よるのふくらみ の商品レビュー
瑛太兄弟をイメージして読んでいました。商店街に生活のなかにある、男と女のどろっとした生きづらさや性に救いを求める感じ、ああ窪さんの世界だなあと。
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さすが窪さん。期待を裏切らない、というか、期待以上。 一気に読みたい気持ちを抑えて、一話一話、大切に読みました。 みひろ、と、裕太、と、圭祐、と。 それぞれの側からの話なんだけど、ここに、裕太の母親側の話も読みたい。 私が二人の男児の母親だから、だろうけど、ちょっと、これは母親...
さすが窪さん。期待を裏切らない、というか、期待以上。 一気に読みたい気持ちを抑えて、一話一話、大切に読みました。 みひろ、と、裕太、と、圭祐、と。 それぞれの側からの話なんだけど、ここに、裕太の母親側の話も読みたい。 私が二人の男児の母親だから、だろうけど、ちょっと、これは母親の気持ちを文章で読みたい。 普通に考えて、息子たちのカノジョがこんななんて、どんな風に自分を納得させるんだろう。 自分の夫のときですら、エライ苦労をしたのに、また息子たちが女性でアレコレと、、、。 あと、最後の京子の側、や、ここあちゃんの父親、からも。 いろんな人間がいろんな気持ちで生きている。 小説、ってそんな「人」の気持ちを読めると思うんだ。
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- ネタバレ
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結婚。家族。商店街。家族の鎖、商店街の鎖。弱さを愛しく思えなくても許せるかもしれない。辛いことはあっても無闇に怖いことなんてないのかもしれない。幸せになれるのかもしれない。
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ストーリーはありきたりなんだけれど、久しぶりに読み終わるのがもったいないと思うくらい入り込めた作品。物思いにふけてしまう。
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きれい事では済ませない、人間の本音が描かれているからこそ魅力ある作品になっていると思う。自分の思うがままに生きる三人の人間味があって楽しめた。
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5段階の☆評価は難しい。これは、4.3です^^; なかなか話せない、書けないこと性の幸福追求。 食べたい、眠りたいと同じように人間の基本欲求でありんがら、洋服を着て働く社会生活から隠されてしまいがちな幸への自然な要求。 同居しにくい日常生活との兼ね合いを上手に書いている。 表題の...
5段階の☆評価は難しい。これは、4.3です^^; なかなか話せない、書けないこと性の幸福追求。 食べたい、眠りたいと同じように人間の基本欲求でありんがら、洋服を着て働く社会生活から隠されてしまいがちな幸への自然な要求。 同居しにくい日常生活との兼ね合いを上手に書いている。 表題の《よるのふくらみ》柔らかい表現ながら、そのままー^^。 中身もそんな感じ。
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離婚からの流れ(?)で人に勧められて読みました。人に勧めてもらう、って、いいもんだね。 読んでよかった。「あけすけに」「生と性を」みたいな批評が多いのでどんなかんじか、と思ってたけど、熱くて、なおかつ、爽やか。 たしかに30すぎたらクリーンな恋愛なんてもうないかもしれないね。クリ...
離婚からの流れ(?)で人に勧められて読みました。人に勧めてもらう、って、いいもんだね。 読んでよかった。「あけすけに」「生と性を」みたいな批評が多いのでどんなかんじか、と思ってたけど、熱くて、なおかつ、爽やか。 たしかに30すぎたらクリーンな恋愛なんてもうないかもしれないね。クリーン、というか、独身同士のまっさらな男女が出会うこと自体難しいし。いろいろ、あるよね。 でも気持ちのピュアさは、それに制約されはしない。もちろん、本能や欲望を優先させるのがよいみたいな話じゃなく。何が美しい恋愛で、何が醜い恋愛かって、定義するのは難しいけど、でもそれは自分の向き合い方ではっきりと道が分かれるように思う。 みんないろいろあるけど、いろいろある中で大人の自分とこどもの自分、強い自分と弱い自分がごちゃごちゃになってわからなくなるけど、 「グッとくる」かんじを大事に、濁らないように生きていきたいなあ。恋愛以外でもだけど。 そんなことを感じさせてくれる、よい小説でした。
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セックスの享楽を知りながらそんな自分を汚らしいと思う気持ち。女も発情する。男はそれをわかっているのに自分のロマンを守るために知らないことにする。男と女が存在するかぎり埋まらない溝。だからこそ仲良くやっていこうじゃないか。
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圭祐、裕太、みひろが育った「小さな王国みたいな商店街」は厄介だけれど 子供の頃の思い出もたくさん残っている。 その狭い世界の中で「誰も傷付けずに生きていくのは難しい」 みひろの狡さも 圭祐、裕太の不器用さにもホロリとしてしまう。
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29歳のみひろは2つ上の圭祐と同棲中。EDの圭祐に対して、自分の欲望をどこに納めていいのか悩むみひろは、ある日、圭祐の弟であり、同級生の裕太と再会する。 ひとりの女性と兄弟のお話を各話視点を替えて綴られています。 女性からは言いにくい、あのヒトコト。 男性としてのプライド。 大...
29歳のみひろは2つ上の圭祐と同棲中。EDの圭祐に対して、自分の欲望をどこに納めていいのか悩むみひろは、ある日、圭祐の弟であり、同級生の裕太と再会する。 ひとりの女性と兄弟のお話を各話視点を替えて綴られています。 女性からは言いにくい、あのヒトコト。 男性としてのプライド。 大人の男女の関係は、生々しくて、ドロッとしていて、決してキレイ事だけでは済まされないんだなあ。
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