麒麟の翼 の商品レビュー
個人的にとても好きな話。最初はあまり盛り上がりがない感じだけど、後半一気にいろんなことがわかってく感じが好き
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さすが東野圭吾さんの加賀さんシリーズ。爽快な事件解決。しかし、彼の粘り強い捜査や人情味あふれる人々とのかかわりに心を打たれる。
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親父さんの思いは凄いと思います。この辺りの感動ストーリーは良いのですが、巻き込まれた人の無理矢理感は今ひとつかな(^_^;)
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親が子供にもっとも与えるべきことは、自分の力で生き抜く力だ。自分から逃げずに、できるだけ正しく生きようとする力だ。生きることは時としてつらい、それでも前を向いて生きよと。
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14/7/28 既読 久しぶりに本読んだ。さまよう刃以来かな?加賀恭一郎シリーズは初。事件がどんどん明らかになっていくにつれ、ページを捲る手が止まらなかった。作者がこの本を通じて伝えたかったことは、罪は隠さず償うことの大切さと「愛」かな…?殺された青柳さんはすごく正義感が強くて曲がったことが嫌い、でも不器用で子供たちや妻との接し方がわからない、そんな父親。最後まで読んで、息子のこと誰よりも愛してたんだなって思った。この物語の中でのもうひとつの愛は香織さん。世の中のみんなが犯人は八島だと思ってる中で、信じ続けるってすごいことだと思う。時に信じた通りなのかもしれないし、裏切られた結果になるかもしれない。それでも信じ続けることが「愛」なのかな。 最後に残った疑問は結局青柳さんは労災隠しをしたのかどうか。そこがはっきりしなかったので欲しく☆3
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加賀シリーズ9作目、『麒麟の翼』を読了。舞台は前作『新参者』に続き日本橋。 親子愛をテーマとした傑作。本作を読む前に、前作『新参者』と、前前作『赤い指』を読んでおくことをおススメしたい。 加賀恭一郎と従弟の松宮脩平コンビでの捜査が如何にも刑事らしい。防犯カメラや指紋など、基本...
加賀シリーズ9作目、『麒麟の翼』を読了。舞台は前作『新参者』に続き日本橋。 親子愛をテーマとした傑作。本作を読む前に、前作『新参者』と、前前作『赤い指』を読んでおくことをおススメしたい。 加賀恭一郎と従弟の松宮脩平コンビでの捜査が如何にも刑事らしい。防犯カメラや指紋など、基本中の基本はやはり大事である。今までどおり一つひとつの謎を着実に解いていく捜査は加賀シリーズらしさが感じられた。 本作は家族愛や親子愛が描かれているが、人間の醜さも描かれている。被害者が殺された動機に過去の復讐による可能性が出てきた途端、マスコミはそれがさも真実であるように報道し、テレビのコメンテーターは一転して掌を返す。ネット上でも「殺されても仕方ない」などという言葉が飛び交う。そして、直接的な被害者家族に対するイジメや嫌がらせへと発展する。読んでいて少々辛かった。 滅多に怒りの感情を出すことのない加賀だが、ストーリー終盤で登場人物の一人に激昂する場面がある。このシーンでの加賀のセリフは小説に限った事ではなく、現実においても大切な事だと誰もが知らなければならないと感じた。過去に加賀が教師をしていたことにも少なからず関係があるのだろう。 結末自体にはさほど意外性は無かった。しかし本格ミステリのようなどんでん返しを期待するのは野暮である。東野作品でそれらを読みたければ、初期の作品を読むといい。 読後感はだいぶ良かった。結局どうなったのか分からない人物もいたのだが、そこは読者に想像の余地を残してくれたと考えることも出来る。 P.S. 2011年3月に発生した東日本大震災に際して、本書ハードカバー版の増刷分の印税を救援金として寄付されたということです。被災者の一人として、本当にありがたいことです。
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今作もおもしろく一気に読んでしまったけど、読み終わってみるとなんだか刺激が足りなかったような気もする。
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馴染みのある人形町が舞台で、読みながら「あの場所!」と思うところがいくつもでてきた。 ストーリーの緻密さと真相のどんでん返しは期待を裏切らないクオリティ。人間の弱さ・強さ・切なさがつまった人間ドラマにも心を打たれた。父と息子のつながり、息子の再生、感じさせられるものがたくさんあっ...
馴染みのある人形町が舞台で、読みながら「あの場所!」と思うところがいくつもでてきた。 ストーリーの緻密さと真相のどんでん返しは期待を裏切らないクオリティ。人間の弱さ・強さ・切なさがつまった人間ドラマにも心を打たれた。父と息子のつながり、息子の再生、感じさせられるものがたくさんあった。読後感もすっきり。
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加賀刑事ものの今まで読んだものは、結構前半たんたんと進むものが多かったけど、これは最初から展開が多いのも面白かった!終わりもまさかの方が犯人で・・・
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男は胸を刺されているのにもかかわらず、ふらふらと交番の横を通り、日本橋の麒麟像までたどり着き、絶命した。なぜそこまで行ったのか。ダイイングメッセージである。誰に、何を。 犯人らしき男が隠れているところを発見されるが・・・ トリックを解き、犯人を当てるという「本格推理小説の掟」...
男は胸を刺されているのにもかかわらず、ふらふらと交番の横を通り、日本橋の麒麟像までたどり着き、絶命した。なぜそこまで行ったのか。ダイイングメッセージである。誰に、何を。 犯人らしき男が隠れているところを発見されるが・・・ トリックを解き、犯人を当てるという「本格推理小説の掟」からすると、決して名作ではない。その理由は・・・ネタバレになるので割愛。 加賀は言う「人は誰でも過ちを犯す。大事なことは、そのこととどう向き合うかだ。逃げたり目をそらせたりしていては、また同じ間違いをする」 さすが元教師。 ただし、なぜ「麒麟の翼」だったのかという謎が明かされるあたりの展開はさすがだ。
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