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よるのふくらみ の商品レビュー

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137件のお客様レビュー

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2018/04/13

普通に考えて、みひろはとんでもない女だし、自分だったら相手の家になんて帰れっこないし、ほんとにどういう神経してるんだこの女と兄弟は。って感じなんだけど、人間のもつ醜い部分、隠したい感情、全部全部曝け出されてるのが、いい。

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2018/03/13

窪美澄さんにすっかりはまってしまい、立て続けに3冊目。 兄弟で同じ女を好きになる、というありがちな三角関係の恋愛もので、展開も予想できつつ読み進めたのだけど、 面白ろかったー。 周りをとりまく大人たちの不倫問題なんかもあって、 いい大人が無責任に安易な行動をとって… と言いたくな...

窪美澄さんにすっかりはまってしまい、立て続けに3冊目。 兄弟で同じ女を好きになる、というありがちな三角関係の恋愛もので、展開も予想できつつ読み進めたのだけど、 面白ろかったー。 周りをとりまく大人たちの不倫問題なんかもあって、 いい大人が無責任に安易な行動をとって… と言いたくなるんだけど、 妙にリアリティがあって、身勝手で軽率なのでは?とも思える行動をとる登場人物たちにも感情移入できてしまって、一気に読了。 きっと、誰もが持ってるいやらしさや、ずるさ、人間臭さが散りばめつつ、描写されているから、 知らず知らずのうちに、引き込まれていくのかな。 やはり、本作でもセックス、妊娠がテーマとして出てくるんだけど、 窪さんの、性にまつわるあれこれの描写は、リアルで、なんというか生活感があって好き。

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2018/02/23

ふがいない〜と、晴天の〜がとても良かったので期待大で読んだけど、面白くなかったなぁ。兄弟で一人の女を取り合うセンチメンタルなやり取りに大いに白けます。 でも、女は性欲が少なくそういうことは我慢するもの、男は性欲旺盛で当たり前、みたいな古い固定観念を引きずってるのかね。LGBTが...

ふがいない〜と、晴天の〜がとても良かったので期待大で読んだけど、面白くなかったなぁ。兄弟で一人の女を取り合うセンチメンタルなやり取りに大いに白けます。 でも、女は性欲が少なくそういうことは我慢するもの、男は性欲旺盛で当たり前、みたいな古い固定観念を引きずってるのかね。LGBTが認められてきた今、固定観念も変わっていくといいなぁ。

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2018/01/24

男女関係に纏わる生々しく悩ましい話。繊細な描写が好きな作家だけど、自分はテーマ的にあまり楽しめなかったな。

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2018/01/13

みんなそれぞれの立場の気持ちが切なかった。苦しくなる時もあったし、涙も出た。人を好きになる自然な気持ち、どんな壁もない素直な気持ち。本の中は自由。こんな気持ちを感じたくなったら、いつでも戻ってまた読みたいと思う。

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2017/12/29

冒頭から基礎体温や排卵日の話がバーンと出てきて、ちょっとだけたじろぐ。生々しさはさすが。 安心して読めた一冊でしたが、『ふがいない〜』よりも刺さる箇所は少なくサラサラと読み終えてしまいました。

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2017/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

恋愛ものは苦手だったけどこれは良かった。 感情描写がリアルというか生々しくて。 こーゆー風に思うことあるよなぁとか感じながら。 最後は収まるところに収まって良かったなー思ったけど、現実的にはそうはいかないよなぁ。共感したり、いろいろ考えさせられたり。 女は好きな人には大事にしてもらいたいんだよ。

Posted byブクログ

2017/11/29

久々に読む窪さん。性を特化させながらも、狭い人間関係の中を生きていく力強さ。個々のはち切れそうな悩みと思いが切々と伝わる恋愛小説。

Posted byブクログ

2017/11/12

一人の女性をめぐる兄弟の愛憎劇で、章ごとに語り手がかわっていく。 兄のほうと同棲していた女性の視点から始まったため、彼女の立場に肩入れしながら読み進めた。 共に生活していくうちに少しずつ大きくなる違和感、満たされない性欲など、女性の抱える心のうちを真っ直ぐに投げかけているため応...

一人の女性をめぐる兄弟の愛憎劇で、章ごとに語り手がかわっていく。 兄のほうと同棲していた女性の視点から始まったため、彼女の立場に肩入れしながら読み進めた。 共に生活していくうちに少しずつ大きくなる違和感、満たされない性欲など、女性の抱える心のうちを真っ直ぐに投げかけているため応援したくなる。 若いうちは未熟だから、自分の本当の気持ちに気づくのは難しい。迷い悩んで周囲の人を傷つけたとしても、長い目で見たらかけ違えたボタンは勇気をもって直したほうがいい。 紆余曲折あった分誰もが傷つき、でも最終的には誰もが収まるべき場所を見つけて進んでいく。間違えた分だけ、確実に成長して強くなる、前向きになれる作品だった。

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2017/10/29

この本を手に持つと、表紙の人の首筋を触るみたいで、なんだかエロいなぁ、と思う。同じ女を愛してしまった兄弟の話。みひろ、兄の圭介、弟の裕太の3人の視点で話は進められる。終わりよければすべてよし。

Posted byブクログ