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麒麟の翼 の商品レビュー

4.1

333件のお客様レビュー

  1. 5つ

    98

  2. 4つ

    153

  3. 3つ

    58

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2024/05/16

加賀恭一郎シリーズ第9作。 最近、違う本を読んでいたので、久しぶりに読みました。 読みやすく、どんどん引き込まれ、あっという間に終わりました。 殺された青柳さん、そして犯人とされてる八島。 この2人になにがあったのか、七福神巡りはなんの目的なのか?息子との関係は?と最後までわから...

加賀恭一郎シリーズ第9作。 最近、違う本を読んでいたので、久しぶりに読みました。 読みやすく、どんどん引き込まれ、あっという間に終わりました。 殺された青柳さん、そして犯人とされてる八島。 この2人になにがあったのか、七福神巡りはなんの目的なのか?息子との関係は?と最後までわからずドキドキでしたが、犯人がわかって(ちょっと可哀想でしたが)面白かったです。 加賀さんの父親との関係も絡めてあって、読み応えのある作品でした。

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2024/05/09

加賀恭一郎シリーズの中の1位を更新したかもしれないぐらい良い作品でした。家族関係のお話にはハズレがないですね。 息子に正しいことをして欲しいという父の思いがつまった事件の真相に感動しました。 事件の当事者たちの父子関係だけでなく、加賀自身の父子関係も含まれていていい作品でし...

加賀恭一郎シリーズの中の1位を更新したかもしれないぐらい良い作品でした。家族関係のお話にはハズレがないですね。 息子に正しいことをして欲しいという父の思いがつまった事件の真相に感動しました。 事件の当事者たちの父子関係だけでなく、加賀自身の父子関係も含まれていていい作品でした。

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2024/10/03

加賀恭一郎シリーズは、やはり面白い。 多くのファンがいる本シリーズの中でも評価の高い本作。 今回も加賀刑事の執念深さや熱い思いが、事件の真相を浮かび上がらせた。 加賀恭一郎シリーズの最大の見所は、普段は寡黙な加賀刑事が、犯人や関係者を一喝するところだと思っているが、本作でも健在だ...

加賀恭一郎シリーズは、やはり面白い。 多くのファンがいる本シリーズの中でも評価の高い本作。 今回も加賀刑事の執念深さや熱い思いが、事件の真相を浮かび上がらせた。 加賀恭一郎シリーズの最大の見所は、普段は寡黙な加賀刑事が、犯人や関係者を一喝するところだと思っているが、本作でも健在だった。 加賀刑事とは関係がないかもしれないが、最後の贖罪が、それで本当に十分だったのか。モヤモヤの残る結末となったのは残念だ。

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2024/03/30

嘘をついてはいけない。正しいことをする。 単純で誰もが子供の時から教えられることだけれども、思いがけない何かが起こった時にも貫くためには常に信念として強く思うことが大切なんだと思う。 物語の構成がいつもに増して素晴らしく、最後はジーンと感じなら読み駆け抜けました。オススメです。

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2024/02/29

父と息子の関係を描く小説はこれまでにあまり読んだことがなく新鮮だった。ただ犯人を突き止めるためのサスペンス話ではなく、犯人を探す中で息子の心の変化や父の息子への熱い想いも描かれていてよかった。最後まで犯人が読めずドキドキした。父の死は意味を含んだ死であり、わずかだが報われたと思え...

父と息子の関係を描く小説はこれまでにあまり読んだことがなく新鮮だった。ただ犯人を突き止めるためのサスペンス話ではなく、犯人を探す中で息子の心の変化や父の息子への熱い想いも描かれていてよかった。最後まで犯人が読めずドキドキした。父の死は意味を含んだ死であり、わずかだが報われたと思える結末でよかった。

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2024/02/21

麒麟の翼、素晴らしかったです。 加賀恭一郎シリーズあるあるですが、やはりせつなく悲しいストーリーが展開、そして思いもよらぬ方向からの事件解決への糸口。伏線と回収。。 負と過ちの連鎖、どこかで断ち切れそうで断ち切れない。保身、隠し通す弱い心、家族、友人、非正規雇用などなど様々な要...

