアで、からかわれだして・・・。 『死にたいノート』遺書のように、死にたい気持ちを綴ったノート。ある事ない事を綴ったノートを置き忘れてしまい、クラスメイトに拾われてしまった。その子は、ノートの持ち主を探し出して、救ってあげようと言う。 『プリーツ・カースト』制服のプリーツスカートの丈で、クラスの上下が決まっている。クラスの仲良しグループは、スカート丈がみな同じ。短いグループは教室では輝ける。長ければ長いほど、下位だ。エリは短いグループ。小学校の時に友達だった真由は短いグループ。そして、みんなからちょっとからかわれている。エリが何気なく「おたふくに似ている」と言った事を引き金に、いじられキャラとして定着してしまう。 『放課後のピント合わせ』制服で、ちょっとエロい写真を自撮りしてネットにアップするしおり。でも、ネット上での閲覧者たちからのリクエストはエスカレートしてくる。似たような女子高生とかにも負けたくない。自分が認められる居場所はネットだけだから。 でもそんな時、先生に一眼レフのカメラを借りた。フィルム写真の魅力。スマホとは違う。しおりの世界が鮮明になってゆく。 『雨の降る日は学校に行かない』仲良かったような気がしていたクラスメイトから、からかわれて、いじめられたサエ。それは私が引っ込み思案で「生きにくい」性格がから悪かったの?仕方ない事なの? 担任は「協調性とか、意見を口にする力とか、今から身に付けておかないと、大人になって大変な思いをするんだ。黙ったまま、隅っこでじっとしているだけじゃ、誰にも気持ちが伝わらないし、楽しくないだろう?もっと努力してさ、うまく生きられるようにならないと」 保健室の先生が、1人でいるサエに声をかけてくれた。 6つの短編に6人の悩める少女たち。 独立しているようで、保健室からはじまって、保健室に終わる物語。(はじめは保健室を出て、教室に戻ることにしたサエが登場してるんだよね〜) 読んでいて、辛い気持ちにもなるけど、希望もある。 共感する子も多いと思う。 ここまでではない、けど、毎日学校で居場所がない、無理して合わせていると思っている子たちに・・・。

Posted byブクログ

2015/08/02

ただ同い年だというだけで教室という箱につめこまれて今の中学生はこんな息苦しく生きてるの? もっと広い世界に羽ばたく日は近いのに今しか見えない子供達にはこの中が全てなんだね。 無理しなくていいんだよ…ただそれだけ伝えたくなります。

Posted byブクログ