麒麟の翼 の商品レビュー
加賀恭一郎第九の事件。胸を刺された男が日本橋の上で息絶えた。 近くで職務質問されて逃げた男が交通事故に会い瀕死の重症となる。その男は殺された男の鞄と財布を持っていた。家族とか生き方とか考えさせられます。加賀刑事と松宮刑事が粘り強く捜査していくのがいいです。加賀刑事のかっこいい啖呵...
加賀恭一郎第九の事件。胸を刺された男が日本橋の上で息絶えた。 近くで職務質問されて逃げた男が交通事故に会い瀕死の重症となる。その男は殺された男の鞄と財布を持っていた。家族とか生き方とか考えさせられます。加賀刑事と松宮刑事が粘り強く捜査していくのがいいです。加賀刑事のかっこいい啖呵も聞けてますますファンになりました。後半は一気読みでした。2023年9月10日読了。
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久しぶりに東野さんの作品を読みましたがやはり読みやすいですね。 『家族』について考えさせられました。 読み切ったあとは切ない気持ちでいっぱいになりました。
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突然何者かに父を刺された殺された家族。 その犯人は事故に遭い死んだ、、、と思われたが途中から思わぬ展開。 少しの違和感から事件の真相へと導いた加賀恭一シリーズでした。
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加賀恭一郎シリーズを読み進めています。 麒麟の翼は映画化模されているため前々から気になっていた作品です。被害者や容疑者の周りの人の心情を表すのが、秀逸で物語に入り込むことができました。 表面上にはわからない人の心情が進めて読み進めて行くうちに変わっていき、人間らしさが出ていた作品だと感じました。 読んでいる中で感情が揺さぶられます。 真相が見えてきている中でも全く犯人がわかりませんでした笑 まさか同級生だったとは... 次の作品も楽しみです。
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読了したのはかなり前だけど、号泣して読んだ気がする。語られなかった父の思いみたいな話はめっちゃ弱いんだよ。
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終盤、今回の殺人事件を起こした犯人に間接的にしろその選択をさせることになった原因を作った人物に対し、珍しく加賀が怒りを爆発させるシーンが印象的でした。 ただ、前作の「新参者」で描かれた加賀と人形町の人々との人間模様がとても気に入ったただけに、今作は少し淡白にも感じてしまいました...
終盤、今回の殺人事件を起こした犯人に間接的にしろその選択をさせることになった原因を作った人物に対し、珍しく加賀が怒りを爆発させるシーンが印象的でした。 ただ、前作の「新参者」で描かれた加賀と人形町の人々との人間模様がとても気に入ったただけに、今作は少し淡白にも感じてしまいました。
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読み手のミスリードを誘う上手さがあり、現場の刑事の心境と重なります。ただ、真犯人に結びつく伏線があまりなかったのでスッキリ落ちてきませんでした。亡くなった2人の汚名も晴れれば尚良かったんですが、物事都合良くはならないという作者の意図かも知れません。子供の罪に真っ直ぐ向き合えるなら...
読み手のミスリードを誘う上手さがあり、現場の刑事の心境と重なります。ただ、真犯人に結びつく伏線があまりなかったのでスッキリ落ちてきませんでした。亡くなった2人の汚名も晴れれば尚良かったんですが、物事都合良くはならないという作者の意図かも知れません。子供の罪に真っ直ぐ向き合えるなら、労災隠しなんて野暮なことはしないような。加賀が親の法要に後ろ向きなところも違和感感じます。流れるようなストーリーと解決に向かっていく高揚感はたまりません。大好き度❤️❤️
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再読。鳥頭の本領発揮で、途中まで違う人物が犯人だと思っていた…。 今回も、事件とは無関係そうな事柄に引っかかる加賀恭一郎に対し、「?」と思いながら読み進めていくと、他の人たちがつかめなかった事件把握への糸口や手がかりなどが見つかっていく。 新参者だった日本橋も精通の域に達していて、仕事への真摯な思いが感じられる。 ただ、全体的にはすっきりしない印象。嫌いだったお父さんを全面的に信じるようになった経緯は分かったけれど、祭神とか折り紙の色とか麒麟像が象徴するものとか、そちらに多くの紙面が割かれていたため、個人的には、息子や父の心情に入り込めなかった。労災隠しで追い詰められる家族の様子はハラハラしながら読めたのだけど。 また、死にかけている人の鞄を奪うという行動に出るまでの切羽詰まった感があまり読み取れず。これまでよりもさらに、子どもが生まれるのにどういたらいいんだという本人の焦りの様子が見られれば良かったなぁと。説明が苦手という人物像だからこそ事件が違う方向に進みそうになり、加賀恭一郎が活躍するので、仕方ないのかもしれないけれど。 そして松宮君、協力を仰ぐためとはいえ被疑者の彼女に「嫌疑を晴らせるかも」とか言ってはダメでしょう…。
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再読です。 4年前に読んだのにほぼ忘れている。 でも、感動がいっぱいです。 改めて東野圭吾さん凄い! 登場人物ひとりひとりの心情を緻密に描き人間らしさも忘れない東野圭吾さんの作品はまるで人生の教科書みたいで素晴らしい!
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祈りの幕が下りる時をさきに読んでしまったからか、物足りなさを感じた 因果応報とも言える転末だったが、後輩をいじめて無ければ、全ての事件は起こらなかったのに…
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