麒麟の翼、素晴らしかったです。 加賀恭一郎シリーズあるあるですが、やはりせつなく悲しいストーリーが展開、そして思いもよらぬ方向からの事件解決への糸口。伏線と回収。。 負と過ちの連鎖、どこかで断ち切れそうで断ち切れない。保身、隠し通す弱い心、家族、友人、非正規雇用などなど様々な要因で負が連鎖していく、まさに作中ある通り癌細胞ですね。加賀恭一郎は、見事にその連鎖を断ち切るべく様々な角度から事件解決に挑みます。本当に素晴らしい人です。 日本橋人形町界隈はとても好きな街です。新参者を見て読んで足を運びましたが、本作キッカケにまた散歩に出掛けてみたくなりました。

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2024/02/18

加賀さんシリーズ。 日本橋、麒麟の像がある場所で胸を刺された遺体が見つかる。その人が亡くなった理由と3年前の水難事故との関係性を探っていくところが読んでいて止まらなかった。

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2024/01/24

これを読みたかった為にシリーズ購入した本。 購入した書店がまさかの本書に出てくる本屋さん。 私の第2の地元、日本橋。 麒麟の翼像も目と鼻の先にあるから見に行こう。 聖地巡礼したくなった。 月に1度殺害現場も通ってたことに驚きで、その現場から麒麟の翼像までの道のりも良く知ってる。 ...

これを読みたかった為にシリーズ購入した本。 購入した書店がまさかの本書に出てくる本屋さん。 私の第2の地元、日本橋。 麒麟の翼像も目と鼻の先にあるから見に行こう。 聖地巡礼したくなった。 月に1度殺害現場も通ってたことに驚きで、その現場から麒麟の翼像までの道のりも良く知ってる。 すっかり自分がこの物語の中にいる感覚。 最高に楽しめました。 星10個です。

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2024/01/23

加賀恭一郎シリーズの第9作。 交わってくる糸、全てが複雑に絡まっていて凄く読み応えのある作品だと感じた。 こちらの作品も数年前にドラマで見た事があるのだが内容を完全に忘れている。今回に関しては新鮮味が何故かあり、初見みたいに純粋に物語を楽しむ事ができた。 作品は前作同様、日本...

加賀恭一郎シリーズの第9作。 交わってくる糸、全てが複雑に絡まっていて凄く読み応えのある作品だと感じた。 こちらの作品も数年前にドラマで見た事があるのだが内容を完全に忘れている。今回に関しては新鮮味が何故かあり、初見みたいに純粋に物語を楽しむ事ができた。 作品は前作同様、日本橋界隈が舞台。日本橋の橋にかかる「麒麟像」。数年前にこちらの像についてのドキュメンタリー番組をテレビで見て、像の作者が「起点の日本橋から飛び立つイメージ」という思いで翼をつけたっていう話も思い出しながら読んだ。 作品はその逸話に寄り添う様に進んで行く。幸せを運ぶ霊獣「麒麟」、その翼に焦点を当て人間としてのモラルと道徳心をもその翼にのせ羽ばたいていくような、過ちの先にある希望をみせてくれるような物語だった。 加賀本人が関係者や遺族に対し、身近な人間の死を乗り越えて幸せへと導いてくれる「麒麟」そのものにも見えた。 帯には「未来」と銘打たれていたが、納得。そして「光明」という言葉も頭を過る。 たくさんの偶然や嘘や真相の隠蔽等が絡む作品だからこそ屈折し、事件の解明が進むにつれて照らされた真実が「光明」と思わせるのだろうと感じた。 そして作者の力量に感服している。 タイトルのセンス、内容の奥深さ、繊細な描写、引き付けられる構成力、登場人物の持つ光と影、全てにおいて郡を抜いていると感じる。 人気作家の第一任者と評されているのも同意。素晴らしすぎる。 ミステリーとして引き込まれて行く感覚と共に、人としての道徳心も煽られるような加賀恭一郎シリーズ。 読み応え満点。 次作「祈りの幕が下りる時」も期待。

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2024/02/24

やっぱ加賀さん大好きだ! 大人は子どもに正しいことを教えなくちゃいけない! その場しのぎは良くない その時は良かったかもしれないけど、やっぱり結局、正直に話さなかったことで、一生苦しむことになるから ウソが起こらなくてもいい事が次々と起こる 世の中って人間のウソで起きてる何かで...

やっぱ加賀さん大好きだ! 大人は子どもに正しいことを教えなくちゃいけない! その場しのぎは良くない その時は良かったかもしれないけど、やっぱり結局、正直に話さなかったことで、一生苦しむことになるから ウソが起こらなくてもいい事が次々と起こる 世の中って人間のウソで起きてる何かで溢れかえってるんだろうなぁ

Posted byブクログ