麒麟の翼 の商品レビュー
被害者家族と加害者家族の苦悩、友情、親子の関係などそれぞれのの感情描写が丁寧で惹き込まれた。やるせないお話だったけど、どの立場の人に対してでも変わらない加賀さんの公平さと温かさが救いだった。
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加賀恭一郎シリーズ、これも良かったです 人情味溢れるキャラが、日本橋という土地にとてもマッチしています 煙たい訳ではないけれど、父親という存在にどう接していいのかわからなかったあの頃を思い出しましたね この話の中の息子もちょうどそんな年頃 子供に対する無償の愛 真っ当に生きてい...
加賀恭一郎シリーズ、これも良かったです 人情味溢れるキャラが、日本橋という土地にとてもマッチしています 煙たい訳ではないけれど、父親という存在にどう接していいのかわからなかったあの頃を思い出しましたね この話の中の息子もちょうどそんな年頃 子供に対する無償の愛 真っ当に生きていって欲しいと強く願う父親の姿に、胸を打たれました 今回も加賀の目の付け所に敬服し、読者も真相に一緒に迫っていけるのがやっぱり面白かったです 刑事である前に人として「間違っている」と、ここぞという時に相手にはっきりものが言えるのも、彼の魅力の一つだと思います 真面目に生きて来たのに悲痛な思いで死んでいった彼らの想いを、遺された者達はしっかり受け止め、明るい未来が来る事を願うばかりです 『麒麟の翼』像、今度しっかり見てみようと思います そして麒麟が羽ばたける様、日本橋上空の青空復活が待ち遠しいです yyさん、オススメありがとうございます♪ 次は順番違ったけれど、hibuさん推し推しの『新参者』、最後にyyさん推し推しの『祈りの幕が下りる時』へ クセになりますわ…( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
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たった今読み終えた。相変わらずの複雑な絡み合いに呆然としていると同時に、やっぱり加賀恭一郎はすごいと感じている。 被害者の息子であり重要人物である悠人と黒沢も話していたが、複雑に絡んだ何か1つでも変わっていれば、勇気があれば、こんなひどいことにならなかったのだろうと思わざるを得な...
たった今読み終えた。相変わらずの複雑な絡み合いに呆然としていると同時に、やっぱり加賀恭一郎はすごいと感じている。 被害者の息子であり重要人物である悠人と黒沢も話していたが、複雑に絡んだ何か1つでも変わっていれば、勇気があれば、こんなひどいことにならなかったのだろうと思わざるを得ない。 それでも前に進もうとしている登場人物全員(香織含め)の未来が明るいことを祈った。
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シリーズの前2作に比べると無理矢理感が強い ふたつの事件が絡み合っているのだが、 そんな接点でいいの?という感じ 労災隠しと数年前の水泳部事故 後者については唐突感も 人形町から日本橋界隈、少し土地勘がある ちょっと歩いてみようかな
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麒麟の翼 東野圭吾 加賀恭一郎シリーズ⑨ ∞----------------------∞ 日本橋署に移ってからの話が結構好きだなと思うのは、情緒ある町の雰囲気と加賀さんの自由度。 今回も相棒は松宮。恭さん呼び禁止令出たのにめっちゃ恭さん言ってる。 死人に口なしって言うけど、正しくそれ。マスコミも怖いね。勝手に犯人像を造り上げてく(一瞬、警察もそうだったけど)。被疑者死亡で片付いてしまわなくて良かった。 父と息子の関係性が意外に良かった。父が自分に伝えるために麒麟像の元へ歩いたって思うと、息子にとっては最期まで自分のことを考えてくれたんだなって感慨深く思うよね。 先生の教えで同じ間違いを2度繰り返してしまった子(犯人)は気の毒だと思いつつ、初めの方で被害者の息子に普通に接してる感じは怖すぎる。 2024/01/05 読了
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「読書が好きでよかった、この本に出会えて良かった」と、心から思えた作品。被害者が日本橋まで歩いた理由と、それを真正面から受け止めて覚悟を決めた被害者の息子に胸がギュッとなった。加賀恭一郎の名言で1冊本が出来そう! 映画の方も観てみたいし、何より日本橋に行ってみたい。
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間違いなく名作。必ず再読しようと思った。ミステリーの領域を超えた、人の胸を打つ、素晴らしいお話だと思った。 タイトルの「麒麟の翼」の意味を知って感動した。 最後に父親が取った行動は、作品への全てのメッセージが込められてると感じた。立派すぎる。強すぎる。号泣した。
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加賀恭一郎シリーズ。 何度も何度も聴き込みをして、徐々に明らかになっていく真相に目が離せませんでした。 出会えて良かった作品です。
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ーー私は、死んでいく人たちを見てきました。何度も。死を間近に迎えた時、人間は本当の心を取り戻します。プライドや意地といったものを捨て、自分の最後の願いと向き合うんです。彼等が発するメッセージを受け止めるのは生きている者の義務です。(25)
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地下道で刺された被害者が、日本橋の麒麟の像まで歩いたのちに死亡。加害者は誰なのか、そしてなぜ歩いたのか?加賀が真相に迫る。 今回も相変わらず加賀の慧眼が光りまくる。着実に真相に迫っていく過程がとても面白い( ˙꒳˙) 序盤のストーリーを読めば、加害者は八島だと誰もが思うはず。そこからジワジワと崩しにかかり、真実を見つけ出す加賀…毎回のことだけど、流石だなぁと。細かいところまで良く見てるなー。 真犯人はまったく予想外。途中から突然ハンドルを切られたように方向性が変わって、そいつか!と驚いた。 ゆっくりと読んだ結果、今回は精読に近い形となった。いつもより人物像やストーリーに濃密さを感じ、感情移入もして、とても楽しい読書だった。 加賀シリーズもあと数冊。残りの作品も楽しみだ( *¯ ꒳¯*)
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